トダ(@_t0da_)さんの人気ツイート(古い順)

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「あー似たようなの俺も何度か見たことあるな」 本物のムニエルは言う 「ホントかねピカタ君!」 「ムニエルです」 「知ってる奴の時もあれば知らない顔の時もある 大体外に連れ出したがる」 「ただ一度だけ 入っていいかと聞かれた」 「勿論断ったさ でも了承したら どうなってたんだろうな 俺達」
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夜、マイルームにジャンヌが 「寂しくなりまして」 意外と思いつつ一緒に寝た その日から1騎来るように マルタも三蔵も 皆寂しがり屋だな ある夜中目が醒めるとゲオルギウスの声 「いけません」 「…頂戴」 「なりません」 「寄越せ」 「去りなさい」 「…毎夜毎夜忌々しい」 怖くなり耳を塞いで寝た
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7日目の夜が明けた時 「もう大丈夫です」 天草は微笑んだ レイシフト先で厄介なものに目をつけられていたらしい 「皆が手こずるって相当だよね」 「はい、我々の信仰の外のものでした故 説得に時間が」 「しかし謝らなくてはなりません」 頭を触ると髪が半分の長さに 「それでようやく手打ちでした」
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迷った所を子供達が助けてくれた 喜んでついて行くが、ナイチンゲールがおかしい 彼らの泥と傷だらけの手足を無視 「調子悪い?」 「…それはあなたの方です どうやら目を負傷している」 「アレが人間に見えますか 人の形すらしていません」 子供達は振り返って笑う 「厄介だなあ バーサーカーは」
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小船で河を渡っていた 私と五騎 「1人邪魔なのがいる」 「叩き出せ」 いきなり落とされ櫂で打たれ 力尽き水の底へ 絆上限の五騎なのに 「どうして…」 「意識戻りました!」 目が醒めた 強敵に襲われ全滅 私は何日か生死を彷徨ったらしい 沈む瞬間に聞こえた言葉を思い出す 「まだ来るな、マスター」
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森を抜けらなくなった 同じ道を堂々巡り 途方に暮れてると 「おい、右手見せろ」 とお竜さん 手の甲に変な形の傷があった 「山の主にしるし付けられてるぞ、全く」 それを舌でベロリと舐めた後叫んだ 「おい!こいつはお竜さんのおやつだ 手ェ付けるならお前から食うぞ!」 その後すぐに街に出られた
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「でかい猿だったぞ」 「…山の主のこと?」 「うんと年寄りのな まあお竜さんに比べたら若造の若造だ」 「だけどアイツ イゾー未満のクソザコの癖にタチが悪い 人間、それも子供を50は食ってるな」 恐怖に震えてると 「ダイジョーブだ さっきお竜さんが食ってきた あー不味かった」 え、え、
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その日は銀箱金箱が落ちまくった ホクホクで帰ろうとすると 「マスター。手にしたものは全て置いて帰りましょう?」 ケツァルコアトルが苦い顔で言う 「え!?」 「…生贄はご馳走と財宝に囲まれながら心臓を取り出されるのデス」 「気付かない?血の臭い きっとここは祭壇ね」 全部ほっぽりだし帰った
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無事帰れたが思い返すと確かに不自然だった 敵が異様に弱かった 「まるで、ころされる為にきたみたい…」 落ちたアイテムもそうだ 小さなドラゴンから逆鱗 狼から混沌の爪が落ちた 極め付けは礼装を脱いだ時 左胸に薄い切り傷があり血が滲んでいた 「あのまま帰ったらしんでたんだな」 その時確信した
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中学の時肝試しで霊に憑かれた ニタニタ笑う長い髪の女 お祓いも効かず大変だった カルデアに来てから見なかったけど、一度だけ夜見た ボロボロで 「ごめんなさい…助けて」って泣いてた そしたらいきなりジャックが 「こんなとこいた!」 って髪の毛引っ掴んでどっかいった それっきり二度と見てない
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皆が言い争ってる 私の髪、ショートかロングどっちがいいかって 照れちゃうな 気になるけど マシュは「聞かない方がいい」って! 部屋に戻ろ 「短いと身代わりに足りない」 「長いと後ろ髪を引かれる」 「短くして切った毛を保管」 「ダメだ鮮度が落ちる」 「…先輩が思ってる様な話ではないのです」
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「お願い所長!パンケーキの作り方教えて!」 ?確かにムジーク家仕込みは最高だが… 「マシュが、所長のを皆がおいしそーに食べるから きっとあれが世界一です いつか作れるようになりたいって…」 「だから私…先輩として」 「…いっておくが厳しい道だぞ?」 「イエッサー!」 料理教室が始まった
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爆風で意識を失った 「…マシュ!」 沢山の子供が呼ぶ 「僕たち恨んでない 悲しくも それを知る前にしんだ」 ああ、彼らは実験の 「でもマシュのおかげで空を見られた やりたいこともマシュを通して知った」 「怪我、代わってあげる だから行って」 「マシュ 僕らの希望」 起きた後涙が止まらなかった
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坂本さんと一緒に戦い、負けた 令呪もない 「ごめん、皆…」 笑って近づく敵が怯んだ 前に誰かいる さっき坂本さんが宝具を撃って消滅した筈の お竜さん 「違う!コイツあのライダーの宝具じゃ」 「ガアアッ!」 「ぎゃあ」「ぎっ」 銃声が止み静かになった どこかのお竜さんに助けられ取り憑かれる話
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その後援軍が到着したとき 敵は全員しんでいた 首を絞められていた 首と口の中には髪の毛が巻きついていたらしい その「お竜さん」は味方にも襲いかかり 結構な損害を受けたという 「なんなんじゃアイツ!神性が半分以下にさがっとった!どおりで通らんわけじゃ!」 信長は傷だらけでボヤいた
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しかも倒れず消えたという カルデアベースに戻ると 坂本さんの隣にはいつものお竜さんがいた 不機嫌そうにくるくる回っていた 「お竜さんじゃないお竜さんがリョーマとお前を助けた 」 「いや お竜さんなのは形だけだ 変なやつだ」 ひとしきり回り終わった後俺に向かって 「お前気をつけろ 生臭いぞ」
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その日から、毎夜来た ベッドに座りこちらをみている 息苦しくて目が醒めると 首に髪の毛が巻きついているのだ 「うーん、とりころされかけてるねぇ!」 「しかし不思議だ、なぜライダーの方に行かずマスターに?」 「じゃあ話を聞いてみるといい、どうやら彼には彼女が違う風にみえたようだからさ」
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「調子は…良くないみたいだね」 坂本さんは眉を下げた 「君や他のサーヴァント達はお竜さんに見えていたようだけど 僕は違った 長い永い付き合いだからね」 「知らない女性だったよ 長い髪だったけど茶髪、小柄で目の大きい」 特徴に合う人を1人だけ知っていた 人理修復途中でなくなった 女性の職員
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「君が…君が心配よ」 よく気にかけてくれる人だった 北米で大怪我した時も自分のことのように悲しみ、怒る 優しい人 心身共に病みついて、細くなって 「君を…残してしぬのが心配 それが一番の心残り」 そうしてしんでいった 夜中の影が言っていたのを思い出した 「もう置いていかないから…」
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福袋でアビゲイルが来た 初召喚だし嬉しい でもマシュ達は怪訝な顔 敵対した時もあったけど、仲良くしなきゃ 「…先輩 よく考えてみて下さい 我々が引いたのは 四騎士 の方でしたよね?」 急いで見にいくと 部屋には書きかけの魔法陣と 本来召喚したキャスターの 引き裂かれた抜け殻が転がっていた
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悲鳴があがる 駆けつけるとバーサーカーが天井から吊られていた 「まずい…入り込まれている!」 「誰かに憑依してる筈だ!探し出せ!」 サーヴァントと職員が集められたが見つからない 「あいつじゃないか?」「いや、あいつだ」 「怪しいぞ、吊っちまえ」 「…もう、手遅れね」 スキル 魔女裁判
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「着地は任せて下さい」 「分かった」 皆でビルから飛び降りた ひゅるると地面が近づく どんどん近くに でも誰も抱えてくれない見渡す 誰もいない!何で! このままじゃ たすけ たすけて 「マスター!」 間一髪の所を救出された 皆慌ててた 屋上で会議をしてたら俺がいきなり飛び降りたと言う 独りで
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「はやくいきましょう」 「皆待っています」 「はやく」「はやく」 「着地は任せて下さい、皆先におります故」 「さあ、ともにいきましょう」 死霊の敵が多発している場所だった そして俺は見ていた 地面に叩きつけられそうな所まで落ちたときに そこで待ち構えていた大勢の笑顔 「はやく!」
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誰もいない廊下から声 「寒い」「寒い」 眠れなかった ある夜、いつもと違う声 「大丈夫、すぐ毛布と治療を」 「ありがとう ありがとう」 声は止んだ 翌日ムニエルが語った ナイチンゲールが暗闇に話しかけ、彼女の後を足のない職員達がついていったと 「あいつら、カルデアからここまで来てたんだな」
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すぐに婦長にお礼を言いにいった 「何のことでしょう、私はただ苦しむ患者を治療しただけ」 「それより!あなた睡眠不足や肥満が改善されてませんね、治療します」 「ヒィ!」 悲鳴をあげるムニエルをよそに俺は婦長の背後を見た 誰も見えなかった でもいたんだね 「怖がってごめん、どうか安らかに」