トダ(@_t0da_)さんの人気ツイート(古い順)

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「あはは!体が軽い!」 「魂だけですからな!そうれあちらの光の所までご案内いたします」 「どうせ道満は直前で帰るんでしょ」 「ギクっ」 「あははっ!あーもうカルデアにいた時のこと思い出す!」 「懐かしいですなあ」 …… ピーーーーーーー 動かなくなった藤丸立香の口元は、笑っていた
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立香おばあちゃんはよく冒険の話を 「認知症の妄想だ、若い時はそんな話聞かなかった」 パパとママはいう でも僕は嘘じゃないと思う だっておばあちゃんが危篤になった時 不思議な人たちが現れた 背の高い着物の男の人 角の生えた女の人 冒険話で出てきた人が迎えにきてた 『お疲れ様、マスター』
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その人達は僕を呼んで言った 「この方は我々が連れて行きます、ちゃんと天国行きですからご安心ください」 パパとママには見えなくて、信じてもらえなかった でも多分本当だよ だって言われたんだ 「もし『聖杯戦争』というものに巻き込まれたら、呼んでくだされ 藤丸立香の孫なら、飛んで参ります」
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藤丸立香の遺言 「私が死んだら必ず燃やして」 大量のぬいぐるみ、ブレスレット、変な紙、箱 プレゼントだろう ゴミに出すのも忍びなくお寺にお焚き上げを頼んだ が 断られた 「1つ1つが凄まじい力を持っています、お焚き上げなどできません」 だから家に置いてある …ぬいぐるみ、時々動く気がする
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ある時お金に困ったお父さんがブレスレットを売ったら高熱を出し寝込んで 治らなく買い戻した ラピスラズリ?らしい しかも遺言には続きが 「もし邪魔が入って燃やしたり手放したりができない場合は孫の〇〇(私)に相続させる事」 なんか私、昔からの変な事できるし 巻き込まれ体質だし、心配だなあ
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退去時 「旦那はん心配やわあ」 酒呑童子は口を開け 自分の牙を1本引き抜いた 「はい、お守り」 血塗れの口で笑うので拒否できず受け取る その後危険な心霊スポットに連れてかれても無事 「お守りのおかげ?」 ただ欠点が バチッ! 酒呑童子を祀る以外の お寺や神社に入れなくなったのだ 『鬼は外』
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一度危ない目にあった もう少しで取り憑かれる!という時 「ああ、酒呑童子さまの物でしたか 失礼いたしました、お許しを」 怪異は消えた 「唾つける、ならぬ牙つける、かあ…」 … 駅で占いのおばあさんに 「あんた!鬼か神様かとんでもないもん引きつれとるよ!」 「あはは、知ってます、よーく」
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立香じいちゃんが危篤 慌てて病院に 病室から声 「…大往生大義であった」 開けると 金髪赤い服の女の子 俺を見て 「ふふ…そっくりだな」 「…誰ですか」 「余は藤丸立香の隠し子ドラコー!」 「いや違うから!」 意識ない筈のじいちゃんが突っ込み 気づくと少女は消え、じいちゃんは亡くなっていた
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じいちゃんは昔から不思議だった 沢山体に傷があったのに理由は教えてくれなかった 父さん母さんも知らない 俺が昔滑り台のてっぺんから落ちた時も 「危ない!」とかじゃなくて 「着地任せた!」って言ったらしい そしたら俺は無傷だった (確かにあの時、誰かに抱えられた感触があったんだよな)
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近所のばーちゃん、藤丸立香は変 結婚せず独りで変な話ばっかり 「関わるな」ってママは言うけど、近所の子は皆ばーちゃん家行ってた 「アルゴノーツの話聞かせて!」 「えんたくの話がいい」 …… 「ばーちゃん独りで寂しくないの?」 「…見えない友達に守って貰ってるから平気なの」 「やっぱ変だ」
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「マスター、我々に操を立てる必要はない、誰かと…」 「いいの!結婚だけが幸せじゃないでしょ!私は皆に色々貰ったからね、私の人生貴方たちにあげる」 …… 「マスター、あまりカルデアの話をすると危ないのでは」 「いいのよ、こんなばーちゃんの話大人は間に受けないから」 「変わりませんなあ」
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藤丸立香は一騎のサーヴァントと生涯を共に 「隣はお兄さん?」 … 「彼氏さんですか?」 「旦那さん?」 「お子さん?」 段々歳をとる藤丸と歳を取らない一騎はバレぬよう引越しを繰り返した … 「お孫さん?」 「孫ですか、あなたも歳をとりましたな」 「道満が変わんないだけ!」 『共に生きる』
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「私は隣に越してきた藤丸です、こちらは孫です」 「よろしくお願いいたします!」 「藤丸さんの家、不思議だよねー」 「なんで?」 「だって孫とおばあちゃんの二人暮らしでしょ?親はどうしたんだろう それにさ 買い物とか散歩で見かけるけど 喋り方が孫と祖母じゃないの 何ていうか、相棒みたい」
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天涯孤独の藤丸立香の葬儀は行われない筈だった しかし友人という長身着物の男が大金を 「盛大にお願い致します」 通夜には大勢が来た 金髪の男女や子ども達 「海外の友達が多かったのね」 近所は噂した しかし翌日の火葬の時、遺体と友人は忽然と消えた 『この方の体も魂も、全て我らが連れて行く』
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「あれ、ここどこ?」 「お目覚めですか!マスター どこに行くかお決めくだされ!」 「同盟者、共に参りましょう!」 「疲れたろう?まず話をしようじゃないか」 「朝餉を用意したので来るでち!」 「わ、私の冥界に来るのだわ!」 「「「「こうなったら魂を分割して」」」」 「出来るかーーー!」
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近所に不思議な家が お婆さんと女の人の二人暮らし 車椅子に乗せてよく散歩 「お母様の介護、大変ね」 「いえ、これは私の娘です」 「!?…」 … 「血繋がってないらしい」 「嫁さんが義母の介護で精神を…」 … でも僕知ってる 黒髪の女の人が嬉しそうにお婆さんの面倒を見てる事 『藤丸立香の母』
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「…ありがとおねえ、らいこう」 「いえ!何年経っても母は母、娘は娘です!」 本当はティアマトや茶々も来ようと熱望していたのだが、不自然すぎるため来られなかった 「みんなげんきかなあ」 「ええ、皆あちらでマスターを待っておりますよ…あの忌々しい虫共も でもこの時間は私頼光のものです」
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Q.これらの物語ではどうして契約が終わったのにサーヴァントがいつまでもいるんですか? A.わかりません、私がそうであってほしいと思っているからです
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認知症の進んだ藤丸は施設へ 家族は放置だったが 度々面会者が 「あなた誰?」 「道満です」 「…誰?」 「道満です」 …… 「甲斐甲斐しいね」 「若いけど、友達らしいよ」 藤丸が危なくても家族は来ず 「友達」が側に 藤丸が目を見開き手を握る 「道満…道満だね」 「!そうです、マイマスター」
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「あなたのご家族、殺しても?」 「いやダメだよ!道満は極端! 施設も入れてくれたし、面倒見て貰ったよ」 「財産狙いでございます」 「それでもだめ!」 「ムムッ、こんなことならさっさと殺してマスターの後見人になっておけばよかった」 「また悪い事考えてる!でもありがと 手出さないでくれて」
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藤丸立香の両親は新興宗教にズブズブ 多額の寄付で貧乏に 服や食べ物も買えず でもある時、別の新興宗教に鞍替え 信者も優しく、特に「教祖」の女性は立香を可愛がり、好きだった 学校も行けてカルデアに 「霊基パターン、アルターエゴ!」 現れたサーヴァントに立香は驚愕した 「キアラさま…」
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皆優しかった お母さんもお父さんも笑ってた でもそうだ、何で忘れてたんだろう 見たじゃないか お父さんが「キアラさま」としてたことを… 「うっ、おえええええ!!!」 立香は嘔吐した 「あらあら可愛らしいマスター?大丈夫ですか?あの頃より体つきも良くなりましたね、また会えて嬉しいです」
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小学生の頃、「とおりま」が出る為外遊び禁止だった ある日夕暮れに刃物男 「たすけて…」 その時 着物の男の人が刀を抜き前に 「ちゃんばら!」 「立香!さっさ家帰れいいゆーのに!」 慌てて走る (ふしぎな言葉…) … 「わしゃ護衛はしくじらん お初にお目にかかりますぅ」 『通り魔VS人斬り』
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「昨日〇〇市で男性が刃物で切られ殺害されました、男性も刃物を所持しており、警察は通り魔事件との関係を…」 (もしかして、ちゃんばらのひとが「とおりま」だったの!?) …… 「って昔思ってたなあ」 「なんじゃあ、酷いいわれようじゃ!」 「今は分かるよ、守ってくれてありがとね以蔵さん」
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そのサーヴァントは本来聖杯戦争では召喚されない しかしどんな時も召喚に応え、勝利した 「聖杯が欲しいか?」 「いいえ、拙僧が欲しいのは…」 ザシュ 魔術師を殺した 「触媒にて! 指、目、内臓…大分揃いましたな 必ず生き返らせて差し上げます、マスター藤丸立香、絶対、絶対絶対に!」 『狂気』