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中学の時肝試しで霊に憑かれた
ニタニタ笑う長髪の女
お祓いも効かず
カルデアに来てから見てなかったけど
一度だけボロボロで
「ごめんなさい…助けて」
って泣いてた
そしたらいきなりジャックが
「こんなとこいた!」
って髪の毛引っ掴んでどっかいった
それっきり二度と見てない
『悪霊対決』
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レイシフト先で子供からお守りを貰った
キメラやヒュドラに沢山あうも無事帰還
「お守りのおかげかな!」
ところが道満がそれを見るや取り上げ引き裂いた
「何てことを!」
「…はぁ、拙僧のマスターながらお人好しが過ぎますな
どうして大量のエネミーに遭遇したと?
これは生贄の目印にございます」
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「まったく、そもそもお守りなぞ、拙僧がいくらでも作って差し上げます!
今度から知らぬ者から不用意に念のこもっていそうな物は受け取らぬこと!分かりましたな!」
(知らない人から物貰っちゃいけませんって怒ってるお母さんみたい…)
「何かおっしゃいましたかな!?」
「イイエナニモ」
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「あ、道満宝具5なんだ!」
フレンドが言う
「ねぇ、頂戴?」
「…!?出来るわけない」
「出来るよ!だって…
私達は同じ藤丸立香じゃないか」
瞬間、道満がフレンドの首を切り落とした
「…相手も藤丸立香なのに容赦ないね」
「ご安心を、拙僧は『藤丸立香』ではなくあなたに仕えているのです」
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#FGO
「なんかFGO虚無期間長いし飽きたなー」
アンストしようとすると
「お待ちくだされ」
夜道から声
「それでは残されたマスターとサーヴァントがあまりにも不憫、考え直してはいただけませんかな?マスターを操作する「あなた」?」
『道満がFGOアンストを引き止める話』
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人が怒られてたり、恥をかいたりするシーンが苦手だったり
電車の中で赤ちゃんが泣いてると、泣き声は平気なのに「誰か文句を言うんじゃないか」と不必要な不安に駆られたり
人が不機嫌だとなぜか無意味に機嫌を取ろうとしてしまったり
そういう生きづらさを持ってるみんなー!!!
仲間です
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子どもの頃テレビで過激なシーン(グロ、暴言など)があると
わざと大声をだして親の注意をそらせようとしたり
外食で親に言われてもいないのに勝手に値段を気にして、安いのを注文してたみんなーー!!!
みんなも仲間です
生き残りましょうね
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カルデアに戻ったら突如罵倒され叩かれた
「出てけ!」
「出てって下さい!」
マシュも泣きながら叩く
「…どうして?」
「あなたはここにいてはいけません!」
…私だって藤丸立香だったのに…
「いいえ、ここはあなたのカルデアではないです!先輩の体から、出て行って!」
『藤丸六香の乗っ取り』
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敵の攻撃で負傷
サーヴァントも壊滅
「ごめん、皆…
でも、まだ負けない
そこにいるでしょ、流れた血、全部あげる
だから勝って、私のアサシン」
酒呑童子が起き上がりマスターの血を啜る
「その言葉も血も、甘いわあ
たぎるわぁ
鬼の戦い方、みせたるさかい
覚悟しいや!」
『私の不敗のアサシン』
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酒呑童子が好きな職員
彼女に物を渡そうとすると断られた
「私が嫌いですか?」
「そうやない、前にもよう物渡してきた細いのがいて、カルデア襲撃で死んだんや
その時思うた
ああ、なら早よ食っとけばよかったって
だからいま物貰うたら
あんたはんのこと食うてまう
だから断るんや」
『鬼の礼』
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#FGO
ヴァン ゴッホ
題名
『海に咲く向日葵』
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サポートに道満しか置かないフレンド
「どうして?」
「うち道満しかいないんだよね!
職員みんな冷たくて、嫌で
最初に召喚出来たのが道満でさ、そしたら皆殺してくれた!今は職員もみんな式神なんだ、別に問題ないし
マシュも戦わなくていいし、サイコーだよ!」
「…そうなんだ」
『2人の楽園』
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下総がトラウマで酒呑童子を召喚しない藤丸
苛立った酒呑好きの職員
石を盗み見事召喚した
「あら?あんたはんがうちのマスター?」
「そうだ、俺が呼んだんだ!」
「あっそう」
酒呑は職員の首を刎ねた
「うち、あんたはんの妾になるんやのうて、人理守るために来たんや
鬼にも鬼の道理があるんよ」
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「うち、結構料理得意なんよ!」
酒呑童子が珍しく台所に
作ったのは刺身とユッケに叩き
「美味しい!」「美味しいです!」
喜ぶ藤丸とマシュ
「これ、何の肉?ドラゴン?それともキメラ?」
酒呑童子は嬉しそうに言う
「さっき新宿行って捕まえてきた
チンピラ」
藤丸とマシュは嘔吐した
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そこの藤丸立香は、笑わない
戦いの初期で片目と片腕を失った
召喚された道満
「拙僧の呪符と式神で代わりを作りましょうぞ」
……
「藤丸アーイズ!」
目からビーム
「藤丸パーンチ」
ロケットパンチ
「敵倒せるじゃん!凄い!」
「お気に召されましたかな」
「うん、道満ってばサイコー!あはは!」
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「道満は凄いんだ!」
藤丸立香はマシュに語る
「父さん母さんを式神に降ろしてってお願いしたら本当にやってくれた!
言動も行動も間違いない!本当の霊を降ろしてくれたんだ!」
マシュは道満に尋ねた
「あぁ、マスターのご両親?降ろすなど、勿論不可能
あれは拙僧がそれらしく操ってるだけです」
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負けて気絶
目覚めると暗い
「冥土?」
側には道満
「道満、地獄一緒に行ってくれる?」
「そう思いましたが辞めました
お前のような足手纏いはいらぬ、とっとと消えよ!」
……
「意識戻りました!」
必死なマシュの声
生死の境を彷徨ってたらしい
道満は消え部屋には手紙
「地獄は独りで参ります」
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「本当は阿鼻地獄でもどこでもお供するつもりでしたが、既に地獄のような道のりは経験済み、拙僧独りで十分ですな」
「さあてこれより大暴れ!閻魔大王殿に地獄をさっさと追放して貰いカルデアに帰りましょうぞ!
しんみりいたしましたかな?結構結構
しかし拙僧そこまで殊勝ではございません!」
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「爪を一欠片頂けませんか?」
「やだ!道満絶対悪いことに使うもん!」
「いえいえ!これは魔除け
マスターそっくりの式神で、邪なる者を誘い滅するものにて」
敵を退治する為なら、と好きにさせた
翌朝、男性職員の変死体
自室で真っ裸
側には爪が一欠片
「邪な想いを抱いていたんでしょうなあ」
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「止まりなさい!」
ナイチンゲールがジャックを呼び止める
「なに?…このにおい
あなたお医者さん?」
「看護師です、治療開始!」
「へぇ!わたしたちになにする気?」
一触即発
しかし婦長はジャックを抱え頭を撫でた
「これが治療?」
「「あなた達」にはこれが必要です」
「あは!へんなの!」
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カルデアが1日をループするように
レイシフトも不可能
原因は探したが不明
皆パニックになったが段々落ち着く
「平和だし、このままでいいかも」
藤丸立香が呟いた瞬間アナウンス
「この世界は剪定事象からこぼれ落ちました
停滞を良しとする者は、藤丸立香ではない からです」
『藤丸立香の資格』
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マシュが職員を殺してしまった
藤丸を部屋に無理矢理連れ込もうとした職員を突き飛ばしたら頭を打ったのだ
「どうしましょう私、私!」
「大丈夫だ、私たちが殺した事にしてくれ!」
サーヴァントは皆庇った
「それより記録を抹消するか?最初からいない事にするとか」
他の職員は言った
『隠蔽工作』
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先輩は時々、数時間意識を失う
それは大抵午後1時頃から、6時まで、たまに時間になっても目を覚さなく
その時は皆大慌て
「原因が思い当たらないんだよねえ、夢の中で特異点に、というわけでもないし」
今日も先輩は1時から目を覚さない
6時に目を開けることを、祈るばかりです
『メンテナンス』
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藤丸立香の日記
「カルデアにゾンビウイルスが
無事なのはマシュと俺だけ
所長やムニエルは鎖に繋いだ」
「マシュが熱を出した」
「マシュが発症した ベッドに固定」
「食べ物が尽きた
感染した職員を食べる
大丈夫、俺はかんせんしない」
「いつかもにもどるそだよね?」
日記はここで途絶えた
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レイシフトで怪我
心配かけるの嫌で隠してるとオベロンに会った
「やぁマスター、無事に戻ったんだね!」
「…うん、ありがとうオベロ
バコッ
顔を思い切り殴られた
「これで無能な奴らも気づくだろうさ、見ためもばっちり怪我人だからね!
さっさと医務室に行けってんだよクソヤロウ」
『不器用』