トダ(@_t0da_)さんの人気ツイート(新しい順)

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「年末、実家に帰ろうと思うんだ」 マスターは突然言い出した 「え、先輩それは」 「お土産買ってくるよ」 そういい姿を消した 勿論消えてなどおらず シュミレーターの 新宿のマンションの1室 コロラトゥーラ達と一緒にいた 「ガキ使面白かったなー 駅伝も見ないと!」 テレビ画面はずっと砂嵐だった
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怖い女に追われる夢を見て目覚める 体が動かない 金縛りだ 胸が苦しい 暗闇に目を凝らすとジャックが乗っていた 「重いよ…」 彼女達はニッと笑って 「おやすみ、おかあさん」 と残して去った 目の端で追うと彼女の刃から血が、ぽたりと落ちた 「やっつけてくれたのか…」 悪夢も見ずに朝まで眠った
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「マイルームが怖いんだ」 「なんだか落ち着かないんだよ」 サーヴァント達はふむふむ、と相談に乗る 「話して気が楽になったよ、ありがと」 マスターが去った後も話は続く 「悪い何かでしょうか」 「守りが足りないのだ」 「今夜から霊体化監視を20騎に増やしましょう」 「マスターを守る為に!」
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鏡や反射物にも映るから全部捨てた スマホもだ おかげでバイトも出られない 「しつけーんだよ!恨むなら売ったマスターって奴を恨めよ!」 「ふふ、恨んでなんかいないわ」 「それに売ったのはマスターじゃないの」 「そうね 今日はマスターの話をしましょうか」 「平凡で不運な可愛いマスターの話」
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それが始まったのは2週間前から 「星5〇〇石950個垢販売!」 謳い文句に釣られ買ったのが運の尽きだった そいつは何もしない ただ話をして去っていく 全ての窓を閉め切りアプリを削除しても、奴は必ず来る キィ 今日も鍵をかけた筈のドアが開く 「ご機嫌いかがかしら、マスターじゃないマスター?」
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小さな池 マシュと水着で遊ぶ 誰かに足を引かれた 「マシュ?」 彼女は離れた所 みると足に髪が巻きつく 「出なさいッ!」 サーヴァントに引き摺り出された 「あれは水じゃない! 宝具で溶かされたサーヴァントと人間なの!」 足にへばりつく髪の毛は橙と桃色だった 「どこかの私たちだったんだ…」
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「しかし よくどちらの顔も見ずに戻ったものだ!」 「…うん」 「あの時カルデア待機の事は忘れてたけど、あのマシュはどちらもおかしいって分かってた」 「見るなっていってたマシュ ずっと爆笑してたんだ、俺の顔に唾が飛ぶくらい」 「ありえないでしょ?」 「見ちゃだめえーっあはっあはは!!」
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山を2人で歩いている 「先輩」 「?」 「私怪我をしました」 え、と横を向こうとすると 「見ちゃだめ!」 反対からマシュの声 「私じゃありません!」 「頭が割れました」 「足が取れました」 声は街の入り口まで続いた 門をくぐった時思い出した 「マシュはカルデア待機だ…」 隣には誰もいなかった
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高難易度 マシュマーリンジャンヌで耐久 「よし!1騎も落ちずにクリアだ!」 ふと見ると、辺りは血の海 勿論3騎のだ 治して負傷して治して負傷して無敵で宝具を受けて負傷して治して 「うわあああ!!」 マスターは絶叫し気を失った 「メンタルケアを」 「彼はこの戦い方が何なのか気づいてしまった」
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マシュの血は赤かったですね 赤い血が流れていましたね それはきっと、当たり前のことかもしれない でも、本当にそれを実感出来ていたでしょうか 血の流れないエフェクトのゲーム画面から、実感出来ていたでしょうか あの子の赤い血は今もどこかで流れ続けている 我々に見えないだけで
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「しっかりするんだ!」 「これは夢これは夢…」 強制帰還後先輩は頬を叩いたり 必死 「どうしたら…」 皆で頭を抱えたその時 「あ 」 先輩はそう呟いたきりばたり、と倒れ目覚めなかった 「本当に『夢』から覚めてしまったのかも」 ここは本当に現実? それとも先輩の見ていた夢?
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「昨日学校でさ」 「さっきお母さんが」 先輩が不思議な事を言うようになった 「あの、学校とは…」 「あ、夢だったわ あはは」 だんだん『夢』の話は増えた ある日の戦闘中 「マスター!指示を!」 「…めて」 「はやくはやく覚めてよ こんな怖い夢」 先輩の『夢』の世界はこちら側になっていた
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「今晩マイルームに寝かせてくれ!」 職員に頼まれた 「いいよ」 「サンキュー」 声が震えてたのが気になったがそのまま交換し寝た 次の朝彼は消えた 後から聞いた 俺を攫おうとするモノがいて 対処出来ず背格好の似た彼を替え玉にしたと 彼はすぐ遺体で見つかった 体には 「うそつき」 と彫られていた
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レイシフトから戻ると驚かれた 先ほど俺が独りで戻り 「マシュも皆しんだよ」 と言い部屋に帰ったという 呆然とした所に俺が戻ったらしい 勿論全員無事 「敵かも」 マイルームは水溜りを残し誰もいなかった 「どこかの君だっただろう」 「きっと彼もしんでいる そのことだけでも伝えたかったんだね」
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「そうだったんだ、ありがとうねジャック」 「えへへ」 「ねぇ、おかあさんっ」 「おかあさんのおかあさんの話、聞かせて?」 「おかあさんが産まれてからしてもらった楽しいこと、すてきなこと わたしたちみんな知りたいの」 「お胎の中じゃない、でもお母さんの所に帰りたいってどんな気持ち?」
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マスターが酷く負傷 「うう…」 「痛いよ…お母さん」 それを聞いた瀕死のジャック がばりとマスターを引きずり背負った 「ジャック!」 「おかあさんもおかあさんのとこに帰りたいの」 「わたしたちもおかあさんにかえりたい、けどそれはおかあさんが帰ってからでいい」 「だから、かならず帰す」
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ゲストサーヴァントと行動を共に 「君達の名前は?」 「マ、マシェ キルエライラですっ」 「…藤田立花」 気が引けた、でも 「この先の山では必ず偽名をつかうように!」 山を歩き里に抜ける手前、急に名前を呼ばれた 「?」 「違う!?引っ張れない…嘘吐き共ッ!!」 そう吐き捨て彼は消えた
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調査が進むにつれ奇妙な事がわかった 詰められたボンボンが数回に分けて作られていた、いや 作り足されていた 「あれま 肺抜いたら結構入るわ これじゃ足りひん」 「もっとつくらなあかんね」 腹一杯食べたいなぁ! 「はいはい ちゃあんと腹一杯にしたるさかい ええこ、ええこ」
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「藤丸!酒呑からのチョコいっこくれ!」 職員は頭を下げ 「大ファンなんだ!」 1つボンボンをあげた 「ああ幸せ いつかちゃんと貰って、腹一杯食べたいなぁ」 翌朝職員は腹を裂かれ死んでいた 内臓と骨は抜かれ、チョコがぎっしり 「ふふ、あんな熱烈な告白聞いたら ついうちも張り切ってもたわ」
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鬼狩り中 弱かったが前の骨折が痛み倒せず 禰豆子に背負われ逃げ、日陰にいると声 「どしたの?」 さきとは別の鬼! 「ガァ!」 飛び出した禰豆子に驚く声の主 「わっ」 鬼だが敵意や悪意の匂いがない 禰豆子も首を傾げ戻ってきた 「迷ったの?ならうちに来なよ」 鬼の子供に助けられ、それを殺す話
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今頃バビロニアの感想 本当にマシュは盾で敵を打ちころしてきたのだと実感しました ここでは魔獣だったけど セプテムではきっと人の兵士だった あの子は命を潰す感触を知っている 盾についた血の臭いも 敵の頭蓋を砕く音も知っているだろう そうやって生き残った 部屋に入る前に髪の毛を気にする子供が
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「わあ、ここにはこどもがたくさんいるんだね!」 ジャックはそう笑った 勿論生きてる子供ではない マシュ以外の被験体のことだ 「でもわたしたちとは違う かなしいも、くるしいも、かえりたいも なにもないんだね」 それを聞いたマシュは泣き崩れた 「みんな【人間】になる前にしんだんだね」
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ローマ兵に襲われた 連戦で戦えるものもおらず追い詰められ 槍がマシュに刺さろうかという時 とっさに彼の首にドロップしていた万死の毒針を突きたてた 「…助かった」 でもそこで毒針の効果を思い出した すぐには死ねず数多の死を繰り返し魂までも朽ち果てる 「ごめん…私達がもっと強ければ」
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戦闘で腹に穴が空きしんでしまった はずが 気づくとベッド 「助かったのか…?」 腹を触るとなんと!穴は空きっぱなし それ以上に驚いた 体中に鎖が巻き付いている 「先輩!成功しましたね!」 成功? 「愚者の鎖で魂を繋ぎとめました!後は腐敗の進行を止めれば」 微笑むマシュの体も鎖だらけだった
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低レベルマシュのみサポのフレンド 始めたばかりだろう 微笑ましくよく戦闘に連れて行った ある日逆にサポートに行ったサーヴァントが戻るなり 「縁を切れ」 「何故?」 「マシュ以外他のカルデアから強奪された奴らだ 俺も危うかった」 「あのマシュは餌なのだ お前のようなお人良しの気をひく為の」