トダ(@_t0da_)さんの人気ツイート(新しい順)

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その日は日曜日 だが水面化の聖杯戦争による 緊急事態で休校が続き、臨時登校と 教室に入った頼光の目に飛び込んだのは 「おかあさんいつもありがとう」 の文字 子供達が作ったのだ 「…令呪を使われなくて良かった、ふふ、 でも本当は貴方達を守ってあげたかった ごめんなさい」 バーサーカー、脱落
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頼光を召喚した魔術師 「バーサーカーは燃費が悪い 街で魂食いしろ!断るなら令呪を使う!」 「…はい」 …… 街には幼稚園や学校が 「お母さん〜」 「えーんえーん」 「…聖杯への願いは 母と子の愛に満ちた平穏な世、その為の戦争で子殺しする位なら」 頼光は切腹 静かに消えた 『5月14日のこと』
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「おかーさん!ほいくえんでカーネーションのおりがみつくった、あの 「立香!そんなんいらんから皿でも洗え!」 …… 「母の日に何あげたらいいか、分かんないんだ」 「あらあら、母は貴方が元気ならよいのですよ?」 「お母さんも、そうおもう、生きてるの大事」 『カルデアで初めて知った母の愛』
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「全く『藤丸立香の手記』とやら… オデュッセウスのところを見てみよう、いやちょっと気になるだけさ!ちょっとだけ! なになに…「胸のところがあいてる、木馬に乗せてくれる、優しくて爽やか」…… これじゃ簡単に召喚出来ると勘違いするわけだ! …ふふ」 『人理の為と、あの子だったからだよ』
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「『藤丸立香の手記』にも 「キュケオーンをすすめてくる、足挫きそう」等チョロそうな記載が多い コイツなら楽に手懐けられるだろ」 魔術師はキャスターを召喚 その日のうちに豚にされた 「きみ、この大魔女キルケーを舐め過ぎじゃないか?あのピグレットと自分達がどうして同列だと思うんだい?」
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「ごめんねえ、こんなおばあちゃんとずっといてくれて」 「何を言う!余はマスターを看取るのだ!それまでは絶対絶対一緒にいるぞ!」 「ごめんね毎日来てくれて でもいいのよ自分の生きたいようにして」 「これが余のつとめである!」 「あり、がと」 「うむ、臣下よ、長い間ご苦労であったな」
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藤丸さんには金髪赤目のお孫さん 「娘が海外の方と結婚して」 2人で暮らしてた ある時藤丸さんが入院 お孫さんは毎日見舞いに 学校大丈夫なのかしら? 藤丸さんが亡くなった 聞いた話、あの人結婚してない 天涯孤独だったらしい それ以来あのお孫さんは一度も見てない 『このドラコーが看取ったぞ』
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聖杯種火種火種火聖杯種火種火種火聖杯種火種火聖 「ぬあ〜〜〜!食べきれませんぞ!!!」 「必要量が多くてさー胸焼けしてない?」 「なんの!平気ですぞいくらでも! これでもっとお役に立てますな!」 「いつもありがとうね!」 「まあ、拙僧多才で有能ですからな あーっはっはっは!!」
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晴明が来たカルデア 焦る道満 「きっと拙僧お役御免!いや晴明を打ち倒せば、しかし!このままでは マスターに…見放される…」 「道満、話があるんだけど」 「ヒィ!」 「レベル120まで上げてもいい?」 「…はい?」 「道満昔からお世話になってるから、形で示したいんだ!」 『代わりじゃないよ』
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「「「キアラ様!キアラ様!キアラ様!」」」 「うふふ、あははは、これで魔力には困りません、全て私のために!」 …… 「全くもって言葉も出ん、あんなに巨大に膨れ上がるとはな! そして俺はやる気は全くない」 「そう言わずになんとか頑張ろう、アンデルセン」 「フン、変わらないな藤丸立香」
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聖杯戦争 魔術師の男はあるサーヴァントを召喚 「弱そうだな」 「そうおっしゃらないで、何でもいたしますわ…早速魔力供給などいかがです?」 …… 「それでは最後の令呪は、私のために一滴残らず魔力を譲渡する、にお使い下さい」 「…はい、キアラ様ぁ」 その日 一騎のアルターエゴが単独顕現した
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そうだ、再婚した母は若かった 働ける年の連れ子なんて、いる筈なかった でも頼光姉ぇがいたから学校でいじめられなくなった お父さんだってぶたなくなった … 「霊基パターン、バーサーカー!」 「源頼光と申します、あらあら立香、可愛い立香 これでやっと姉でなく、名実ともに母になれますね」
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父が再婚 歳の離れた姉が 新しい母は私に無関心だったが、姉は 「立香、私を母と思ってね」 働いてたので給食費も払ってくれ、参観日も来てくれた 「すげー美人!」 姉、いや、母が誇らしかった 「ありがとう、頼光姉ぇ」 …… カルデアに来た瞬間に思い出した 再婚した母に連れ子などいなかったこと
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「何故と言われましても 拙僧を晴明と比べなかったのは、あなたさまだけですからなあ」 「だからといって聖杯戦争参加する気ないから!」 「このままでは拙僧魔力供給無しで消えてしまいますう、どうかよしなにぃ」 「甘えてもダメ!」 「秘技、無理やり契約!」 ピキューン 令呪出現 「こら!!!」
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魔術師はキャスターを召喚予定 ところが来たのはアルターエゴ道満 「蘆屋道満と申します…どうぞ 「キャスターで勝つために安倍晴明を呼ぶ筈だったのに!」 「…そうですか、そうですか」 …… 藤丸宅 「と、いうわけで皆殺しにして参りました、さあ、拙僧と契約を」 「だから何でうち来んの!?」
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「わーっカボチャ!ハロウィンっていうんだ!」 「ケーキにごちそう!クリスマス最高!」 イベントにはしゃぐ藤丸立香 「色々巻き込まれてるけど、楽しそうだねマスター」 「うん!うち家の宗教でイコクのイベント全部なかったから、カルデア来てから初めてなの!」 サーヴァント達は藤丸を抱きしめた
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「あら?2人目なの?可愛いわねえ お嬢ちゃん今いくつ?」 「うーん、0さいかな?」 「?」 「おかあさん、いこー」 …… 「ジャックこの子のこと、嫌いじゃないの?」 「なんで?産まれてこられるから?」 「……」 「私たちも愛されて産まれたかった、この子もきっとそう、同じなの、だから、すき」
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駅を1人の妊婦と子供が歩く 男が猛スピードで向かいから、あわやぶつかる その時男の喉笛が切り裂かれた 「ギャー!」 周りは大混乱 「おかあさん、こっち」 「ありがとう、何があったのかな?」 「わかんない おかあさんとこの子、けがしたら大変 愛されて、うまれてきて」 『ジャックと藤丸立香』
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可愛い後輩、立香ちゃん 今夜こそ… 「うちおっきな猫いるけどいい?」 「勿論!」 … 白黒の長毛種 「つまみ持ってくるね」 バタン 猫と2人きり 「立香に不埒な気を抱いていますねぇ」 猫が、喋った 「ヒィ!し、失礼しますっ!」 慌てて彼は帰った 「またなんか言ったでしょ、道満」 「ニャア〜ン」
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「スタジオ破壊!!いえーーい!! 全部呑んじゃえプリテンダー!!」 …… 「プリテンダー、着地任せた!」 「この翅は飾りだっての!」 …… 「…ここまでかあ ごめんね、聖杯あげらんなくて」 「どうせ泥が詰まってる、いらないさ」 「私、やっぱりアイドルが好きだったみたい…バカだね」 「……」
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そのアイドルは 親の希望で子役デビュー 中学もロクに行けずアイドル活動 しかし捏造スキャンダルで転落 「死んじゃおう…」 首を切った血が陣に サーヴァントが出現 「本当の願いは?」 「私の死、違う!世界を全部ぶっ壊す!」 「いいね、最高だ!」 『使い潰されたアイドルとオベロンの聖杯戦争』
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「おいヘビ女!おまんも同じ考えか!!」 「…お竜さんは乗り気しないぞ なあお前、白い鱗まだもってるか?」 「うん」 「それ使え、そしたらお竜さんは一度だけ世界の敵になってやる 約束したからな」
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平和になった世界 ある日藤丸立香の前に坂本龍馬とお龍さん 「あれどしたの?」 「…君、正確には君の肉体により将来大戦争が起こり世界は破滅する だからその前に…」 龍馬が襲い掛かる その時 「守護者様は難儀じゃのう!龍馬!」 以蔵が迎え撃つ 「しっちょるじゃろ、わしは護衛はしくじらん!」
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… 退去時 「オベロン、じゃあまたね!」 「またなんてないだろ」 「えへ、でも本当に助かった 汎人類史を取り戻せたのは力を貸してくれたから、ありがと」 「精々楽しむんだな」 「うん!」 … 「…仰せの通りにマスター」 オベロンは藤丸の生命維持装置を外し 巨大な虫に姿を変え、世界を呑み始めた
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「助けて」 呼び声が、聞こえた 「アイツが呼んでる、チッ」 今度はただの聖杯戦争のようだが、何で俺を 召喚され見えたのは 「ヒュー、ヒュー」 拘束され無理やり生かされてる変わり果てた藤丸立香 (オベロン、この世界全部壊して) 「…お前みたいなクソお人好しに世界を呪って欲しくなかった」