寝ている=痰を自分で吐けないので頻回の痰吸引処置や身体の向きをかえたりしてあげないといけません。 そもそもチューブという異物が別の細菌の感染源となりうるので、長期管理はせず通例的に多くの施設では2週間ほどを目安に気管切開(ノド切り)に切り替えて人工呼吸管理を続けます。
抗菌薬等が有効な通常の細菌性肺炎とは異なりコロナに関しては基本的には回復を待つ治療なので高齢者の成績は良くありません。また運良く回復できたとしても寝たきりが少なくとも数日間、長ければ数週間続くので筋力や認知機能低下を伴います。
普段延命は…という本人やご家族でも、コロナは何とか助けてください…という人が多い気がする。最初は比較的元気、しかも入院中面会もできない、という所が大きいんだろうなと思っています。
挿管の鎮静鎮痛に全身麻酔、という表現は実際あまり使いませんが、イメージしやすい表現にしてみました
当院に辿り着く患者さんたちの病歴を改めて眺めてると、 昨年夏まで:悪くなるだろう人を含む(軽症−中等症2) 冬:悪くなった人だけ(中等症1-2) 今回:悪くなったあと自然にリカバーできないままか更に悪くなった人(中等症2→多くがそのまま重症へ)だけ が病院に辿り着いてることがよくわかる。
冬までなら確実に挿管してたであろ人たち(=重症者として正しくカウントされた人たち)が各救急病院の中等症ベッドで(重症とはカウントされず)溢れかえっている現状、以前までの換算と同じなら実の大阪の重症者数はえげつない数です。
ろくに救急もコロナもみてないくせに一丁前にコロナ風邪だ過剰だとか言うてた(言うてる)医療従事者はそろそろ本場での肉体雑務係として奉公願いたい。 某元医官とか。 ドクターヘリ使わんでもそいつら掻き集めればゴミ掃除とバイタル測定と体位変換と問診と喀痰吸引くらいはできるだろうし助かります。
もう一度。 これだけ国民はマスクやら自粛やらさせられて病院も院内感染対策を強化しても、これまでもICU案件だった中年層の人工呼吸器を要するすりガラス肺炎が溢れている現状でコロナが風邪だ5類相当だ対策過剰だとか言ってる医師はまじで臨床やったらヤバいので医師免許剥奪で異論ないでしょう。
引用失礼します。 ちなみに、療養クラスター転院無理そのままお看取りどうぞ(挿管してないから重症としてもノーカウント)、は大阪では夏頃から起きていたことです。 1週間以上前の段階で、60代はおろか50代の基礎疾患なし重症でも転院無理。 それだけ中年以下の重症例(挿管適応症例)が溢れています。 twitter.com/bhavanti/statu…
あと、エセインテリ達にいい加減理解いただきたいのは、重症化する多くは(変異株で1日くらい早まったとはいえ)発症から1週間から2週間後なので、陽性者がでました、でも何人は軽症やら無症状です、は全く意味のないことです。我らが知事は大好物ですが。
今日新たに41人の重症者が発生したこと、 その多くに40代50代が含まれていること、 重症病棟は356床しかないこと、 重症者が数日で軽快(呼吸器離脱する)ことはまずないこと、 後は入院療養できず溢れている人数、 これが一番大事な事実でしょう。 しょうもない分母を誤魔化した%は1㍉も役に立たない。 twitter.com/hiroyoshimura/…
全体の数字以上に、全国の重症者の4割以上が大阪に偏っていることの凄まじさ。 これだけトリアージもして中等症病床に辿り着く中身の大方が他府県ならば粘らず挿管されている(重症者カウントされている)ような症例ばかりなのに、その下方修正された数字でカウントしても圧倒的存在感。 違う国である。 twitter.com/kyodo_official…
現場が当たり前に予期されることに関して対策を訴えても、(特に巨大化した組織ほど)平和ボケした経営陣は聞く耳を持たず、案の定不具合が出て現場が必死に対応する間も責任ごと投げられ、外面で調子の良いことを言う。 それに乗っかるタレントやら。 医療業界に限らずどんな業種でもあることでしょう。
もう一度。 集中治療ができる医師が限られているのは残念ながら事実ですが、コロナの入院診療が追いつかないのとそれは関係ありません。 足りないのは、感染患者用のベッドと看護師です。 民間に多い療養病院は元々患者20:看護師1とかですが、そんな体制では防護具脱ぎ着して点滴繋ぎかえたりは無理。
外野から邪魔しかしてない「医者(=コロナ診れる)」が医療体制強化を訴える壮大な矛盾にそろそろ皆さん気づいてほしい。 あと、民間病院が診てないは「デマ」です。 大阪のコロナ受け入れは病床割合でいえばむしろ公立病院より民間の救急病院のほうが盛んです。 各病院には受入人数が公表されています。 twitter.com/Ohki_TakaoMD/s…
通常診療に上乗せでコロナ入院患者主治医を1ヶ月するよりワクチンバイト1日したほうが遥かに手当が多い現実。 休日ワクチンバイトに応募しても全然回ってこない(というか連絡もない)し、打ち手がいないとかわざわざ関西に東京からの医師派遣だとか歯科医どうこうとかどこの世界線の話なんだろう。
40代~60代前半の男性重症者で溢れる近い将来を予想していない大阪の現場関係者は居ないのではないかと。 それにしても何で大阪だけあんなことになって、関東は全然だったんだろう。 いくら大阪と違って宣言が早かったとはいえ、発症早期から流れを追えた通院患者でさえ全く違う病気のようだった。
ベッドは埋まってきたけど回転は早いし、中等症ベッドに関しては前回と違って中等症2と重症のみで溢れているわけではないのでまだ今の大阪は悲壮感はあんまりない。良くも悪くもまた病気が変わった感はあります。 5月の惨状の中心が東京だったら今の状況や報道ももう少しかわってたのかなとは思う。
5類にして皆で診ろ、と言うけど、少なくとも流行地域ではまともに内科救急してる医者・病院は十分診てると思うのですが。 こんなに隔離も看護も接触者への連絡等々面倒な感染症の診療を公費でもなくして補助も更に薄くなるならそれこそもっと入院数絞ってウチは無理です、と言う病院が増えそう。
NHKで ・なぜワクチン接種が進まないのか、今誰が申し込みできるのか、どこに連絡したら申し込めるのか ・感染したり濃厚接触となったら何を考えて何処にどんな連絡をとる必要があるのか ・年代別の中等症2以上(一般感覚では重症者)の割合 あたりを地震の時みたいにずっと流しとけばいいのに。
寝る前にもう一度言いますが、 医師免許を看板に、 私は医者だけどこんなに全体を見れている! と言ってる輩のほとんどはコロナ入院なんて診ていませんからね、まずは四の五の言わせずこいつらをゴミ掃除係や問診係に動員するとこから医療のオールジャパンは始まります。
彼らはそもそも救急診療にさして関わっていない人種なので医療システムの問題なんか1ミリも理解できていないし、決して国民や経済の味方ではありません、ただ生意気言いながら逃げ惑う医者の1人です。
ツイッターでよくみかけるエボラを引き合いに出す医者のほとんどは細菌性肺炎の入院患者すら普段まともに診ていない。 だからコロナ肺炎が救急医療に与える影響と実際なんて想像できる由もない。 都合のよい拾いもののデータは大好きだけど平時から現場に出てる医者たちの発信は決して読まない。
仮にも流行期に、 メインは下痢だからコロナの可能性は低いだろう、はい一般外来、とかやってる病院には1回Gメン的な機関に御灸を据えてほしい。 抗原検査1回陰性、はいフリーパス、も同様。 それで同じ待合室の患者や同じ病室の患者、対応した医療従事者が感染しても誰も責任はとれない。
感染して重症化する人も多くはタイムラグがあり、すぐ入院が必要になるわけではない。 死者数はそれ以上にずっと先に出てくる。 入院患者はすぐよくなるわけではない=ベッドが埋まりだしたら止まらない。 2年経ってもこういうことがわからない輩に限って、数字を見ましょう、とか言う。