これだけで医療資源に関する多くの問題は解決できるとずーっと思ってるんですが何も進まない。
これを全て怠った結果が救急崩壊であり予定手術延期でありよくわからない自粛であり経済崩壊。今から慌ててやっても時間がかかるけど仕方ありません。大好きな「ファクターX」やワクチンの登場に期待するのは浅はかとしか言いようがない。数字を持ち出すまでもなく臨床医なら容易に想像できたこと。
我々内科や救急の臨床医は論文毎日読んだり公衆衛生を学んだりを怠りがちだし、 感染症の専門家は大きな病院に勤めていて実際の雑多な救急や内科外来、入院患者管理から遠いところにいがちだし、 公衆衛生の専門家はプロではあるけど臨床から離れていて実際は複雑な現場苦労に疎くなりがち。
民放かNHKでもいいけど、発熱外来担当医師および看護師、内科救急担当医・救急看護師、コロナ病棟看護師、コロナ被疑症入院病棟看護師を集めて不満や課題を(各病院批判を避けるためにも)匿名顔無しで議論する番組でも作ったら爆発的な反響が得られるだろうし社会貢献にもなると思う。
疑問 インフルエンザの人って高齢者でも基本的には院内感染を防ぐために入院はさせない病院が多いけど帰した後に死亡した例はほとんど聞かないし、院内感染がおきても(ワクチンや予防内服のおかげか私の経験上)死亡例は経験したことがない。 実際どこで亡くなってどう診断されてるんでしょうか。
④現場でコロナを多く診ている方は、煽りの影響ではなく、何か違和感を感じるからこそ、感染防御に敏感になるわけで、これは指定感染症を外してどうこうという問題ではありません。違和感を確かめようにも、データが不十分すぎて言語化できません。
この数カ月、専門家と現場のギャップが大きすぎる。 一旦解析や会議をやめて、流行地域の「全病院」に感染症専門医と公衆衛生のプロと各行政担当者を行脚させたらいいんじゃないかと。 VIPではなく1発熱患者、1通院患者、1入院患者として。 その後の会議がとても有意義なものになると思う。
冬場に開業医の何名かが感染したり、何個かのクリニックでクラスターが起きて閉院したり、地方の中核救急病院がクラスターにより機能停止してその地域の救急医療が崩壊してようやく「専門家会議」や「医師会」は本腰を入れるのでしょうか。 起こらなければかなりラッキーだなという感想。
ほんとの現場の医療従事者が求めているのは、ずっと前から安全かつ効率的にコロナもコロナじゃない疾患も診療できる環境。自粛ではない。その環境が整ってはじめて感染をどこまで許容するかの議論ができる。発熱診療はいまだスタート地点にすらたてていないというか、ぶっ飛びすぎて唖然。
救急や内科の医師から楽観論が出てこない理由は、この投稿と問答を読んでいただければ。 インフルガーってよく数字だけで言うけど、一次性肺炎は稀で高齢者でさえ外来で完結させることがほとんどだったインフルと、一定数で入院が必要な肺炎を生じるコロナはまた別物で一筋縄では行かんのです。 twitter.com/tvnet88/status…
行政主導の検査センターはすぐパンク、発熱患者は各病院へ殺到。 ホテルも実際稼働してるのは極僅かで一時は400人をこえる療養待ち患者。 多発した施設や院内クラスターの患者は転院できないことが多く軽症重症問わずベッド使用率にはカウントされない(実際の入院患者はもっと多い)。 妥当な結果。 twitter.com/aomurasaki_ll/…
コロナはただの風邪だから大丈夫、ではなく、新しい風邪の流行で壊れてしまうほど脆いインフラだらけ(救急診療・保育・教育・介護等々)だったことを反省して対策に乗り出さずに、プロ野球選手にはポンポンPCRをして陽性が出たら騒ぐ間抜けな国。
日々苛々してばかりですが、 そもそも3月4月はN95マスクはおろかガウンや手袋は救急外来には無くサージカルマスクすら週2枚で診療してこうして感染した医者がいたことを思えば、半年以上迷走して国内のろくなデータもとれず何もかも海外頼みな状況も当たり前だし、これでもマシになった方かなと思う。
まあ妥当というか、こんなマヌケな姿を国民に晒すのを誰も止められないような組織が日本の医療を引っ張っているのだから今の体たらく現場国民丸投げ他人事対応にも納得。 この人の名前が今年以降発行される全医師免許にデカデカと記載されるとかネタでしかない。 twitter.com/senbei0127/sta…
発症後10日以後感染力無しルールができてから、コロナ罹患後患者には外来で必要に応じて膠原病検査や心電図・エコー等を試みているのですが、国や医師会から一律の様式や通達は何にもないまま。 心筋障害有無等々のデータは数十年かけて集める気なのかな。 本当に怖いのか怖くないのかずっとわからん。
ついうっかり、一丁前に語り合う民放番組を目にしてしまってイライラ。 また明日は発熱外来と内科初診と救急対応しながらコロナ入院患者の診察もあるというのに。 テレビは、うるせえ黙っとけ、と言いたくなるような内容を流さないことが医療従事者にとって一番の薬です、お願いします。知事含め。
何が腹立つって、 医療が何かの犠牲のために優先順位を落とされるのは受け入れるとしても、「経済とのバランス」とか言うて実際本当の経済のためになってないこと。 しかも教育や保育は放ったらかし。 しっかり医療にテコ入れすればバランスも何も考えずに済むかもしれないのに。
gotoなんかより ・診察検査費用すべて国が負担する大規模後遺症追跡外来 ・軽症向け公的検査機関拡充(病院に持ち込まないように) ・高齢者への十分な医療諦めの周知 ・老人ホームや療養病院での定期検査 ・ホテル買い上げで隔離施設を常時確保 のほうがよほど経済対策になったと思う
医療崩壊と騒ぐ背景は、 ①高齢重症症例が一向に退院転院できず高度医療機関のベッドを圧迫中 ②公的検査機関不足でわざわざ救急病院に濃厚接触だけ等の患者を呼び込んでいるから ③入院は必要だけど治療は極めて簡素な中等症をわざわざ救急病院に放り込み続けているから ②と③は院内感染にも繋がる
感染者数を許容しながら他の病気の診療も今まで通りであってほしいなら、 ・高齢者への治療のあり方を考えること ・院外検査機関の一層の充実 ・中等症用の別の医療機関(ないし療養病院を治療機関とする) の3つは避けられないと思う。 他にも介護施設や不意打ち発生の転院なんかも大事だけど。
同じ致死率だとしても、インフルエンザは高齢者でも大体外来で帰せたけどコロナは一定割合で肺炎を起こすから中年以下でさえある程度入院管理(少なくとも酸素投与とモニタリング)が必要。これが一番の違い。 インフルエンザだってコロナと同じくらい入院が必要だったらクラスターで医療は崩壊する。
救急現場から遠い感染症専門医や公衆衛生学者はともかく、我々内科や救急の勤務医にとってはコロナなんて外勤行けなくなって給料減るわ手技にしたって暑苦しい格好してやらなあかんわ面会できず家族からクレームくるわ負の影響ばかりなのは御理解いただきたい。自分達の感染なんかは、とうの昔に諦め。
あと医療現場では飲み会もこのままでは数年できなくなるわ、子供いる方は無用な差別を受けるわ、経済界なるものから敵視されるわ、急にインフルや肺炎語り出す人が出てきてイラッとするわ、も追加で。
普段肺炎やインフルを誰よりも診ているのは感染症内科医でも公衆衛生学者でもアナウンサーや弁護士崩れのタレント政治家でもなく我々である。
また1つ、また1つ、救急受入や発熱外来が閉じていく。 発熱しようが夜勤当直をこなさないと回らなかった医療現場は常に逼迫していたということ。 医療従事者が入院すればシステムそのままで回るわけがない。 公衆衛生って何のためにどんなデータとってるんだろう。 今の統計では出口なさそう。泥沼。