この映画を撮ったのは、2000年代の映画ファンが心のキャビネットに大切に大切に保管しているであろう1本の映画、あの伝説の『子猫をお願い』の監督チョン・ジェウンです。『猫たちのアパートメント』来年1月上映予定。柔らかくて、かつ示唆に富む、こちらの予告ご覧ください。
寝ぐせだらけのベネディクト・カンバーバッチと猫が出てくる映画も上映します。 twitter.com/Sarnathhall/st…
自分の養鶏会社の実権を妻に握られた男は若い姪と関係を持つだけでなく内なる憎しみを女たちへの嗜虐で満たし、妻も妻で、姪も姪で、この現代社会で病んでいて、各々の薄暗い欲望が極点に達した時、卵からある"形質"を持つ畸形鶏が、心から殺意が、孵化する映画を上映します。卵が先か、殺しが先か。
『殺しを呼ぶ卵 最長版』今冬上映です。「史上唯一の養鶏サスペンス」という謳い文句や「卵が先か、殺しが先か」というコピーが気になりすぎて、ほとんど誰も通常版を観てないのに出し抜けに最長版であることが気にならないほど。
緑の騎士の如く突然に、当劇場に現れたのはA24の新作『グリーン・ナイト』の大変に貴重な公式グッズの数々。というわけで特製ロールプレイングゲーム、キャラクターポスター7点セット、非売品プレスを抽選にて進呈いたします。フォロー&このツイートをリツイートで応募完了。運試しといきましょう。
美しい湖畔の邸宅に集った恐ろしく有能な15人の高官が、ある課題を円滑かつ迅速かつ効率的に解決するため会議する、それだけの、ただそれだけの、吐き気がするほどスリリングな映画を上映します。 15人の議題、それは欧州1,100万のユダヤ人を絶滅させる方法。1942年1月にこの世界で起こった実話です。
この清潔で、理知的で、官僚的で、そして何より凡庸な映画は、他のどんな映画にも似ていません。ただ私たちの生きる現実に似ています。吐き気がするほど酷似しています。『ヒトラーのための虐殺会議』今冬上映です。
15人の高官と1人の秘書は90分の会議で多くを考えることになります。たとえば抹殺方法、輸送手段、強制労働。ハーフの場合は?他国との調整は?立場の異なる15人が議論し、衝突し、交渉し、解決する、濃密な90分。だけど90分、誰も異論は唱えない。 ユダヤ人を絶滅させることについては、誰も。
当館では空気がぐっと冷えていく12月の9日から『ペルシャン・レッスン』を上映して、年が変わって大気が凍て尽くす時節に『ヒトラーのための虐殺会議』を上映します。覚悟を。 twitter.com/Sarnathhall/st…
画像1枚目の廃棄鉄塔(地上600m)で、画像2枚目みたいなことしたら、画像3枚目になって、画像4枚目になる映画を上映します。笑っちゃうくらい自業自得だけど、続き、めっちゃくちゃ気になるでしょう。600mだって。
この映画、このポスターでどういうことが起こるのかだいたい想像できると思いますが、だいたいというか今あなたが思っているその通りのことが寸分たがわず起こります。でも、2人がその後どうするのかは、ちょっと想像できないですね。観るしかないですね。『FALL/フォール』2/3(fri)より上映です。
こちら『FALL/フォール』の予告編です。高所恐怖症の方は無理なさらず。
人を好きになったことがないというと「まだ」好きになったことがないと思われるのだけど、そうじゃなくて、この、今の、恋愛をしない自分は何かの途中でも未完成でもなくて、周囲にうまく理解されないこともあるけれど、鳥が鳥であるように、彼女が彼女のままで幸せな、だたそういう映画を上映します。
人気シリーズの続編のように「待望の」映画もあるけれど、時にはある映画が存在してはじめて(こういう映画をずっと待っていたんだ)と気づくことがありますね。この映画、『そばかす』という映画のことを自分でも気づかないままにずっと待っていた方へ。 お待たせしました。1/13(fri)から上映します。
恋愛談議を聞かされたり親にお見合いをセッティングされたり…そういう"普通"という名の巨大惑星の引力圏で、自分だけの軌道をくるりと廻る小さくて確固とした星のような主役を演じるのは『ドライブ・マイ・カー』の三浦透子。今回も当然、良いです。『そばかす』お楽しみに。
部屋の中、端正な顔立ちの男が別れの手紙をしたためている…んだけど、ペンもインクも便箋も切手も壊れて漏れて破れて剥がれて、全然、もうほんと情けないくらい全っ然手紙が書けない短編、とか。フランスの才人ピエール・エテックスの映画がどれも洒落てて可笑しくてセンス抜群なので特集上映します。
「愛という言葉を持ち出せば、すべてが許されるのだろうか」というキャッチコピーを、無人の荒野に取り残された痩せた牛のようにずっと、反芻しながら観ることになる映画を上映します。妻子ある作家と男女の仲になった作家の女。彼女は関係性の果てに、出家する。瀬戸内寂聴がモデルの傑作小説映画化。
素敵なダンナ様たちが外で稼いで素敵な奥様たちが家で主婦をやっている完璧な町に暮らす完璧な夫婦の映画を上映します。"町"は完璧なので外に出る必要がないし出るべきではないし出ようと考えるべきでもない。だからこの映画、"あること"に気づいた時にはもう手遅れ。ようこそ片道切符のユートピアへ。
映画の始まりから強烈な違和感を覚えるはず。清潔すぎるし華やかすぎし幸せすぎる、と。"町"には何かしら不自然な要素がある。だけどそれが何かは分からない。究極の居心地の良さと強烈な不安感がマーブル模様のように混じりあい、狂っているのが町なのか主人公の彼女なのか分からない。今はまだ。
公開中の『ドント・ウォーリー・ダーリン』当館では1/6(fri)から上映します。監督は『ブックスマート』のオリビア・ワイルド。"町"のビジュアルはそれこそ徹頭徹尾完璧だし出演陣もフローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、ジェンマ・チャン、クリス・パインと超豪華です。
触れると10秒で死ぬピンク色の雲が地上1mの高さに大量発生して、二度と家から出られない世界規模のロックダウン生活がずっと続く映画を上映します。「ずっと」ってずっとです。解除とかない。ずっと。出産も育児も心が壊れてもずっと…ずっと… あと余談ですがこの映画撮影されたの2019年です。…え?
ピンクの雲は発生し続ける。だから隔離生活は終わらない。一人暮らしの人はずっとずっと一人きり。家族や同居人がいる人はずっとずっと一人になれない。このきれいで穏やかでピンク色の世界で、みんなお家で暮らしてる。外には今日もピンクの雲が浮かんでる。この世界は多分もう、壊れて元には戻らない
2019年に撮られたのにその後の現実が虚構に追いついてしまったせいで、いま観ると逆に現実の世界認識までぐにゃりと歪んでしまいかねない予言的ディストピア映画『ピンク・クラウド』は2023年1月公開です。当館では2月頃上映になりそうです。
それから75歳になったら死ぬ権利があるので、75歳過ぎても生きてると自分からも他人からも(なんでまだ生きてるの…)と思われる日本の映画。 twitter.com/Sarnathhall/st…
この冬は、今のこの現実に、たった一つだけ大きな嘘をつけ加えるタイプのSFを幾つか上映します。たとえば明日のクリスマス当日に人類が滅亡すると知ってる人々の、今夜は楽しいクリスマスイブの映画。 twitter.com/Sarnathhall/st…