Shotaro TSUDA(@brighthelmer)さんの人気ツイート(リツイート順)

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ドイッチュによれば、19世紀以降のヨーロッパでは、ナショナリズム言説において「死者」が登場し、使命の完徹を求める国民意思のシンボルとして活用されるようになったという。そこでは、方針の転換は死者に対する裏切りとして激しく糾弾される。
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ふと思いついて、読売新聞で「貧困」という言葉を使っている記事のうち、日本に言及しているものと、海外に言及しているものとの比率をみてみた。1989年12月と2019年12月との比較。なお、1989年の日本の2件は「映画企画の貧困」と「哲学の貧困」に言及した記事。
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「ジェンダー平等や気候変動の問題は社会的にきわめて重要である」という認識と「しかし、それを最初に掲げては選挙に勝てない」という認識は両立するわけで、後者を言うことで前者を否定しているように思われるのは、端的に言って書き方が悪いのでは。重要であっても選挙になじまないトピックはある。
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「わたしの基本は、さみしいときはがまんしなくていい、というもの。さみしいときにはさみしいと言おう。もっと正確にいうと、さみしいと言える相手をちゃんと調達しておこう。」(p.139)
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ずっと前に読んだ、E.H.カー『新しい社会』(岩波新書、1953年)をパラパラめくっていたら、こんな箇所に横線が引いてあった。「歴史家が自分の仕事の中にある主観的要素をハッキリと意識することによって、自分自身の限界、自分の仕事の性格を一層よく知るようになる…」
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こういうデマも、国会図書館のデジタルライブラリーで簡単に検証できるようになったのは素晴らしいと思う。(例)「新婚御夫婦の爲に、乾杯を棒げて一言御祝詞を申上ぐるは」(1920年)dl.ndl.go.jp/ja/search/sear… twitter.com/Daisuke_F369/s…
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政治報道が政局報道に傾斜していれば、野党が何をやっても埋没するのは避けられない。政局で言えば、次の総理が誰かを決める人間ドラマ以上に盛り上がるものはないのだから。それを改めるには、政策ベースの報道が必要になるわけで、それには今の政治報道を根底から変える必要が出てくる。
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要は、対立する政党の支持者はお互いに「心が狭く、不正直で、非道徳的で、反知性的」だと考える傾向が強まってきているのに加えて、共和党支持者は民主党支持者を怠け者だと考える傾向が強いという。出典 pewresearch.org/fact-tank/2022…
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人間というのは本来、曖昧さも矛盾もごく自然に抱え込んでいるものだと思うが、ネット上では過去の発言が蓄積されていくのに加えて、他人の信頼性を壊すもっとも手っ取り早い方法が「ダブルスタンダード」を指摘することになってしまったので、曖昧さや矛盾が許されない状況になってしまった。
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さいきん、ネットでは「ため池にいったん落ちると、自力では這い上がれない」というのが話題になっている。さっきまで「でも、そもそも生活圏にため池とかないしな…」と思っていたら、毎日、その横を全力疾走していることに気づいた。学生のみんなも、ため池には入らないように。
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ツイッターではなぜか学生運動の話が盛り上がっているが、さいきん読んだところでは、ガンダムの作画監督として有名な安彦良和さんのインタビュー記事が面白かった。24時間以内なら無料で読めるURL。digital.asahi.com/articles/ASQ6G…
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ぼくが大学院生のころには、神田や早稲田の古本屋を1日かけて行ったり来たりしていたが、たしかに効率という観点でいえば大変によろしくない。今ならネットで欲しい本がすぐに手に入る。でも、古書店めぐりに意味がないかといえば、そうでもないんじゃないか。続
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ぼくが大学生の時に読んだ本のなかに『アイデンティティ・ゲーム 存在証明の社会学』(新評論、1992年)という著作がある。これは名著だと思うのだが、残念ながら絶版。「人は大なり小なり、自分を他人とは違う特別な存在だと思いたい」。そうした存在証明をいかに手に入れようとするのか(続)
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安倍元首相の殺害について情報がまだ錯綜しているなかで、「誰が悪い」「何が悪い」と言い出すのは、その人の個人的信条の吐露か、惨事を政治利用したいという願望の現れでしかない。
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声を大にして言いたいのは、朝日でも読売でも毎日でも産経でも地方紙でもいいので、どこかの新聞の有料会員に多くの人になって欲しいということ。新聞社がダメになると、必然的にネット上の情報も激しく劣化する。続
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内閣府の世論調査だと、選択的夫婦別姓への賛成が28.9%だということで、NHKの調査よりだいぶ低いなと思ったら、そもそも選択肢の数が違っていたという。左がNHKの調査、右が内閣府の調査。
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若者が社会運動に参加し、報道されたことで、名前がネットに残り、何年にもわたって嫌がらせの対象になるというのは、やはり尋常な事態ではないし、社会運動全体にとっても深刻な問題だろう。嫌がらせをする側の狙いはそこにあるとしても、処世術としてはそういう運動には関わらないのが最善だという