Shotaro TSUDA(@brighthelmer)さんの人気ツイート(古い順)

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上野千鶴子さんが結婚していたというのが話題なのだが、『おひとりさまの老後』(文春文庫)は別に「一人でいること」を薦めている本ではない。たとえば、こんな一節がある。(続)
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「わたしの基本は、さみしいときはがまんしなくていい、というもの。さみしいときにはさみしいと言おう。もっと正確にいうと、さみしいと言える相手をちゃんと調達しておこう。」(p.139)
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自分と同じような意見の人ばかりをフォローした結果、別の見方や意見が目に入らなくなり、エコーチェンバー化するというのは、仕組みとしてはよく分かるんだが、説明としてはそれだけだと何か足りない気がする。敵対性が高まる理由が説明できてないというか。続
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こういうデマも、国会図書館のデジタルライブラリーで簡単に検証できるようになったのは素晴らしいと思う。(例)「新婚御夫婦の爲に、乾杯を棒げて一言御祝詞を申上ぐるは」(1920年)dl.ndl.go.jp/ja/search/sear… twitter.com/Daisuke_F369/s…
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その是非とは別に、「出産すれば奨学金の返済を減免」というとグロテスクに聞こえるが「子育てに必要な経済的負担を考慮し、子どものいる家庭には奨学金の返済を減免する」だと、内容的には同じでもグロテスクさが減るというコメントに「たしかに...」と思ってしまった。b.hatena.ne.jp/entry/s/www.ji…
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海外のメディアから自国内の隠蔽を指摘されて「お前のところはどうなんだ」と言いたくなる気持ちは分からないでもないが、それを突き詰めると「お互いに都合の悪いことは黙ってたほうがよく、それを外から指摘するのもやめましょう」という国を越えた隠蔽体質の完成という話にしかならないのでは
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この記事の話だが、報道も当事者の一員なので、無関係の第三者ではない。実際、この記事で取り上げられている一人の名前を朝日新聞と毎日新聞のデータベースで検索するとそれぞれ何件かヒットする。となると、報道のあり方についても反省を迫る事態ではないだろうか。 digital.asahi.com/articles/ASR4X…
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若者が社会運動に参加し、報道されたことで、名前がネットに残り、何年にもわたって嫌がらせの対象になるというのは、やはり尋常な事態ではないし、社会運動全体にとっても深刻な問題だろう。嫌がらせをする側の狙いはそこにあるとしても、処世術としてはそういう運動には関わらないのが最善だという
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先日、「ウクライナに平和を」という話を聞いて思い出したのが、石田雄『平和の政治学』(岩波新書、1968年)掲載のこの図(p.35)。一口に平和といっても文化圏によってそのニュアンスは大きく違うという話。この表で左に行くほど正義が実現された状態を「平和」とする発想になるのに対して、
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右に行くほど秩序や静穏を「平和」とする発想になるという。左側の「平和」は、正義の実現のためには積極的行動が必要とされるため、「平和のための戦争」にも接近しうる。他方、右側の「平和」は武力衝突のない状態を平和とするため、不正義をも見過ごすことになりうる。
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また、波風を立てないことが「平和」だと認識される社会では、社会全体が戦争に接近していくような状況下においては戦争に反対すること(=波風を立てること)がかえって難しくなるとも石田先生は指摘している。
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一口に「平和」といっても、いろいろな解釈があり、それが何を意味しているのかをきちんと考えないと何も言っていないのと同じだということだろう。なお、石田先生の「平和」概念分析は『日本の政治と言葉(下)』(東京大学出版会、1989年)でも行われている。終
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キャンベル氏の言うところの「さっぱり分かりません」というのは、言葉にすると角が立つ物言いを目配せで了解して嘲笑する陰湿なコミュニケーションに対し、それをあえて言葉で説明させるためのレトリックなのだが、それに対して「察することもできないのか」というドヤ顔引用RTがつくのが地獄。 twitter.com/rcampbelltokyo…
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これはすごい報道。痴漢が国境をまたいだビジネスになっていることを示す告発記事。bbc.com/japanese/featu…
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ツイッターでたまたま流れてきたこの論文。読んでみたが、大変に面白い。研究者が差別という問題を扱うことの難しさ、著者がその問題についてどう悩んできたのかが極めて明快に論じられている。ほんとにすごい。jstage.jst.go.jp/article/sstj/1…
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社会学者じゃない僕が言うのも何なんですが、マジョリティは家族、階層、地域等々の枠組みの中で普通に研究されていて、そういう枠組みでは捉えきれない部分があるからマイノリティの研究が別個に必要になるのであり、それをみてマイノリティばかり研究しているというのは認識的な誤謬ではないかと。 twitter.com/shintoyo/statu…
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「ジャニー喜多川を叩いているのは左翼」というツイートをたくさんみて(検索をかけたからだが)、粗雑なカテゴリーで物事をみていると解像度がどんどん落ちるということを改めて痛感する。文筆家でも、かなりやばい人がいる。