Shotaro TSUDA(@brighthelmer)さんの人気ツイート(いいね順)

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ツイッターで衆院選候補者の殺害予告(削除済)をした人のホームを見ていたら、「自分たちは正義だという思い込み」を批判するツイートをしていた。そういう発想は頭にあっても、自分の「正義」の暴走をくい止めることはできないんだなあと思う。
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もとの記事にはちゃんと予約はキャンセルしたと書いてある。メディアがシステムの脆弱性を検証するのに試したらそれだけでテロとか、どれだけナイーブなんだか。
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学問というのは、必要だとか役に立つという以前に、ついつい人間がやってしまう業のようなものではないかとも思う。単純な好奇心や面白さから始まったものが、知識が積み重ねられ、体系化されていくなかで知らないうちに学問になっている。続
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「ジェンダー平等や気候変動の問題は社会的にきわめて重要である」という認識と「しかし、それを最初に掲げては選挙に勝てない」という認識は両立するわけで、後者を言うことで前者を否定しているように思われるのは、端的に言って書き方が悪いのでは。重要であっても選挙になじまないトピックはある。
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いつものようにWW2時の英国の話をすると、戦争勃発当初、英国政府はナチスと一般のドイツ人を切り離して、前者にのみ戦争責任はあるという立場にたち、プロパガンダもその路線に従った。その背景には、ナチスのドイツ支配は脆弱で、経済封鎖とプロパガンダで揺さぶりをかければ、WW1のときの(続)
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要するに、実際にバッシングや時に嫌がらせを受けながらも、それでも発言している側と、公共性や理性的対話を掲げてあらゆる意見は批判に開かれているとする側。この両者のあいだで認識の相違が生まれるのは不可避なのではないかと思う。
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この話。特定政党から資金を一時的でも受け取っておいて「公共メディア」を名乗るというのは、やはり問題だだろう。フェイクニュースの氾濫に問題意識があったとのことだが、結果としてメディア不信をさらに強め、フェイクニュースへの対抗をより難しくしたと言えるのでは。buzzfeed.com/jp/yoshihiroka…
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録画したままだったNHKスペシャル「ドキュメント太平洋戦争・開戦」をみたのだが、日中戦争の死者に引きずられてさらに多くの死者を出すことになる対米開戦に突入したというあたり、カール・ドイッチュのナショナリズム論を思い出さずにはいられない。
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その一方で、アイデンティティポリティクスとしてみるなら、この手の新しいカテゴリーは、気に食わない声を封じ込める上で大変に有用だと言わねばならない。ぼくが仮に主張を封じ込めたい側に回るなら、こういうカテゴリーを積極的に活用すると思う。
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どこが駄目かと言うと、諸外国から自分たちの国がどう見えるかばかりを気にしていて、他国の人びとがどう思うのかという視点が基本的に欠落しているということらしい。
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一向にナチスの支配体制が崩壊しないことから、ナチスと一般のドイツ人とを区別することが難しくなっていく。つまり、ナチスに戦争の原因があるのではなく、ドイツ人そのものに戦争の原因があるという考え方がだんだん強くなっていった。(続)
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そこから、「えこひいき」されていると思しき存在をいじめることで、不公正なリベラル派の面目を潰そうとする戦略に出るという。同書を読んだときにはちょっと大げさではないかと思ったが、嫌な形で納得度が増してしまった。
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「自分の所得の範囲内で生活しよう」、「人様に迷惑をかけないようにしよう」、「自分の能力を高めるべく日々努力しよう」といった、個々人のレベルでみれば当たり前、もしくは賞賛に値するような発想が、マクロな次元の話に落とし込まれてしまう。
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マジョリティが直面する問題は、失業、過労死、介護、住宅難、インフレ等々の形で社会全体の問題として報道され、議論される。だからマジョリティが苦しむ問題が無視されているわけでは決してないが、マジョリティというカテゴリーが直面する問題としてはあまり語られない。
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こういう問題も、何十年か経ったら「実習生もちゃんと契約に合意しているのだから、問題はない」「いつでも逃げ出すことができた」とか言われちゃうのかなあ。www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
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この点が議論を大変に難しくしている部分であって、議論の公共性を重視する側からすれば、被害者が「特別扱い」「批判されない権利」を求めているようにみえるのではないか。もちろん、被害者側が本当にそれを求めているか否かは別の話。
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「『理論を持たぬ歴史家は、その空白を自分の偏見で埋める』とハンコック教授は申しております。声高に公平中立を宣言する歴史家こそ、最も疑わしい歴史家であります。」(p.150)
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自分は社会学者だとは言えないけど「オンライン授業をやるのは楽そうだ」→「だから大学教員はコロナでわざと大騒ぎするのだ」といった乱暴で通俗的な思い込みを覆すのに、社会学という学問はわりと有効だと思う。news.yahoo.co.jp/articles/c461d…
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のもとで報道や議論がなされる。だから、誰について取り上げられているのかが明確になる。他方、マジョリティは「当たり前」「普通」の存在として、社会のなかでは良くも悪くも不可視化されており、自分の属性についてさほど意識せずに生きていける。その反面、
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内閣府の世論調査だと、選択的夫婦別姓への賛成が28.9%だということで、NHKの調査よりだいぶ低いなと思ったら、そもそも選択肢の数が違っていたという。左がNHKの調査、右が内閣府の調査。
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ようにドイツは内部崩壊するという期待があった。また、英国に亡命していたドイツ人が、ドイツ国内にも「良きドイツ人」は多数いるので、彼らに呼びかけるべきだという主張を展開したこともあったとされる。しかし、(続)
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しかも、空襲にしても軍事施設だけをターゲットにするという建前はあったものの(実際には当時の技術では極めて難しかった)、英国本土での空襲被害が拡大するとそういう建前もどんどん形骸化していき、相手側の市民に死者が出ようが知ったことか、みたいな雰囲気になっていく。(続)
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被害の告発というのは難しくて、そもそも声を上げなければ誰にも気づいてもらえないにもかかわらず、声を上げた場合には「世間が期待する被害者のイメージ」と合致しなくなってしまう。
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安倍元首相の殺害について情報がまだ錯綜しているなかで、「誰が悪い」「何が悪い」と言い出すのは、その人の個人的信条の吐露か、惨事を政治利用したいという願望の現れでしかない。
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ナショナリズムが同胞を支える原理になるかどうかは、それがどういうイデオロギーによって支えられているかによる。ナショナリズムは別のイデオロギーと結びつくことが多いので、たとえばネオリベ的な思想と結びつけばむしろ福祉の切り下げと親和的になる。 twitter.com/ShinHori1/stat…