Shotaro TSUDA(@brighthelmer)さんの人気ツイート(いいね順)

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また、波風を立てないことが「平和」だと認識される社会では、社会全体が戦争に接近していくような状況下においては戦争に反対すること(=波風を立てること)がかえって難しくなるとも石田先生は指摘している。
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身近なトピックを取材して職人としての経験を積むのではなく、記事の構成などのテクニカルなことばかりを大学で学ぶ。結果、自分が報じることに対して知識のなかったり、ソーシャルメディア上でのプレゼンスを高めることしか頭にない若者がジャーナリズムに送り込まれているのが問題だという。
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流行りを無視するというのは難しいのだが、流行だけを追いかけて、ちゃんと基礎を固めておくことをしないと、気がつけば「ズレちゃった」のは自分ということにもなる。なんてことを思った。
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第2層は専門書や論文。先行研究として挙げられるのはこのクラス。領域によっては膨大な数があるため、第2層を突破するのは大変。「これ、先行研究を読むだけで一生が終わるんじゃね?」という不安に陥ることも。それでも、主要なものはやはりおさえておきたい。
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というわけで、何が言いたいかというと、「一次史料」に目を通しているからちゃんとした研究だというわけでは必ずしもなくて、むしろ先行研究をきちんとおさえているかどうかがより重要なのではないか、ということ。
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「不祥事を起こした政治家が不快な表情をする映像が流れていることに対しBPOは注意しないのか」という妙な質問が出る会合の後で「BPO委員の人選に国会が関われないか提起したい」という声が出てくる怖さ。news.ntv.co.jp/category/polit…
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ここからがようやく本題なのだが、ネット言論だと「一次史料」が高く評価される傾向にあるし、第1層、第2層をすっ飛ばして、いきなり第3層や第4層に突撃してしまう人もいる。「先行研究は思想的に偏っていて、無価値だ」という価値判断があるのかもしれないが、やはりそれはまずい。
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概念や理論の概要だけ聞いて「当たり前すぎてつまらない」と思ったとしても、そこで引き返してしまうと肝心の面白い部分を見逃してしまう可能性が高いということ。概念や理論というのはゴールではなく、実はスタートにすぎない。(おわり)
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ここからも分かるように、「創られた伝統」論は近代国家における正統性の問題と深く結びついている。本物だから良いとか偽物だから悪いとかそういう話ではなく、歴史分析を行うための一つの視点なのだと思う。
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早稲田の某先生。年齢を重ねて今のようになったのか、それとも若いころから強引な文章解釈をやっていたのか。前者ならまだ良くて、後者なら若いころの業績もすべて再検証の必要性が出てくることになる。文献紹介で著作を挙げるのも正直、ちょっと厳しい。
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残念ながらそうではない女性もいるだろう。だから、美醜という基準を持ち込むべきではないところで、たとえ肯定的であっても容姿に言及する発話がさかんになされてたら、それはやっぱりマズいんじゃないですかね。
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どの順番で仕事をやってよいのかが分からなくなってきたので、とりあえずツイッターを見ているのだが、これが正解でないということだけはわかる。
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あんまりこういうのを言いたくはないのだが、1月号で「トランプ票 三百四十万が盗まれた!」という記事を載せておいて、2月号で「陰謀論はなぜ拡散したのか」「フェイクの発信源は圧倒的にトランプ陣営」という記事をしれっと売りにするというのは、どういう神経をしているのやら。
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ネットで揉めているのをみると、対立陣営に対する悪魔化がすごい。相手側の行動は徹頭徹尾、利己的なものであって、あらゆる行動をネガティブに解釈する。欺瞞と偽計しかない。そういう誹謗じみた還元論を採用せずとも、相手の思想や行動を批判することはできると思うんだが。
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自分が試験に失敗したとして、ただでさえ凹んでいるところにそれを公共放送でニュースとして流されたら確実に病みそう。NHKは何を報道すべきで、何をすべきでないのか考え直した方がいいと思う。
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第3層、第4層の資料をその背景まで含めて理解するのはかなり難しくて、第1層や第2層をすっ飛ばすと、逆に「分析者の思想に合致するよう、読みたいように読んでしまう」という可能性が高まるんじゃないかと思う。
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そういえば、今年亡くなった母も、自分の外見に強いコンプレックスを抱いていて、認知症を発症してからも幼いころに実兄から容姿のことでなじられたと繰り返し言っていた。だから、ルッキズムという問題提起自体はやはり必要なのだと思う。
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しばしば「人は歴史から学ばない」と言われるが、外交史家のアーネスト・メイによると、外交政策(外交に限らずだと思うけど…)ではむしろ「歴史から歪んだ教訓を引き出してしまう」のが問題だという。
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むかし「文化資本が豊かな家庭は長く、複雑な構文で会話をする」というような話を読んだ。そこで「我が家の文化資本を高めるために、長い文章で話をしよう」などと思ったのだが、その効果がミリほども感じられないので、今では「ワロス」「ドゥフフ、大草原不可避」などと語る父親になってしまった。
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選挙候補者が自分に対する嫌がらせを報告するツイートに、さしたる根拠もなく「自作自演」と引用リプを投げつける人間が大量にいることに暗澹たる気持ちになる。嫌がらせを実行する人間とその手の引用リプを付ける人間は、同じ類いと言って良いと思う。
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戦前に英国で出発されたプロパガンダ論を読んでいると、当時の日本について、海外からの宣伝攻勢で切り崩すのはほぼ不可能なほどに国内では強力な管理体制が敷かれている一方、海外に対するプロパガンダはお話にならないレベルという感じの評価になっていて、今に通じるものがあるように思う。
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昼間、デヴィッド・ミラーの議論に即してロシアの政策について一般のロシア人を批判するべきではないという話をしたのだが、規範理論としてはそうでも、実際には戦争が長引くとそれがどんどん難しくなっていくと思う。(続)
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高校生のとき、同じ部活だった奴から「お前はなんでそんなにブサイクなん?」と言われて、けっこう傷ついたことがあった。今なら「別にアイドルを目指しているわけでもないんだから余計なお世話だ」と言い返せそうだけど、思春期の高校生にはけっこうきつかった。
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今日の授業で、台湾について日本の一部の層のあいだに「台湾は歴史もひっくるめて日本の全てを肯定してくれる存在」という誤謬があるのではないかという話をした。それはたぶん、韓国や中国に対するネガティブなステレオタイプをそのまま裏返したものでしかない。
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米国の名前のややこしい新聞(一部修正)。こうやって並べてみると、ニューヨークポストのロゴが分かりやすくタブロイド紙なので、ある意味では好感がもてる。