そして「ワクチンを打たない」ことのリスクを「ワクチンを打つ」ことのリスクと比較している人も多い。何もしなければ副反応なんて出ないのに、なんでわざわざ、と。 しかし「ワクチンを打たない」ことは「いずれ新型コロナに感染する」ということでもある。
それを受けて「未知の物質を体内に入れるよりも、打たないほうが安全」と考える人はいまだにいる。 中には「ワクチンで多数の死者が出ている」など、明らかに誤った情報をもとに接種を拒絶する人もいる。また妊婦さんやアレルギー体質の人など、接種のリスクを評価できず決断できないという人もいる。
ワクチンに関しても「打ちたくない人の打たない権利を尊重すべき」という考え方がある。 「打たない権利」はもちろん尊重されるべきだ。 しかし「打たない」という判断を、その人の「真の意志」として受け止めるべきか。それが、本人の望まぬ結果につながる可能性があるとしても、尊重すべきなのか。
ワクチンについては新しい情報が次々アップデートされ、接種の妥当性をより強固なものにしている。 一方でワクチンに関しては、いまだに多くのデマが流れている。 医学的な基礎知識のない人にとって、その真偽の判断は容易ではない。加えて、デマのほうがセンセーショナルで、拡散力は圧倒的に強い。
本人の納得もあり、がん治療拠点病院に再紹介した。 「先生、私まだ生きてる!」 3年半後、彼女は元気に歩いてクリニックに挨拶に来てくれた。 病気は治癒したわけではない。 だけど、生きた心地のしなかったあの頃よりはずっとまし。 娘の成人式に立ち会えた。 仕事にも復帰できた。
治療を強く勧めてくれてありがとう。 最後にそういって、彼女は帰っていった。 彼女が今どうしているのかはわからない。 だけど、少なくとも彼女にとって、集学的治療は、「がん放置」よりは納得のできる選択であったことは間違いないと思う。
このままじゃいけない、でも考えたくない、そんなことをしているうちにさらに時間が過ぎてしまったと。 確かに化学療法は怖い。だけど、あなたのがんには効果が期待できる薬がある。その薬はあなたが懸念しているような副作用は出にくい。いまからでも治療をすれば、時間を取り戻せるかもしれない。
6年前、ひとりの乳がんの女性との出会いを思い出す。 ある書籍の影響を受け、手術も抗癌剤治療も絶対にしない、そんな強い意思で病気の進行を許し、厳しい状況に。 もうこのまま死にたい。 彼女が持参した紹介状には、本人は看取りを希望、在宅での緩和医療をお願いしたい、と記載されていた。
無治療の乳がん。 診断確定時のデータには詳細な情報が記載されていた。分子標的薬の効果が期待できるがん細胞だ。 時間をかけて本人とじっくりと話をした。 病気は怖い、でも治療も怖い。 そんな時、治療なんてしなくていい、そんな言葉にすがりたくなった。 でも、明らかに病気は進行してきて、
●65歳以上の1/10は車椅子か寝たきり ●65歳以上の1/5は認知症 ●65歳以上の1/3は5種類以上の薬を毎日飲んでいる ●65歳の4/5人は少なくとも1つ以上の慢性疾患を持つ ●死に直面している人の7/10は自分で意思決定ができない・・・
●「行動制限がない」は「感染リスクがない」ということではありません ●新型コロナウイルス感染症の爆発的な拡大はすでに災害レベルに達しています ●新型コロナウイルスは単なる風邪ではありません ●3回目のワクチン接種をしてください 医療提供体制は全国的にギリギリの状態。 ぜひご協力を。 twitter.com/tak53381102/st…
医療機関はその機能を守るために、陽性者には仕事をさせないし、院内感染を防ぐために、陽性者は隔離空間で診療・入院管理する必要がある。 検査で儲けてるとか、発熱に怯え過ぎとか、もはや個別に反論する元気はないが、それをしないという選択が何を意味するのか、今一度じっくり考えてみてほしい。
「行動制限求めず、社会経済活動を維持」 これは政府と国民の合意。その当然の帰結としての感染拡大。医療はその後始末に追われている。 インフルエンサーの皆様は、医療への不満だけではなく、自由の代償としての覚悟の必要性か、感染予防のための合理的行動か、いずれかを呼びかけてほしい。
上記3要件が受け入れられるなら、今日明日にでもウィズコロナの社会が始まる。英国のようにこの路線を選択した国もある。日本もなし崩し的にこちらに傾いているようには思うが。 「感染対策とかもういい加減にしてくれ、だけど、何かあったらちゃんと治療してくれ」という都合のいい選択肢はない。
日本はどんな「ウィズコロナ」を目指すのか。そろそろ具体的なビジョンを共有すべきではないか。 ●コロナ感染は自己責任。 ●コロナによる重症化・死亡、後遺症を受け入れる。 ●それ以外の疾患や事故でも、コロナの影響により、適切な治療が受けられない可能性があることを受容する。
本日9時より、東京都の自宅での自己検査➡オンライン陽性登録の対象が20~30歳代に拡大されます! 発熱などの症状が現れた時点(医療機関受診前)で申込み可能。1回1人1キット、1人2回まで利用可能。 正午までに申し込むと、翌日に配送されます。 発熱外来に行く前に。 fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/c…
内科の処方医に疑義照会をスルーされても、そこで諦めずに産科の主治医に相談する。薬物療法のプロとしての薬剤師さんの使命感と行動力が本当に素晴らしい。 言われた通り薬出しとけ!ではなく、互いに専門性を発揮し合い、より安全で効果的な治療を実現する。 そんな医薬協働を当たり前にしたい。 twitter.com/junsasakimdt/s…
アセトアミノフェンを温存するのは、まさに妊婦さんたちのため。妊娠中期でも普通は使用を避けると思います。 産科の主治医の先生こそ、医師に背後から撃たれたと思っているかもしれませんね。 twitter.com/kusumieiji/sta…
新規感染者数は高止まり。このままお盆に突入すると、開業医の先生方の多くは夏季休暇に。 今年は休暇返上という先生もおられるようですが、もちろん無理強いはできない。 発熱外来のキャパはさらに厳しく、休みなく運営する医療機関の負担はさらに大きく。 合理的な感染防御を心がけてください。
コロナかも?と思ったら: ①症状が軽い、高齢・基礎疾患・妊娠などのリスクがなければ、受診はなるべく避ける。 ②症状が重い・長引く、 リスクがある、ワクチン未接種の方は、早めに医療機関に相談。 ③呼吸が苦しい、明らかに顔色が悪い、意識レベル低下などの場合は救急要請を躊躇しない。
こちらは行動制限もマスクもなく普通に生活してるよ、とおっしゃる欧州在住の日本の方々。それはコロナが弱毒化したのではなく、コロナで死ぬことを普通の出来事として受け入れたということ。 当事者になって初めて、やっぱり普通じゃない、と思うのかもしれませんが。 お身体に気をつけて。 twitter.com/EARL_COVID19_t…
英国の救急医療の動画について、実際はそんなことないとおっしゃる方もいるのですが、最新の救急サービスの報告書によると、2022 年 6 月の英国では、脳卒中や胸痛などの重症者の救急搬送に52 分(目安値18 分の約3倍)かかっていると。これがファクトです。 bmj.com/content/378/bm…
片側不全麻痺、脳梗塞の疑い。 119番は20分以上かけて結局つながらず。タクシーで行こうと病院に何カ所電話かけても受け入れ不可。初動から脳MRIまで4時間以上かかってるのは、やっぱり異常事態だと思います。 Twitteriにはそんなはずないって言う人がけっこういるんですけど、実際そうなんです。
ちなみに東京都が重症と分類しているのは人工呼吸器またはECMOにより全身管理されている方です。 他の自治体のように集中治療室にいる人、という意味ではありません。
入院しているのは自宅での治療継続が困難な方。軽症とは低酸素血症をきたしていないという意味で、症状が軽いという意味ではありません。実際、亡くなっているのは軽症〜中等症の方が大部分。 本当は森田先生も分かっているはず。 持論のために憶測を事実かのように発信すべきではありません。 twitter.com/mnhr_labo/stat…