これはドイツの地方新聞の記事で、なかなか面白いので訳してみます。以下連投。 #銀英伝 #ノイエ銀英伝 twitter.com/adachi_hiro/st…
【民主主義の拠点としてのイゼルローン:ヒルデガルト・ティルマン、日本のSFベストセラーとファンクラブを発見する】 「私が作家なら、この事実でサスペンス小説を書いただろう」と75歳のヒルデガルト・ティルマンが、自ら数年間行ったリサーチを語る。
図書館副館長だった彼女は、SFや郷土小説好きにとって最高の情報を入手した。日本の作家、田中芳樹氏の『銀河英雄伝説』というSF小説に「イゼルローン」が登場するという。しかもそのファンが「イゼルローン・クラブ」を結成しているらしい。
【ネットで最初のヒントを発見】 発端は3年前、市の職員がネットで、日本のSF小説に「イゼルローン」の名が登場すると紹介する記事を発見したこと。図書館長に問い合わせたが、著者も小説も知らないとの返答。しかし図書館長は日本マニアの知人に連絡。その女性はすでに14回も日本を訪れ、
ドルトムントとケルンの独日協会の会員でもある。「アジアは大好きで、私のすべて」と、旅大好きでイゼルローン出身の彼女は語る。「日本は第二の故郷なの」と語る彼女の息子たちには、若い頃から日本体験も留学経験もある。
【日本でのリサーチ】 ヒルデガルト・ティルマンは京都在住の川合全弘教授にアクセスする。教授は彼女に小説を送付し、イゼルローン要塞の登場箇所に印をつけた。しかし、なぜ「イゼルローン」が小説の中でこんな重要な役割を持っているのか、その理由は教授にもわからなかった。
ヒルデガルト・ティルマンは諦めない。イゼルローン出身の元駐日ドイツ大使フランク・エルベ氏の講演会を訪れ、彼に助力を求めたのだ。するとしばらくして、元大使が15冊に及ぶ小説の内容まとめを送ってくれた。
小説の舞台は遠未来。人類は銀河帝国と自由惑星同盟に分断され、第5章でイゼルローン要塞への襲撃が描かれる。その描写はこうだ。「直径60kmの人工惑星を建造したのは、その位置の戦略的な重要性のため。イゼルローンは帝国から自由惑星同盟の領域に向かって、三角の形をした『舌』の先に位置する」
【威嚇効果】 「この宙域は宇宙艦隊にとって航行困難で宇宙の墓場と呼ばれており、そもそも遭難が多い。ゆえに威嚇効果を兼ねた軍事拠点を設けることにしたのだ」 日本に旅行したヒルデガルト・ティルマンは出版社に電話で連絡を取った。出版社からは著者に直接問い合わせるよう勧められた。
その際には反応はなかったが、再び川合全弘教授に連絡し、代わりに問い合わせるよう依頼した。その策は功を奏し、著者から以下の返事が届く。「イゼルローンの名前はドイツにあるイゼルローン市から付けた。私がイゼルローンを選んだのは、言葉の響きが良いからだ。
小説のファンクラブもあり、その名前は『イゼルローン・クラブ』。小説の中でイゼルローンは重要な役割を果たし、自由と民主主義の拠点なのだ」 【著者からの挨拶】 田中芳樹氏はドイツからの関心を喜んだ。「イゼルローン出身の女性からの問い合わせを大変喜ばしく思った」とエージェントに伝えた。
ヒルデガルト・ティルマンがさらに驚いたのは、自分自身の名が小説に登場する点だった。「作中、私と同じヒルデガルトという名前を持つ女性が登場し、しかも重要登場人物らしい」と。著者によるとそのキャラクターは極めて頭脳明晰で能動的。そして、ヒルデガルト・ティルマンによろしくと伝えてきた。
ヒルデガルトはお礼にイゼルローン・クラブへ、イゼルローン市の情報や絵葉書をプレゼントした。元図書館員として彼女は、小説が日本語版しかないことを残念がっている。「ぜひ読んでみたい!」しかし(日本語で)知っているわずかな字以外は読めなくて、今はドイツ語の要約で我慢するしかない。
…と、記事内容は以上です。 画像化してみましたので、こちらもご参考に。 #銀英伝 #ノイエ銀英伝
「日本がマジで終わるのはいつか?」 という問いに対して 「デーブスペクターが本気で日本を見限ったとき」 という返答は、なかなか秀逸だと思った。
増税による搾り取り強化と、一時支給やクーポンによるバラマキの二本立てで今後の社会を運営する算段なのか。 味の調整として塩と砂糖を延々と投入するような話だ。 コネあり企業が受益者になるのか。 news.livedoor.com/article/detail… 【東京都が低所得世帯に1万円分の米を現物支給へ 野菜や飲料なども検討】
これに限らず、この手の話の何がヤバいかと言えば、構造的な改善無しの「時間稼ぎ」「一時しのぎ」の策ばかりが続くことだ。 そして、絶対に減税系(特に消費税)の話は出てこない。 どうも、まっとうな社会・経済状況の改善は考えられていないらしいことが窺えてしまうわけで。 twitter.com/masteruribow/s…
しかし知人曰く、 「そもそも【終わる】とか言えるのは、イケイケだったころの記憶があるヤツよね」 と。 それを踏まえると、いろいろつらみが増すのであった。
【小池知事と都幹部らがタートルネック着用「みんなで乗り切る」省エネ対策呼びかけ】 fnn.jp/articles/-/447… 夏は半裸で「みんなで乗り切る」という地獄絵図パラダイス演出が期待されます。
【97歳男性が運転の車が歩道に突っ込み撥ねられた42歳女性が死亡、その後車3台に衝突し20代、70代、80代、100歳女性が怪我】 news.yahoo.co.jp/articles/15c41… 今の社会インフラは基本的に「外出するのは認知・運動機能が衰えてない人」前提で全て造られているという問題。バリアフリー云々では解決できない。
この事件、「高齢者は免許返納しろ!」という声が大きいが「特に地方では、年齢関係なく車を運転しなきゃ生きていけんのじゃ!」という悲痛な反発も多く、問題の構造的な根深さと、解決の現実的困難さが浮き彫りになる。
そう。 むかし、公共事業の「合理化」「採算性の確保」を伝える記事の片隅で危惧されていた将来的不安がおおっぴらに具体化してきた面がいろいろある、と知人が言っていたのが思い出されます。 twitter.com/cnozomi/status…
ドイツZDFテレビ「ウクライナ戦争:ロシア・プロパガンダと世論」分析特集。 zdf.de/nachrichten/zd… 一見、固定化しきったように見える親露・反露の支持グループだが、「不安により動く流動層」に対しロシアの継続的なプロパガンダが一定の効果を挙げている、という分析が興味深い。
また印象的なのは、 「古き良き、旧秩序の、安定感豊かな世界に戻りたい」 願望が強い層とプーチン支持層に強い相関関係があるという分析。また、もともと戦前から活発だったロシアの反EU・反独プロパガンダについて、コロナ問題以後、ドイツ西部に比べ東部で賛同層が拡大しているというのも気になる。
【都庁タートルネックだらけ 節電へ】 news.yahoo.co.jp/pickup/6445392 もう、政治も経済もイデオロギーも、あらゆるものが「ごっこ」で構成されて蠢き、空回りしているように感じられてならない。