新研究(3/14) 1歳未満の乳児は新型コロナにおいて重くなるリスクがより高い 授乳婦が新型コロナワクチン接種を受けると母乳中に検出可能なIgAを持つ率 ・ファイザー 96% ・モデルナ  97% に 母乳中IgAは侵入するウイルスに対する防御で重要な役割を果たすと考えられ乳児の保護に役立つ可能性
日本におけるオミクロンBA.5流行期の新型コロナワクチンの有効性のデータが公表 発症予防に関する有効性 ・2回接種後5か月以降 35% それが3回接種によって ・2週間~3か月未満   65% ・3か月以降      54% と改善 オミクロンBA.5等の発症に関しても予防効果があることが改めて示された
医療従事者のブレークスルー感染分析からの新知見 デルタまん延の中でも多数のばく露にもかかわらず仕事を通しての感染は少なかった 一方で大部分は友人等との懇談や家族からの感染だった これらの場ではマスク等の予防策は緩くなる傾向があった 以上より標準予防策の併用が大切と改めて示唆された
新型コロナ感染小児に稀に起こるMIS-Cで注目結果(preprint) MIS-Cの子を調べ次の可能性浮上 感染→コロナのN(ヌクレオカプシド)領域に対し異常な免疫反応→同免疫が自己の蛋白と反応→発症 接種の反応はS(スパイク)対象で無関係な上MIS-Cが減ったのも接種等で免疫が抗S等にシフトしたからの可能性
なお先日、神奈川の相模川流域で、一過性に下水の新型コロナウイルス濃度が跳ね上がったことがあったが、こういう現象の背景にも、紹介したような腸の持続感染例(からの排出)の関与があるのかもしれないと思った twitter.com/shuichiotsu/st…
新型コロナ感染後に消化器疾患も増える事が既に示され、報告の様に持続感染が疑われる例も 多くの人にとって軽症であっても、それに留まらない場合もあり、この様な病態の情報提供が為され、推奨されている諸対策等行った方が、これら病態の予防にも好適である事等は行政等からも周知されるべきだろう
最近また紹介が増えている重要研究 ワクチン接種者が未接種の人より新型コロナ「ではない」死亡率が低いと示唆されたもの 未接種を1とするとコロナでない死亡のリスクが ファイザー 0.34 モデルナ  0.31 と低かった(2回接種) 接種をした人が他の病気による死が多いというのは否定的と言える結果
コロナ後遺症の一因に脳への影響が想定 感染者89%の脳脊髄液でウイルスの一部のヌクレオカプシド抗原検出は既報 更にその液中濃度が血清中濃度や脳脊髄液中IFN-γと相関 つまり血中に多いと脳脊髄液にも多く炎症と関連しうると示唆 なおmRNAワクチンで同抗原は非産生 感染固有の現象と考えられる
新型コロナへのイベルメクチンの効果を見たランダム化比較試験 重症への進行はイベ群21.6%, 対照群17.3%で有意差なく進行を防がないと結論 有害事象はイベ群13.7%, 対照群4.4%だったが, イベ群は下痢が5.8%(vs 1.6%)と多く, また241名中2件の心筋梗塞, 重度の下痢からの急性循環不全が1件あった
・出典 nature.com/articles/s4159… 接種者のほうがより感染後のコロナ後遺症は出しづらいということはすでにこれまでの研究で示されているが、定期的に異説(例えば最近は、接種しているから感染後後遺症を出すなど)も現れることから、このような結果が蓄積するということも重要であろう
妊娠中に新型コロナ陽性と診断された母親から生まれた乳児の1年の神経発達 JAMA Network Open掲載 運動や言語に関する障害の診断を受けた率 ・陽性妊婦の子 6.3% ・それ以外の子 3.0% と陽性妊婦出生児のほうが多かった 解釈は注意必要で因果関係を示すものでないがさらなる研究を要すと結論
新型コロナワクチン接種を受けると異様に高い流産率となるとの話が一部に流布 本当にそんな事があったらすぐ検出されそうなものだが 最近も研究結果が公表(Human Reproduction) 約15万人を分析 ・接種群と非接種群で流産リスクに有意差なし 研究の結論「接種は流産リスクの増加と関連していない」
新型コロナ感染後の糖尿病とワクチン接種 新研究(JAMA Network Open) ・新型コロナ感染後に糖尿病発症リスクが上昇 ・高血圧と脂質異常症では発症リスク上昇認めず ・感染後の糖尿病リスクは新型コロナワクチン接種を受けていない人でより高かった 予防接種の利点が示唆されたと結論している
一方、海外報道は専門家のコメントも紹介、現時点では冷静な構えを崩さず ・デルタまん延地域ではむしろミューは減っており、最強のデルタに現段階で勝ててはいない cnbc.com/2021/09/07/mu-… ・急速に広まっているようには見えない apnews.com/article/lifest… 報道に惑わされず予防と対策の継続が大切
オミクロン流行下で日本でもワクチン接種者で重症例が少ないとの話は聞くところ それに合致する新知見 免疫は抗体だけでなくT細胞等が働く細胞性免疫がある ワクチン由来の細胞性免疫はオミクロンに対しても良好に機能しうると判明 しかも実際の感染によるものより高いレベルで反応するとわかった
news.yahoo.co.jp/articles/8b90c… 新型コロナ罹患小児で起こりうる小児多系統炎症性症候群MIS-Cの日本での1例 【経過】 ・1月中旬コロナ発症 ・発熱や咽頭痛あるも回復 ・3月上旬MIS-C、急性心不全診断 ・40度高熱2週間 ・「僕はここで死ぬの?」と泣く ・同級生からの励ましの色紙に涙止まらず ・4月3日退院
誤読を防ぐ為念の為付記 ・感染対策を調整してゆく事に反対していない ・今後は経済活動もより活発化すると思われ感染対策を強力にし続ける事が常に経済にとって最適等とは言っていない 感染対策と経済という単純化できないものを二項対立として曖昧な根拠の基に主張する等の姿勢に疑義を呈する投稿
子どもの原因不明の急性肝炎 4人の患者が新たに確認 これで国内7例となる この記事には世界で169人とあるが、実際はこの数日でさらに患児が特定され278例に 10歳未満がほとんどなのは変わらず、大部分が新型コロナワクチン接種を受けておらず関連は否定的なのも変更なし news.yahoo.co.jp/articles/7ec56…
感染症学会が経口ウイルス薬ゾコーバの早期承認を求めた提言が話題に 「軽症者にも投与できる抗ウイルス薬の臨床現場への導入が必要」とあるが、投与での病気の見通し等も含めた明らかな臨床的有益性の証明をしてからではと感じる 個人的には先日の風邪にまつわる発言の誤解こそまず解いてほしかった
子どもの原因不明の急性肝炎続報 その後も症例は増え世界で約190例に 日本の例は海外でも報道 早速「新型コロナワクチン接種が進む国のみで発生」等の一部言説が流れているが、例えば低中所得国では正確な把握をしきれていない可能性が専門家よりも指摘、世界全体で実際はより多いと推測されている
いいえ違います。 高齢者ばかりか子供や若者の将来が犠牲になるのです。 「実際、緩い対策での高感染率の許容は、子供や若者の教育機会を損ね、慢性的な健康問題を引き起こし、経済的な負の影響を与えうることは何度も指摘されてきた。つまり、主張と裏腹に、子供や若者に害を為す可能性がある」 twitter.com/Isseki3/status…
妊娠中の新型コロナワクチン、最新レビュー ・妊娠中の新型コロナ感染は死産や早産のリスクが高くなる ・安全性,免疫原性,有効性に関する情報は観察研究から得られている ・妊婦でその使用に関する主要な安全上の懸念は確認されていない ・女性を病気から守るのに効果的であることが示されている
news.yahoo.co.jp/articles/5f88b… ・25人の新型コロナ感染クラスター発生 ・うち24人はワクチン2回接種済 と報道 ×感染を防ぐ効果なし ×意味ない 等の誤解がさっそく散見 ワクチンの有効性が高くても、接種者の数が増えれば、ある群の患者のうち大半が接種者になるというメカニズムをこれら報道は付記すべき
新型コロナ後遺症の新研究(JAMA Psychiatry) オミクロン期含む コロナ感染後に認知症状など認める20人(平均32.7歳)の脳をPETを用い炎症の指標となる物質を調べた すると対照群と違い脳内の腹側線条体や被殻で進行性の炎症を示唆する所見あり 長く症状続く人で起きている複雑な変化をあらわにした
各出典など ・受診控えや医療負荷での対応遅延等によりパンデミック期のがん診断の遅れが指摘 twitter.com/shuichiotsu/st… ・米国立がん研究所の新型コロナワクチンと、がんの発症、再発や進行に関する見解。否定的としている twitter.com/shuichiotsu/st…