新型コロナ罹患後症状に関しNature Medicineに最新研究が掲載 非入院感染者だけの研究,対照群を設定し比較,12週後の症状 対照群を1とし ・無嗅覚症 6.49 ・脱毛   3.99 ・くしゃみ 2.77 ・射精困難 2.63 ・性欲減退 2.63 等が特に感染後群で高いと論文要旨で言及 また総計62症状が有意に関連
・今回の提言 bmj.com/content/379/bm… "バイデン大統領の「パンデミックは終わった」発言は時期尚早" ・米国の医師らによる提案 bmj.com/content/379/bm… 政府はマスク取得を容易にする取り組みを「それで密な屋内でいつでもマスクを使用でき自分自身を保護したい人が確実に保護できるようになる」
新型コロナワクチン接種と母乳中の抗体に関し最大級の研究(1716サンプル分析) 乳児を新型コロナ感染から保護する可能性ある特異的なIgA抗体はワクチン接種後3-5日に上昇し始め15日でピーク また2か月後の母乳の平均IgAレベルは接種前と比較し有意に上昇 接種不可能な乳児の保護の可能性を改めて示唆
「新型コロナワクチンはがんを引き起こしたり、がんを増殖させたりする可能性がありますか?」 アメリカがん協会。5/4更新 新型コロナワクチンががんを引き起こすことを示唆する情報はありません。また、これらのワクチンががんの増殖や再発を引き起こす可能性があることを示唆する情報もありません
新変異株の主導権争いは予測通り ・BQ.1.1(ケルベロス) ・XBB(グリフォン) が目ぼしいかと国内報道 いずれも免疫逃避性高い シンガポールの医師の談話「グリフォンは今、コロナ感染者数の50~60%を占めている。悪い知らせだが、日本でも非常に速く拡大すると確信している」 news.livedoor.com/article/detail…
120万人という世界的規模の新型コロナ罹患後症状いわゆる後遺症の新研究(JAMA) 有症状の感染後 ・3か月後症状認める割合 6.2% ・1年後〃        0.9% 症状として ・認知障害 2.2% ・痛みや持続的な疲労 3.2% ・継続的な呼吸器症状 3.7% 一定の率で症状が持続することが再確認された
・当該研究 journals.plos.org/plosone/articl… 興味深いのは、マスクは子による感情の読み取りに悪影響を及ぼさなかったのに対して、サングラスでそれが障害された点 目が重要な意味を持つことを示唆 マスクをつけていても読み取る力が損なわれないところが、子供の、あるいは人の適応の力と言えるのだろう
オミクロンXBBに接種は有効か? まだXBB.1.16へのデータは十分ではないが先行したXBB.1.5等へのデータはすでに出ている 結果① 一価ワクチン2~4回接種者が現行二価ワクチンを接種すると症候性感染のリスクも少なくとも3か月は低い 結果② 同接種者が二価ワクチン接種すると重症および死亡リスク低い
・JAMA Network Open掲載 jamanetwork.com/journals/jaman… mRNAワクチンで体内で産生されるのはスパイクタンパク質で、今回新型コロナ感染者の脳脊髄液で検出されたヌクレオカプシドではない 感染の場合はヌクレオカプシドが脳脊髄液に移行して免疫反応が起き、諸症状を残す可能性があることが示唆された
【補足】 頻度だけでなく ・期間 ・重さ の違いもある(今後研究も出るだろう) 例えばCDCもコロナとインフルの比較を次の様に掲載 ・インフル罹患者のほとんどは数日から2週間で自然回復 ・コロナ後遺症は感染してから数週間または数か月続くか,数週間後に現れる可能性がある cdc.gov/flu/symptoms/f…
・出典 pnas.org/doi/10.1073/pn… 肝臓は糖新生の場で2型糖尿病の肝臓ではそれが亢進 オミクロンは他の変異株と異なり、肝細胞において感染性の粒子をさらに産生することはできない一方で、糖新生は誘導することも今回の研究で判明した つまりオミクロンでも糖代謝異常の一定のリスクを示唆する結果
有名な話なのでファクトチェックも複数 ・海外のもの dubawa.org/pfizer-vaccine… factcheck.org/2022/03/sciche… ・私も以前紹介した twitter.com/shuichiotsu/st… ・伊賀治さんのもの「FDAが開示したPfizer資料に1,291種もの副反応が隠されていた」は誤り note.com/osamu_iga/n/na…
デキサメタゾンは量あたりの効果が強く、作用時間長く、副腎機能抑制も強い 報告例は13歳の女性 適応症で必要な場合を除き、無用なステロイド使用を避けるべきなのは言うまでもない 他疾患で通院中でわかったのがせめてもの幸いで、わからなかったらと思うとぞっとする fpa.or.jp/library/kusuri…
オミクロンBA.5とワクチン接種に関し米CDCが新たな声明で言及 ・BA.2感染者はBA.5に有効な抗体を得る ・そこから考えて(BA.2からの保護が期待できる)現行ワクチンでもBA.5による重症化を予防できる可能性が示唆される 英国も初期データからBA.2への有効性と大差なしと評価しているがそれと類する見解
・第3相試験結果(プレプリント) medrxiv.org/content/10.110… 対デルタ中心の結果でないのが残念(主として対アルファ)ではあるが、有効性は高く、また副反応もmRNAワクチン等よりは少ないか(ただし2回目後の頭痛、筋肉痛、倦怠感等は4割程度は存在) 今後有用な選択肢の一つとなることも期待される
若年者の新型コロナ罹患後の影響をみた研究が発表 年齢中央値21歳 結果、非感染群と比較して ・BMI増加 ・脂質異常 ・身体持久力の低下 がより認められた さらにウイルス感染後の代謝の障害はインフルエンザ感染後にはこれまで文献報告がなく、新型コロナ感染固有の事象の可能性ありとも指摘された
コロナ感染後3か月以上精子減少の件 原因に感染の炎症からが想定と書いたが、他病原体も同じだろうと反論があった だが先行研究でインフルは発熱からの影響(約8週で運動性改善)なのに対し、新型コロナは発熱や重症度に無関係に精子減少発生 抗精子抗体も認め免疫反応による可能性 厄介さに差がある
新型コロナ感染と小児の1型糖尿病 最新研究(JAMA Network Open) 他の呼吸器感染症になった小児と比較 結果、新型コロナ感染後の小児の方が1型糖尿病と診断されるリスクが ・1か月後 96%高 ・3か月後 110%高 ・6か月後 83%高 と判明 他の呼吸器感染症より感染後の1型糖尿病リスクが高いと結論
・2年後の症状残存例も cidrap.umn.edu/news-perspecti… なおオミクロンのコロナ罹患後症状については数万人規模調査で オミクロン 4.5% デルタ 10.8% と率はデルタの半分だが顕著な減少でもない thelancet.com/journals/lance… ・後遺症の期間の違いについてのCDC記載 cdc.gov/flu/symptoms/f…
「オミクロンは肺炎にならない」? オミクロンが肺では複製効率が低い知見の拡大解釈等からそのような認識が散見 実際はワクチン未接種の20代男性での肺炎も報じられ またデルタ流行期と比較して1/6であるものの肺炎例がないわけではない 肺炎がない等と過度に楽観視した解釈には注意が必要だろう
小児肝炎にコロナ後遺症肝炎の可能性も浮上と 新型コロナ感染回復後の肝炎発症5例報告あり コロナ診断後から発症まで平均74日と長くPCRで検出され難い 一方原因の最有力とされるアデノウイルスは肝臓で全例陰性だった コロナ感染後の免疫反応か事前感染でアデノ等へ免疫調節不全で肝炎発症の可能性
新型コロナ後遺症の新結果(eClinicalMedicine) オミクロン期の感染が多く含まれる研究 PCR非陽性の対照を1とした時(ハザード比) ・全死因死亡 2.95 ・心血管死  1.88 ・心不全   1.82 ・肝障害   2.79 等と総じてリスク高い オミクロンでも後の健康に与える影響に注意必要と強調する結果
新型コロナ感染後の小児に起こるMIS-Cの原因 感染後のヌクレオカプシド(N)領域への異常な免疫反応がきっかけと新研究 次にコロナ感染で高発現のSNX8という蛋白へ反応が起きMIS-C発症となる可能性 だがインフルではSNX8低発現(=MIS-C起き難い事に関連か) 子供でもコロナはインフルと大分違うと示す
コロナ後遺症とワクチン 英国保健安全保障庁が,接種後に感染した世界の8研究を分析 2回接種者は28日以上続く症状を生じる可能性が未接種者の約半分というものも 結論として未接種の場合と比較し,接種者で短期(4週以上),中期(12~20週後),長期(6か月後)いずれにおいても後遺症を報告する可能性低いと
小児における新型コロナとインフルエンザの比較 JAMA Network Open掲載 小児の新型コロナでの入院数はインフルの2倍で期間も長かった ただ特筆すべき事に,この結果はマスク等の十分な"対策下"のもので、もしそれらがなければインフルの何倍も重症の小児が出て,より多くの死をもたらしただろうと結論