Kenji Shiraishi(@Knjshiraishi)さんの人気ツイート(新しい順)

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記事のタイトルにもある「知識や手段は既にある」ということが日本では無視されがちだが極めて重要。日本で脱炭素というと未商用化技術のR&Dという発想が多いが、IPCCやIEAが呼びかける迅速な対策はそういう技術ではなく既存技術の量産による低コスト化と大量導入を指す。このグラフの青を見てほしい。
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WBC、日本での放送はどうだったのかわからないけど、アメリカの放送(FOX)では、大谷さんがずーっと映っていた印象。グローバル・スター、グローバル・ブランド、サッカーにおけるメッシと、最上級の言葉で讃えられていた。アメリカにおける大谷さんの存在の大きさをひしひしと感じた。
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気候変動に関する最新科学をまとめた報告書が発表された(IPCC AR6)。今後どうなるかが気になる方は、3℃弱の上昇を見ると良いだろう。動植物の絶滅や熱中症、農業生産性低下のリスクが大きく高まる。気候変動は進行中で産業革命前から既に1.1℃上昇。1.5℃を超えると0.1℃違うだけで被害が大きく増加。
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このスレッドが伸びているので、私の本業も宣伝させてください。日本の電力コストはクリーンエネルギーで削減でき、停電も起こさず、エネルギー安全保障上もメリットが大きく、貿易収支も大きく改善することを示唆した研究です。日本語のエグゼクティブサマリーもぜひどうぞ。 mobile.twitter.com/Knjshiraishi/s…
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高齢者の車の事故が時折報じられるが、タクシーがあまり使えないとすると、免許返上を渋る高齢者の方も増えるだろう。Uber的なライドシェアか、二種免許義務の緩和か、自動運転か、何らかの対策が求められるのだろうと思った。地方ではタクシーがいつでも利用できる時代は終わったという話。n/n
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実際、その地方都市では、朝晩に予約・利用できるタクシーの数が激減し、予約を取るのが非常に難しい。朝晩に空港に行くのにタクシーが使えないので、どうしてもタクシーを使うなら、朝晩ではなく昼の便を使うべきだと助言された。5/n
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これまでタクシードライバーの供給源だった高齢者の新規参入には、二種免許の壁。タクシー会社は免許取得の費用は持つのだが、1ヶ月かけて免許取得する気力のある高齢者は多くない。地方の労働者人口は激減中。退職が加速し、新規参加が先細る形で、会社を維持できず廃業が進んでいく。4/n
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高齢ドライバーは年金受給者でもあるので、高い感染、健康リスクを犯して働く動機がない。なのでコロナが落ち着き始めても、彼らは帰って来なかった。残ったドライバーも平均年齢70歳なので、あと数年で多くが退職する。その会社でも数年前の1/4に減ったドライバーが、あと数年で更に半減とのこと。3/n
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まず、現状としてタクシー会社の廃業が急速に進んでおり、かつ残った会社もドライバーの確保に困難を極めている。そもそもタクシードライバーの平均年齢は70歳(その都市で)。コロナ禍において、密室での感染を恐れた高齢ドライバーの皆さんが一斉に退職した。2/n
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ある地方都市で空港に向かうタクシーに乗っていて、タクシーの予約に苦労したんですよ、という話をしたところ、運転手さんが、コロナをきっかけに急速に縮小する地方のタクシー業界の現状を話してくれた。面白かったのでシェア。地方ではタクシーがいつでも利用できる時代は終わったと言う話。1/n
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「2035年日本レポート:電力脱炭素化に向けた戦略」と題した研究を公表しました(日本語要約あり)。クリーンエネルギーについて、2030年のエネルギー基本計画の目標を達成しつつ、2035年に90%まで割合を引き上げる場合の費用等を評価しました。議論の材料となれば幸いです。 emp.lbl.gov/publications/2…
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ヨーロッパで2035年のガソリン車・ハイブリッド車の新車販売禁止が決まった。新車は全てEVになると考えて良い。火力発電で作った電力ではEV化してもCO2が減らないという指摘が根強いが、ヨーロッパの電力における火力の割合は年々低下し、2022年で既に4割弱まで落ちている。 news.yahoo.co.jp/articles/b4efb…
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次世代自動車のコア技術である車載電池。パナソニック、AESC、GSユアサなどの日本企業が2015年に世界シェアの半分以上を占めていたが、中国・韓国メーカーとの競争に負けてここ数年急激に落ち込み、ついに一桁になってしまった。 nikkei.com/article/DGKKZO… newswitch.jp/p/35533
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ちなみに、この系統向け蓄電池普及の前提となったコストダウンの原因は、EV市場の急激な拡大である。車載電池の大量生産によるコストダウンと技術革新が系統向け蓄電池へと波及している。再エネや蓄電池は日進月歩の世界で、専門家が5年前に予想していたよりも遥かに早い速度で物事が動いている。
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これはすごい。アメリカの2023年の発電設備導入量の半分は太陽光(29 GW。日本の太陽光累積導入量の半分程度)というのも驚きだが。蓄電池の年間導入量が9.4 GW (日本的にいうと940万kW)と、なんとこれまでの累積導入量を一年間で上回った。完全に蓄電池市場が立ち上がった。 eia.gov/todayinenergy/…
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日本のメディアで現状の充電インフラを理由にEVを否定する一方、必要な水素インフラの目途が全く立っていない水素エンジン車や燃料電池車については大きな期待を書き立てるのは、書き手に判断基準と言う物差しが失われているのかと思う。
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日本がドイツにGDPで抜かれるのは時間の問題なのだろうけど。2000年時点ですら、日本はドイツの2倍のGDPだったので、先進国同士でも20年で相対的な位置づけが大きく変わるものだなと感心した。 dlri.co.jp/report/macro/2…
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ロシアからの天然ガスの輸入が途絶えたヨーロッパで、2022年に史上初めて太陽光と風力の合計が天然ガス火力の発電電力量を上回った(23%)。日本でオイルショック後に省エネが進んだように、ヨーロッパもエネルギー危機による燃料価格の高騰を原動力として、再エネの導入をより一層加速させるだろう。 twitter.com/EmberClimate/s…
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そして、世界中からの巨額の投資によって再エネ(特に太陽光と風力と蓄電池)の技術革新が著しいことを踏まえ、最新の情報と将来の予測をベースに議論しなければいけないことも無視されがちである。10年前の数字がずっと続くかのような前提で議論したら、結論を誤ることは保証されている。
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再エネに関する誤った認識が日本では知識層を含む幅広い層にこれだけ広まっているのを見ると、どうしてこうなったのと思わざるを得ない。他の国にはなかなか見られない現象である。それぞれの電源には特徴があり、長所も短所も異なり、システムとして賢く組み合わせていきましょうというだけなのだが。
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これは面白い。オックスフォード大の研究者による、大規模プロジェクトの予算と実際にかかった費用の違いをまとめた表がこちら。発電関連だと、原発の実際のコストは予算策定時の2.2倍、水力は1.7倍、火力は1.2倍、風力は1.1倍、太陽光はほぼ予算どおり。使用済み核燃料中間貯蔵施設は3.4倍で最大。 twitter.com/SustainableTal…
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以前から疑似科学に騙される自治体が後を絶たないので、非常勤のチーフ・サイエンス・オフィサーなり科学顧問なりが必要なのかもしれないなと思った。
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朝日と産経から同日にこういう記事が出るということは、昨年のロイターの既報の通りだったと。自前でEVを本格展開するのは数年後。大幅に遅れを取っているのにまだこんなこと言っていて大丈夫なのかな。「「(EVシフトが)各国の想定通りに進むか不透明」とも述べた。」 news.yahoo.co.jp/articles/32e11…
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EUで歴史的な合意。欧州理事会と欧州議会は、2035年のガソリン車・ディーゼル車(ハイブリッド車含む)の新車販売禁止の義務化について合意した。EU加盟国の27か国は、この規則(regulation)に基づき、速やかに国内法の制定をしなければならない。 p.dw.com/p/4IjML?maca=e…
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同僚たちにもいるが、スーパーなインド人は突き抜けて優秀。頭がよく、ネゴシエーションがうまく、リーダーシップがあり、実績を残しまくっている。 twitter.com/ChiefPharmacst…