451
これ、高級紙をもらう前段に、定子と清少納言の雑談があるんですよね。
清少「時々、なにもかも嫌になって、消えてしまいたくなることがある。でもそんなときに、何を書いてもいいと言われた真っ白い紙があると、もうちょっと生きてもいいかと思えるんです」
定子「ずいぶん簡単なのねえ(苦笑)」
↓ twitter.com/JPNatArchives/…
452
FGO清少納言は「一番大切なものはすでに(永遠に)この世界から失われてしまった」という背景を持っているのになぜ人類史の救済に協力するのかというと、(あくまでFGO内では)定子から下賜された紙に記した『枕草子』は定子に与えられたこの美しい世界への祝福を未来へつなぐための作品であり、
453
「もし、あなたと話すときに目を合わせない人がいたとしても、その人は、あなたの話を聞いていないわけでも、別のことを考えているわけでも、ましてやあなたを怖がっているわけでも嫌っているわけでもありません。単に、そういう仕様なのです。」
というような説明を、広く社会的な合意としてほしい。
454
「自分に祝福と物品を贈与してくれる存在」は、なるべく多様で多彩であったほうが、よりこの世界を愛し、現状の社会を維持しようとする動機付けにも効果があるだろうから、「見知らぬ遠い国に住まう謎の老人から年に一度プレゼントが届く」という慣習は、それなりに意義深いんだなと思う。贈与の連鎖。
455
「自分の西暦の生まれ年と年齢を足したらちょうど2020になる」という話、これが当たり前だと気付かない人に当たり前だと気付いてもらう説明として一番簡潔なフレーズは何かなあと考えているのですが、「そうですね、西暦が始まってちょうど2020ですし」という返事を思いつきました。
456
「東京オリンピック、やっぱり無理なのでやめます」というタイミング、今がいいんじゃないかなあ。世間もアスリート団体もスポンサーも、今のこの空気なら「しょうがないね」と言ってくれるような気がしますが。。。。
457
本日の仕事の8割は、年末年始の仕事を相手に送っておくか打ち返されてこちらが抱えておくかの泥仕合です。。。
458
そういえばこの夢、今年叶いましたね。 twitter.com/tarareba722/st…
459
Twitterをやっていると、比較的短文であっても書き手の意図を読み取ること(少なくとも書き手の意図と分析内容を切り離して読むこと)ができない人はわりとたくさんいる、と実感する。それは、「ちゃんと原作を読め」と怒ったり笑っている場合でも頻出して、なんというか、国語教育は大事だなと思う。
460
いいなと思った作品に対して「つまらない」、「悪い」と言っている人を見かけたり、好きだと感じた作品を「嫌い」と言う人を目にすると、判断力よりも先に感情が波立ってつい言わなくていいことを言ってしまう。そんな時に、『枕草子』だって紫式部は酷評したよなと思い出すと気持ちがすこし落ち着く。
461
「家でおとなしくしていてください」と言うだけじゃなくて、合わせて「定額給付金を配ります」、と言うべきだと思うんだけどな。
462
みんなで紅白みながら感想をつらつら呟いて、違う番組見てる人もたくさんいて、特に反論するわけでもなく、なんか疑問に思ったらそれ呟くと答えを知ってる人が教えてくれたりとか、なんか大晦日のTwitterいいなあと思ってたんだけど、そうか、昔のTwitterっぽいからいいなと思うのか。
463
Twitterの紅白実況みてると、今から1100年前に紀貫之が「天地の神々を感動させ、目に見えない鬼神をもしみじみさせ、男女の仲を親しくし、勇猛な武士の心を和らげるのは、歌なのである。」と書いたのわかるなあ。。と、しみじみしてたら、氷川きよしさんが『限界突破×サバイバー』歌ってた。かっけえ。
464
格付けチェックを見かけるたびに、これ、自由律俳句版の問題があったとしたら、編集者だろうと作家だろうと(その句を知らないかぎり)わからないだろうなあ…と思う。
「ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯」って種田山頭火の作品だけど、これ知らなかったら小学生が作った句と見分ける自信がない。
465
平安時代の「陰陽師」の重要な仕事のひとつに「物忌」(一定期間、人の出入りや物のやり取りを禁忌とする)を実施するかどうかの判定と期間設定があるんですけど、これ今でいう感染症拡大防止を進言する医師や医官のような仕事だったんじゃないかな。つまり陰陽師って、公衆衛生の専門家だったのでは。
466
というのも、当時の「物忌」って、「怪異」と思われる現象があると陰陽師が派遣されて「卜占」を行なって、それが「物忌」実施に値するかどうか判定されるんですが、その「怪異」の中身が、蛇やネズミ、狐の(内裏や上級貴族宅への)出現だったりするんですよね。感染症を媒介しがちな動物だという。
467
「宗教系の大学が往路トップを獲るのはなんだが居心地が…」と感じる人に、「それをいうなら駒澤も國學院も青学も」と言って回るアカウントはいねーがー。
468
#逃げ恥新春スペシャル 面白いなあ。。。平匡さんが亭主関白な家庭に育って、「あんなふうになれないから、自分は家庭を持てないだろう」と考えるようになるの、よくわかる。父から子にかける呪いの話。解くには「子」でなくなるしかない。大人になるとは、ある種の呪いを解くことでもあると。
469
#逃げ恥新春スペシャル で日本社会が学ぶべきは、平匡さんとみくりさんという、人格的練度も友人同僚の理解度も非常に高位なスペックを持っていたとしても、就業中に妊娠・出産を迎えると危機的状況に陥ることがあり、それをなんとか免れるために重要なのは一定以上の収入である、ということだなあ。
470
#逃げ恥 が高視聴率を叩き出し、新春特番で続編が製作・放映されたこと自体、少しずつ世の中が前へ進んでいる証拠だと信じたい。そして何より、来年も、再来年も、その時々の世相を反映して、この世界観が続いてほしいなあ。平匡さんの「大丈夫だ、世界はまだこんなにも美しい」で泣いちゃったよ。。
471
青学の復路での猛烈な追い上げ、これなにげに原監督が往路終了時点で「シード権確保狙いです」とサクッと目標を切り替えたのが効いてるんじゃないかなあ。大舞台で、状況に応じて達成すべき目標を切り替えられるのってめちゃくちゃ難しいし、それを受け入れるチーム作りってすごく強いんだよな。
472
解説すばらしい。
「長い箱根駅伝の歴史で、最終10区で首位逆転が起こったのは8回しかありません。最後は20年前、トップを走る駒澤大が順天堂大に抜かれました。今回、駒澤はその20年前の悔しさを晴らすのか」
なるほどーーー。
473
「女が賢くてなにが悪い、いいことばっかだろ」というような話を書いた清少納言に対して、幼い頃に賢さを示したら父親から「お前が男だったらなぁ…」と言われ、職場では漢字の「一」さえ読めないふりをして過ごした紫式部が「こんなの書く人はろくな死に方をしない」と評したことを思い出しています。
474
どちらもそれぞれの体験からえた知恵と正義があって、どちらが正しいかとかどちらが勝ったかという話ではなく、そういう意見の不一致や対立や反発はいつの時代もあって、何度も何度も繰り返して、それでもすこしずつ、文学も世の中も進んでゆくのだと信じたい。
475
なんかうまいこと時間が戻って12月27日くらいにならんか。