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人間関係のストレスで病んで気づいた。人を傷つける人のいちばんの罪は「人を傷つけている自覚がない」という点。
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うつになると、まさに『人生のドン底』を経験する。なにもする気力がわかず、寝たきり生活。大好きだった趣味がつまらなくなり、ネガティブな感情ばかり湧いてくる。寝たくても寝れない。頑張りたくても頑張れない。そのツラさを他人に理解してもらえない。ほんとうに生きてるだけで偉いと思う。
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たとえうつでも無職でも社会不適合者でも普通に生きれなくても、そんな人生があってもいいよね。
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メンタルを病んでいた頃、『人と会うこと』の難易度が高すぎた。外出の準備だけでもエネルギーを持っていかれ、人と会話をすることで気力が底をつく。さらに消費した体力を回復するのに、数日は必要だった。傍から見れば「元気」だったかもしれないけれど、実は「元気なフリ」をしていたんだよな。
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僕自身うつになってから、「なぜ人はメンタルを病むのか」を追求し続けた結論、その最大の要因は...
『考えすぎ』
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ひどくメンタルを病んでいたとき、「歯を磨かなきゃ」「お風呂に入らなきゃ」と考えてから、数時間は動けなかった。そしてその間「どうしてこんなこともできないんだ...」と自己嫌悪。なにもする気力がわかないときは、『なにもしない』が正解なのだと、もっと早くに知りたかった。
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心理学を勉強して学んだのが、人が『コミュ障』になるのは、「子供のころ人間関係で傷ついた経験から、対人関係で心がこれ以上ダメージを負わないようにするために、脳が自動的に守ってくれている」という場合が多いのだそう。コミュ障の自分を責めるのは、もうよそうと思う。
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うつ病になる人は、傍から見れば「怠けている」「頑張りが足りない」と思われるかもしれないけれど、むしろ真実はその逆で、『怠け方やサボり方を知らない人が、頑張りすぎることによって患う病』というのが正解。
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うつになってから、「身体」だけでなく「脳」が疲労する感覚が目立つ。ボーッとするような、頭がしめつけられるような。これ、わかる人いない?
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SEKAI NO OWARI深瀬さんの『頑張れてないって、頑張れてるより辛い。頑張れてるって、頑張れてないより楽なんです』という言葉にはつよく共感。うつがひどかった頃、「なにも頑張れない自分自身には価値がない」と思い込んだ。なにかを頑張っていないと、どうしても焦ってしまうんだよな。
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「すぐ辞めるなんて根性なし」という言葉が本当なら、むしろ根性ない方が幸せに生きていけると思う。心を病んでしまう人の多くは「耐えることを選ぶ人」だから。
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うつのとき、外出したり遊んだりすると「なんだ、元気じゃん」と言われることが多かった。けれど、僕としては『人間らしい生活』を取り戻すためのリハビリだった。ひどいときは寝たきりで、当たり前の習慣すらもこなせない日常。元気があるときくらい、楽しむことを許してほしかった。
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繊細な人はつかれやすい。率先して仕事をし、つねに周囲に気を遣う。家に帰ってからは「あのときもっとこうしていれば...」と1人反省会。休日は"何もしていない自分"に焦ってしまい、心からゆっくりと休むことができない。なんとも生きづらいな。
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スヌーピーの『君の笑顔しか知らない多くの友達よりも、君の涙を理解する1人の友だちのほうが、はるかに価値があるよ』という言葉がすき。うつになり、多くの"友人"と呼んでいた人たちが離れていった最中、今でもそばにいてくれるのは、"ツラさを理解してくれている人"。本当に人生の宝物だと思う。
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うつになる以前のぼくは、"他人"に執着し、「他人と自分を比較」「過度な期待」「相手の気持ちを考えすぎ」でメンタルが不安定だった。けれど今は「他人にほどよく無関心」でかなり人生が生きやすくなったから、病みがちな人は『人間関係は少しドライ』くらいがちょうどいいと思う。
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ひどくメンタルを病んだことをきっかけに、「無理だけは絶対にしない」と自分自身に約束してから、人生がかなり生きやすくなった。人が生きづらさを感じるのは、いつだって「頑張りすぎているとき」だなと。
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うつになる以前は、わるい意味で"素直"だったと思う。「苦労して当たり前」「休むなんて甘え」「嫌なことでも耐えるべき」そういった世間の風潮に押し流され、限界むかえてメンタルを病んだ。過去の僕にかけてあげたい言葉は、「自分の心を犠牲にしてまで聞かなければいけない意見はない」ということ。
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「言わなくてもわかるだろ」
わからないからこうなっている。
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うつになってからつくづく思うことなのだけれど、普通に就職して、普通に仕事をして、普通に結婚して、普通に家族をもって。そんな生活を送れる人、冗談ぬきでスゴすぎる。社会不適合者どころか人間不適合者すぎて、どれも実現できる気がしない。
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中学時代に僕のことをイジめていた同級生は結婚して家庭をもち、イジメをうけていた僕は現在うつを患って引きこもり生活中。この差ってなんなのだろう。
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繊細な人は、怒らない人が多い。「空気を壊さないように」と気を遣ったり、怒ることでエネルギーを消耗することをきらったり。けれど、相手に怒りをぶつけないだけで、心の中に湧きあがる感情は確かにある。だから『怒らない = 何をしてもいい』という訳ではないと、声を大にして伝えたい。
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「今年こそは頑張るぞ!」と意気込んだのに、何もしていないまま1ヶ月が経過してしまった皆さん。生きてるだけで頑張ってます。
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メンタルが沈んでいるとき、「もっとツラい思いをしてる人はたくさんいるよ」というのはやめてほしい。他人がどうであれ、ツラいものはツラい。
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こんなことを言ったら「甘えだ」と怒られるだろうけど、自己肯定感が低すぎてちょっと注意されただけで大ダメージをくらってしまうので、せめて注意するときは語尾に「にゃん」だけでもつけてほしい。
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実はうつになりにくい人の特徴は「遅刻しやすい」「忘れ物をしやすい」「部屋がきたない」「やらなきゃいけないことはギリギリまで手をつけない」「サボるのがうまい」「プライドがひくい」らしい。反対に、「完璧主義な人」ほど病みやすい。もっとテキトーに生きていきたい。