251
カウンセラーにきいた、人間関係で病まないための心得。「雑に扱ってくる人から離れる」「誰からも好かれようとしない」「一緒にいて楽しいかよりも、一緒にいてラクかどうか」「相手に合わせて自分を偽るのではなく、ありのままの自分を受け入れてくれるかどうか」これ、うつになる前に知りたかった。
252
「死にたい」というより「ツラい思いをしてまで生きたくない」
253
うつの1日は『体調ガチャ』で始まる。比較的調子がいい日もあれば、何もできず時間だけが過ぎていく日もある。その日にならないと結果がわからないため、予定を立てることすらも難しい。人と会う用事をドタキャンせざるを得ず、申し訳なさで胸が締めつけられることも。本当に人生の難易度が高すぎる。
254
うつになって痛感する。「頑張らなきゃいけない」もツラいけれど、「頑張りたくても頑張れない」が本当にツラい。
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カウンセラーの人いわく、人生を病まずに生きていくコツは「できる人が普通で、できない自分がダメ」と考えるよりも「できない自分が普通で、できる人がすごいだけ」と考えることらしい。試していきたい。
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HSPは生きづらい。「他人の目が気になる」「他人と自分を比較して劣等感」「他人の機嫌に左右される」「些細なひとことで大ダメージ」「感情的になりやすい」「考え事がとまらない」「音や光の刺激がストレス」「低気圧はまさに天敵」「自律神経は自律しない」人生の難易度、ハードモードすぎる。
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病むのは「メンタルが弱いから」ではなく「ストレスに耐え続けてきた」が正解であると、声を大にして伝えたい。
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繊細な人は疲れやすい。常に他人に気を配り、率先して仕事をする。家に帰ってきてからは、考え事がとまらない。そのせいで、つい寝すぎてしまったり、何もせず時間だけが過ぎ、自分を責めてしまうことも。けれど、これだけは覚えておいてほしい。コアラは1日22時間寝てます。それよりは活動してます。
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メンタルが貧弱すぎて、ちょっとでも強い口調で話されると「ヒェッ...」と怯え散らかしてしまうから、せめて語尾に「ぴょん」だけでもいいからつけてほしい。兎年だし。
260
かつての僕は「我慢すればいつか報われる」「頑張りつづければ認めてもらえる」そう思い込み、限界をむかえてメンタルを病んだ。この国の「嫌なことでも耐えるべき」という風潮は、人の心をこわす元凶だと思う。
261
「うつは甘え」「休むなんて甘え」そう口にする人がいるけれど、真実はその逆で。うつはずっと他人に甘えられなかった人や、休みたくても休めなかった人が患う病であると、どうか多くの人に知ってほしい。
262
頑張りすぎてうつになるというのに、それを回復するために「朝散歩」「生活リズムを整える」「他人と自分を比較しない」など、また頑張らなければいけないのが解せない。いい加減、もっとラクをして生きていきたい。
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「メンタルを病みやすい人」はいると思うけれど、「他人のメンタルを病ませやすい人」もいると思う。
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これ、メンタルを病みやすい人の特徴らしい。「真面目」「他人のきもちを考えすぎる」「自分に厳しい」「休まずに頑張る」「嫌なことでも我慢する」「完璧を求める」「誰とでも仲良くしようとする」「弱音をはかず前を向こうとする」どれも"正しい生き方"として教わってきたことで、動揺を隠せない。
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うつになったらするべきこと
→『手続き』
うつになると困難になること
→『手続き』
これ、わかる人いない?
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うつになり、久しぶりに会った知人から「なんだ、元気じゃん」と一言。それは心配しての言葉なのだろうけど、僕は「何もわかってない」と考えてしまった。元気に見えるのは、調子がいいときに会っているから。症状がひどいときは、外出する気力もない。そのツラさをわかってもらえないのが、苦しい。
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うつになる前に知りたかった。自分に「大丈夫」と言い聞かせている時点で、それはもう大丈夫ではない。
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うつになってしんどかったのが、『本を読めなくなった』こと。文字が頭に入ってこなくなり、何度も同じところを読み返した。「楽しい」「切ない」という感情が消え失せ、心が動かなくなった。大好きだったはずの小説を読むことが、ただの作業に。人生を楽しむためには、"健康"が土台であると痛感する。
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うつになると、『連絡』の難易度がはね上がる。文面を考えたくても頭がまわらない。人と話すのが怖い。「電話をかけなきゃ」とは思いつつも、まるで体が動かない。僕の場合、泣きながら電話をしたこともある。それだけ心身のエネルギーを使う作業。億劫になるのは、決して甘えなどではないと伝えたい。
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メンタルを病みやすい人の特徴は「まじめ」「がんばり屋」「責任感がつよい」「他人にやさしすぎ」らしいのだけれど、どう考えてもどれも"長所"のはずなんだよな。
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うつになると何もする気力がわかなくなるというのに、それを回復するための習慣が鬼畜すぎた。『朝散歩』『筋トレ』『入浴』など。何度も「それができたら苦労しない」と嘆いた。そんな経験を経て伝えたいのは、最優先は『無理をしない』だということ。何もしたくないときは、『何もしない』が正解。
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「嫌なことでも耐え続ければいつか報われる」なんてことはなく、ただ「メンタルを病んでしまうだけ」であると、もっと早くに知りたかった。
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うつになって痛感するのが、「人生はお金がすべて」とまではいわないけれど、「お金の余裕は心の余裕」というのは本当にあると思う。
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子どもの頃に教わった「真面目な人になりなさい」「誰にでも優しくありなさい」「休まずに頑張りなさい」といった、"正しい生き方"としての教訓をひたすら真に受けて大人になった結果、気づけばうつ人生が幕を開けていた。
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うつ当事者として、これだけは伝えたい。精神疾患は「気の持ちよう」で治るものではありません。精神疾患は「気の持ちよう」で治るものではありません。大切なことなので2回いいました。