326
傷つけた人は、そもそも傷つけたことを自覚すらしていないのだろうなと思うと、悔しいきもちで胸が張り裂けそうになる。
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「うつ?ただ寝てるだけでしょ?」なんて思っていたら大間違い。体は動かず、頭は働かず、起きたくても起きれない。布団の中では、「このままではダメだ」という焦燥感や「死にたい」と嘆く自分自身と戦っている。なにもしていないなんてことはなく、毎日を一生懸命に生き抜いているんです。
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うつがひどかったとき、人の気遣いを煩わしく思ってしまう時期があった。「将来はどうするの?」「もっと運動した方がいいよ」などといわれると「このままじゃダメだと、自分がいちばんわかってるよ」と叫びたくなった。僕なりに一生懸命に生きているから、"心配"よりも"信頼"をして欲しかった。
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うつ療養中、久しぶりに会った友人から「なんだ、元気そうじゃん」「なんで働かないの?」そういわれた。違うんだよ。たまたま調子がいいときに会っているだけで、ひどいときは体は動かず頭はまわらず、まともな生活すらも送れない。「働きたくても働けない」なのだとわかってほしいけど、難しいよな。
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メンタル病んで引きこもり生活を送っていると、働いて社会復帰しなきゃと焦る自分と、休んでいたい自分の2人がよく頭の中で葛藤する。これはきっと、まだ休むべきなんだろうな。もっと夏休み終盤の 「学校いきたいなぁ」 くらいの感覚になったら頑張りたい。今はまだ、束の間の人生の休息を味わおう。
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うつになってからつくづく思うことなのだけれど、普通に就職して、普通に仕事をして、普通に結婚して、普通に家族をもって。そんな生活を送れる人、冗談ぬきでスゴすぎる。社会不適合者どころか人間不適合者すぎて、どれも実現できる気がしない。
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メンタルを病んだとき、もちろん「うつの症状」そのものもツラかったのだけれど、くわえて「他人にそのツラさを理解してもらえない」というのが、孤独感に苛まれて余計に苦しかった。
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「傷つけた側」は人の気持ちを考えず、
「傷ついた側」は人の気持ちを考えすぎる。
優しい人が損をする、理不尽かなこの世界。
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うつ療養中、「仕事しなくていいなんて、ストレスなくていいね」といわれたことがある。けれど、収入がないことによる将来の不安、世間から置いてかれている焦り、働いている人への劣等感など、"仕事をしていないからこそのストレス"はたくさんある。精神疾患のつらさは、本当に理解してもらいにくい。
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これは声を大にして伝えたいことなのだけれど、繊細で疲れやすい人にとって、『家でゴロゴロ』は立派な"予定"。
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うつがひどかったときは「今日もなにもしてないな...」と落ち込んでしまう日ばかりだったけれど、実際は将来の不安とたたかったり、キツい症状を乗りこえたり、自分なりに毎日を一生懸命に生き延びていたんだよな。「生きてるだけで十分に頑張ってる」と、過去の自分に伝えたい。
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友達ができない理由の1つとして、仲良くなれそうと思ってた人にふいに素っ気ない態度をとられただけで 「えっもしかしてワイ、嫌われちゃったてことォ??」 と思い込み、自分から距離をとってしまう病にかかっているからというのはあると思う。
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ほんとうにメンタルが強い人は「忘れる能力が高い人」だと思う。
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カウンセラーいわく、本当にメンタルが強い人は、「頑張り上手な人」ではなく「サボり上手な人」らしい。
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人生を生きやすくするためには「自分を大切に」「無理をしない」「焦らない」が大事だと頭ではわかっているけれど、それが難しくて苦労するのわかる人いない?
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うつになりやすい人は「真面目すぎ」「頑張りすぎ」「やさしすぎ」というけれど、やっぱりどう考えてもどれも"長所"のはずなんだよな。
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うつがひどかったときは、『孤独』との戦いだった。親には症状のツラさを理解してもらえず、友人からはただの引きこもり無職だと思われ、実兄からは「働けよ、生きてる意味ないな」と蔑まれた。どうか精神疾患に理解のある世の中になってほしい。
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精神科医いわく、どうしても"イライラ"がとまらないときは、睡眠不足や低気圧、ストレスによる『自律神経の乱れ』が原因の場合がほとんどらしい。余裕がないときは無理をせず、のんびりと過ごしたい。
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うつになってから、『人と会うこと』の難易度が爆上がり。前日はなんとかエネルギーを振り絞ってお風呂に入り、当日は人と会う元気があるかわからない体調ガチャ。外出の準備をするだけでも疲れ果て、やっとの思いで人に会えば「思ったより元気そう」のひとこと。生きるって、こんなに難しかったっけ。
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億万長者にはなれなくてもいいから、将来の不安でメンタルを病まない程度にはお金の余裕がほしい。
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うつになりやすい人は、普通の人からしてみれば「メンタルが弱い」と思われがちだけれど、実際は「真面目でがんばり屋で他人の気持ちを考えすぎる」が正解。ただ、他人を気遣うことにいっぱいいっぱいで、自らの心が疲弊し、病んでしまう。どうかその優しさを、自分自身にも向けてあげてほしい。
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実は『ふわふわしているもの』には、科学的に"メンタルを癒す作用"があるのだそう。ふわふわの動物や、ふわふわのぬいぐるみ、ふわふわのお布団、ふわふわのタオル。触れると幸せホルモンである「オキシトシン」が分泌され、心配事や不安の解消、リラックス効果など。今日からふわふわしていきたい。
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病みがちな人は、「メンタル弱い」なんて言われることもあるだろうけれど、そのぶん他人の気持ちに寄り添い、共感することに長けている。だから"人"として強い。誰がなんと言おうと。