草木のこと(@herecomethewar1)さんの人気ツイート(古い順)

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スペイン クレタ島の樹齢3000年以上と言われるオリーブの木。ある種の凄味さえ感じさせる存在感。どれだけの権力や財力を持とうが、人は3000年という生命を自分のものをすることは出来ない。でも、自分に与えられた生命を大切にすることは可能だ、そして他の人の生命も。#STAYATHOME
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Ziziphus jujuba ナツメ、クロウメモドキ科の落葉高木。夏に芽を出すということで夏芽。南ヨーロッパ原産、日本には奈良時代に既に渡来していたという。材は家具や仏具などの工芸品に、実は食用に利用され、果実と種は生薬として強壮作用や鎮静作用があるとされる。花は地味だが役立つ植物。
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ヒトが生きていくために必要とされる五大栄養素の一つであるたんぱく質。植物から得ることが出来る植物性たんぱく質は今以上に重要視されると僕は思っている。それなのに、その農作物を作る農家を直撃するかもしれない種苗法改定案がこのコロナ騒ぎの真っ只中に充分話合いもなく審議されている。
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Epiphyllum oxypetalum 月下美人、メキシコ熱帯雨林を原産地とするクジャクサボテン属。花粉を仲介するコウモリに対応し夜間に開花し、花は小型の哺乳類の訪花にも耐えるほどの強度を持つ。花は食用にもなり、台湾にはこの花を利用したスープもあるという。また果実はドラゴンフルーツにて甘い。
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子どもの頃レゴで遊んだ記憶を持つ大人たちへ、これからレゴで遊ぶ子どもたちへ。 ついに植物由来のプラスチックを使った「持続可能な」レゴが誕生──素材の完全代替に向けた挑戦の始まり @wired_jp wired.jp/2018/03/15/leg…
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Solanum carolinense ワルナスビ、ナス科の多年草。米国 南東部原産の帰化植物。鋭い棘、全草にソラニンを含む有毒植物であり、地下茎を張り繁茂し除草剤も余り効かないというタチの悪さから呼ばれる名前。英語でもソドムの林檎とか悪魔のトマトと、相当な名前で呼ばれる。
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ニューヨークのランドマークでもあるグッゲンハイム美術館。御多分に洩れず、パンデミックのせいで休館中だが、なんとそこでトマトが栽培されている。実は休館前に 「カントリーサイド、ザ・フューチャー」という催しがあり、そこで展示されていたトマトを休館中も栽培し続けているということ。
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paulownia kawakamii タイワンギリ、台湾を原産地とする桐の一種。日本で桐材として用いられるものに比べ成長が早いため目が粗く木材としては劣るとされる。学名のkawakamiiは台湾の植物を研究した植物学者 川上瀧彌に由来する。英語圏ではサファイア・ドラゴン・ツリーとも呼ばれる。
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「"花を生ける"ということと、"いけばな"はイコールではありません。流派の"いけばな"とは江戸時代に成立した"ジャパニーズ・フラワーアレンジメント"ですが、本来の花とはアレンジしない行為なのです。花は室内装飾やデザインではない。」川瀬敏郎 ブルータス 花と花束。より
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Allium アリウム、花ネギとも呼ばれるネギ亜科の球根植物。ニンニクやタマネギもアリウム属に含まれるが、一般的にはアリウム・ギガンチウムなどの特徴的な丸い花を付ける園芸種を指す。一つのボールに見える花も近づいて見ると大きなものだと千近くの小さな花が集まって出来ていることがわかる。
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Strelitzia ストレリチア、極楽鳥花。南アフリカ原産の多年草。オレンジの部分は萼、青い部分が花弁。3-4×10月という映画の中でストレリチアの花畑に隠れたビートたけしの印象が強く、また花束に隠されたマシンガンと併せて熱帯の狂気のイメージを植え付けられてしまった。
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Protea cynaroides キング・プロテア、南アフリカ原産ヤマモガシ科の常緑低木。キングの名に相応しくプロテアの中では最大級の花を誇る。実際にはどうなのか分からないけれど、恐竜のいた時代から咲いていたような、そんな花。
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Hydrangea macrophylla var. thunbergii アマチャ、ヤマアジサイの変種。若葉を蒸して揉み乾燥させたものを煎じ甘茶とする。花祭りのとき、仏さまに注ぐあのお茶。また生薬として抗アレルギー作用があるとされるが、花粉症に効くと云われる甜茶はバラ科キイチゴ属の「甜葉懸鈎子」のみとの事。
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コロナ禍、家の中で過ごす子供たちのために英国キュー植物園がネット上に開いた教室。kew.org/learning/learn…子供向けなので英語もそれ程難しくはなく動画やゲームのコーナーも用意されている。ピークアウトしたのかどうかもよくわからない現状。今後は自衛ということらしいのでまた籠る時のために。
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Lithops リトープス、ハマミズナ科の多肉植物。南アフリカ、オーストラリアなどの主に南半球の乾燥地帯に生息。見た目はほぼ石。4枚目の図の様な状態で自生し、他の植物同様に根を持つが、他の植物に比べ水分や養分を地中から吸収する能力は低い。
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「植物園の世紀 イギリス帝国の植物政策 」amzn.to/31tiG2y 今年2月に69歳で亡くなられた京都大学名誉教授 川島昭夫先生の最後の本。まだ読んでいないけれど、植物園と植民地政策、植物と人間の欲望、絶対に読みたい本。
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Houtouwan 上海から東におよそ40マイルの離島にある漁村。かつては2000人以上の人々が漁業に携わり暮らしたが1990年代に食糧の供給や教育問題などで村を放棄。今では緑が覆う捨てられた村としてインスタ映えの観光スポットとなる。この星を植物に明け渡す未来を見るような気分になる。
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Fragaria vesca エゾヘビイチゴ、バラ科の常緑多年草。ヨーロッパ北部、北アメリカ原産。ワイルドストロベリーと呼ばれることの方が多いかも。16世紀に現在主流になっているオランダ苺の栽培が普及するまでは、こちらが主流だった。小粒だが酸味もあまりなく、生食やジャムなどに加工してもイケる。
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La Caverne ラ・カヴェルヌ、パリ郊外の廃墟化した地下駐車場に造られた農園。太陽光をあまり必要としない作物、LEDの光で育つものを選び、土と馬糞から作られたブロックで育てる。仲介業者を通さず、自転車で15分程度で行ける店や市場に卸す。意見はいろいろあるだろうけど、一つの方向性。
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Proliferation 貫生花現象、花の中から花が咲いたり、花弁の中から葉が出てくる現象。はっきりとした原因は判らないが、養分や気温が関わるのではないかと言われる。中にはこの現象を固定化して園芸種となったものもあるらしい。バラ、ヒマワリ、キクなどに見られることが多い奇形花。
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Trachelospermum asiaticum 平安の末期、後白河天皇の皇女であり歌人の式子内親王を愛した藤原定家が死後も彼女のことを忘れることが出来ず、生まれ変わってこのテイカカズラとなり彼女の墓に絡みついたという。ジャスミンに似た香りを持つが有毒植物。葉や茎を切ると流れる乳液には触れないこと。
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Magnolia grandiflora タイサンボク、モクレン科の常緑高木。公園樹や庭木として親しまれる北米中南部原産の植物。日本には明治時代に入ってきた。タイサンとは中国山東省にある泰山に由来する名前、見映えする花や樹形を名山に例えたという。また香りが良いことでもしられる。
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ヨーロッパでは古来「賢い女」と呼ばれる女性たちが薬草の知識と経験をいかして病気の治療やお産にかかわってたが、キリスト教が異教を排除する過程で彼女らは「魔女」と呼ばれた。 魔女の薬草箱 amzn.to/1LRkqTf
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Lactarius indigo ラクタリウス・インディゴ、ルリハツタケの和名を持つベニタケ科のキノコ。分布域は広く日本でも稀に見ることができる。鮮やかなブルーが毒をイメージさせるが南米や中国の農村部では食用として売られる。日本でも熊本で「アオハツ」として食用にされるらしい。
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leiothrix curvifolia var. curvifolia ブラジル ミナスジェライス州の岩の多い草原に見られるエリオカウラ科の植物。座からぴょんと飛び出した花がカワイイ。冬の乾燥期になると白い繭のような被り物をして、別のモノみたいな姿になる。なんとも変わったヤツ。