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相手を待たせた時のあいさつは「おまちどう(さま)」ではなく「おまちどお(さま)」。漢字を使うと「お待ち遠(様)」になるので、「どお」なのが分かります。
mainichi-kotoba.jp/photo-20210818
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よく混同される言葉の代表格「おざなり」と「なおざり」。ものすごくざっくり言えば、「おざなり」は「その場しのぎ」、「なおざり」は「軽視・放置」です。写真の例のように「分配の視点がおざなり」では意味が通じないので「なおざり」が適切です。
mainichi-kotoba.jp/photo-20220824
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「従来から」は重言で、「従来」だけで十分です。「以前から」と書き換えてもよいでしょう。
mainichi-kotoba.jp/photo-20200819
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しばしば見かける逆接の「……にも関わらず」は、新聞では「……にもかかわらず」と直します。その理由を詳しく解説します。
mainichi-kotoba.jp/blog-20190720
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新聞の投稿欄のタイトルで「想う」を使いたかったけれど、「おもう」とは読ませられないと言われ断念しました。きれいで、意味深い「想う」が使えない不思議が、納得いきません--と読者からの異議申し立てが。これに対する用語担当者の回答を掲載します。
mainichi-kotoba.jp/blog-20170527
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駅名は「霞ケ関」ですが地名は「霞が関」。中央省庁の代名詞として使う場合も地名なので「霞が関」を使います。
mainichi-kotoba.jp/photo-20160516
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ストローが「ささった」紙パック。「ささる」という語の漢字表記で辞書などに記載があるのは「刺さる」のみですが、アンケートでは6割という多数の人が「挿さった」を選ぶなど、多くの人はそれだけでは済まされない場合もあると考えているようです。
mainichi-kotoba.jp/enq-246
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「味わう」を使役の形にするとどうなるでしょうか? 「味あわせる」「 味わせる」「 味わわせる」……。”正解”を選んだ人は最多でしたが、全体の半分には届きませんでした。
mainichi-kotoba.jp/enq-135
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「耳ざわり」は「耳障り」のことで「聞いて嫌な感じがする」という意味なので、「耳ざわりがよい」はおかしいという意見が7割弱。しかし広辞苑が「耳触り」を立項したように、もはや誤りとは断定できなくなってきています。
mainichi-kotoba.jp/enq-035
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「こえる/こす」の漢字表記は迷いやすいですが、「上にでる」「超過」の場合は「超」を、「通り過ぎる」「年月を経る」といった場合は「越」を使います。
mainichi-kotoba.jp/photo-20210407
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「ググる」という言葉が辞書に載るほどグーグルで検索する人が多くなりましたが、果たして校閲の調べ物にグーグルは向いているのでしょうか。最近調べた検索結果では目指す情報にすぐにたどり着けず、他社の方が速かったことをご報告します。
mainichi-kotoba.jp/blog-20220417
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中学生のAくんは、漢字の読みを聞く設問で稲妻(いなずま)を「いなづま」と書いて減点されてしまい、納得がいきません。「なんで『稲』と『妻』なのに『いなづま』じゃないんだろう」。あなたはAくんの疑問に答えることができますか?
mainichi-kotoba.jp/blog-20140222
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サイトのリンクを「はる」という場合、他の情報と「つなぐこと」という意味合いを含む「張る」を使います。
mainichi-kotoba.jp/photo-20200322
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法的に結婚することが「入籍する」と表現されることは多いのですが、入籍とは、既にある戸籍に入ること。現在は結婚すると新しい戸籍が作られるのが基本なので「入籍」は誤用になります。
mainichi-kotoba.jp/photo-20210321
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缶ジュースなら「1本、2本」と数えますが、空き缶になると「1個、2個」に。私たちは「容器と中身の関係を無意識のうちに感じながら数え分けをしている」(飯田朝子著「数え方の辞典」小学館)ようです。
mainichi-kotoba.jp/photo-20200308
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しばしば混用される「おざなり」と「なおざり」。すべきことに対して「おざなり」は「全くやらないわけではないけれども、いいかげんに済ませる」、「なおざり」は「放置したりおろそかにしたりする」という意味合いが。ニュアンスの差はおろそかにしたくないものです。
mainichi-kotoba.jp/enq-325
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三省堂国語辞典は8年前の7版で「美人が7人もいなくなった」と話題になりました。「古めかしく感じられたり、昔の男性目線で書かれたりした用例だった」という考え方で用例から「美人」という語を削除したのです。今回の8版でも、そうした考え方をさらに進めています。
mainichi-kotoba.jp/blog-20211229
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「sustainable」を片仮名で書くと? 「声掛け」は、こえ「か」け? こえ「が」け? 「依存」は、い「ぞ」ん? い「そ」ん? 「みんながどう言っているか」を重視する三省堂国語辞典では、8版でこれらの「読み方」が変わっています。
mainichi-kotoba.jp/blog-20211226
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「部長から寸志を賜る」「アニメ好きの血がうずく」「人類は科学の恩恵にあやかってきた」などの言い方は誤り――明鏡国語辞典は言葉の正誤に詳しく、校閲者が座右に置きたい辞書の一つです。
mainichi-kotoba.jp/blog-20201219
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#読めますか
姑獲鳥 =正解率66%
魍魎 =90%
目々連 =59%
寒戸の婆 =19%
鎌鼬 =96%
「鎌鼬」は「構い太刀」からきたという説もあるようですが、いまだに謎が解明されていない現象です。 mainichi-kotoba.jp/kanji-364
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「たたかい」の漢字表記について、勝ち負けや優劣を競うものは「戦」を使うので、選挙は「戦い」です。「コロナとのたたかい」など、困難に打ち勝とうとするなどの場合は「闘い」を使います。
mainichi-kotoba.jp/photo-20160525
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「女医」は「女性の医者」という意味の言葉ですが、男性の医者を「男医」とはいいません。「女医」は「医者は男性がなるもの」という古い意識に基づく言葉といえます。今の時代、性別を記す必要がある場合は「男性医師」に対応する「女性医師」でよいのではないでしょうか。
mainichi-kotoba.jp/photo-20211127
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予想の「斜め上」という場合の意味は、「意外で予測不能」を選んだ人が6割と圧倒的でした。まずは驚きを表す言葉であるようです。気になる由来については、ついにこの用法を採録した近刊の「三省堂国語辞典」8版で触れられています。
#ことばの質問 結果と解説mainichi-kotoba.jp/enq-399
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「鬼滅の刃」の主人公「竈門炭治郎」の「竈」が時々、異体字の「竃」で出てくるので、目をこらして確認しています。手書きで指摘するのも、ちょっと大変です。「炭治郎」も「炭次郎」と間違っていることがあります。こちらは「長男だから」次郎ではないと覚えられそうです。
mainichi-kotoba.jp/photo-2021031
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「栃木県内の市町村」→「栃木県内の市町」
県内の市町村とうっかり書きそうになりますが、現在、栃木県には村がありません。石川、福井、静岡、三重、滋賀、兵庫、広島、山口、香川、愛媛、佐賀、長崎の各県も同様に村がありません。
#再思三省
mainichi.jp/articles/20211…