Cheeman M.D.,Ph.D.(@kakeashi_ashika)さんの人気ツイート(新しい順)

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もうひとつ。2週に亘る連ツイの総括として、改めて非帯電のマスクは無力であると主張しておく。使って劣化したものも含めて。 お母さんの手作り、孫からのプレゼント、高機能を謳うスポーツ用品、おしゃれなブランドもの。これらすべて、身を守るという観点からは使い捨ての不織布に劣ると考えます。
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続いては医療者のためにN95/DS2マスクのお話。 ①最も高性能なのは青緑色の撥水シートをまとう3Mの1860。 価格が暴騰し「青いダイヤ」とまで呼ばれる。偽造品が横行しているので、いまやこれを購入することは非常にリスキー。写真はコロナ前からのストック。米国3Mから4月16日付で偽物注意情報。
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補足情報として東大生産技術研究所の成果発表。 N95マスクのPP層の表裏(番号3と4)は負に帯電。それが煮沸などの再生処理で失われるが、ヴァンデグラフ起電機でリチャージできるという話。 バリバリに復活する。使用前の新品マスクの性能向上に使えそう。製品化来るかな? iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/3444/
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⑩ここまでの内容から、ウイルス捕捉目的のマスクには【帯電しやすくかつ細い線維】が最善であることは明らか。 ウレタンや綿は論外。ナイロンやポリエステルでもマイクロファイバー紡績糸は太すぎる。【不織布以外のマスクで満員電車は「経路不明」などではなく立派な感染経路】だと考える。
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⑤これを踏まえると、Fig.6cにあるようにneutralもしくは正帯電寄りの綿や絹はウイルス防御という目的においては性能が劣ることになる。 なお、方々で言われているように、ウレタンマスクは感染制御にほぼ無意味であるばかりか、それで会話や密接が許されるという独善を生む害悪のもとであると考える
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2020年11月のOne Earth誌から、不織布の帯電性についての技術的論文。かのCell Pressからこのような雑誌が出るようになったことに多角化の波を感じる。 ①図版をみていくだけでも分かりやすいので、眺めるだけでもどうぞ。 cell.com/one-earth/pdf/…
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マスクに関する情報その3。 米国医師会雑誌の論文を、見やすくまとめて下さったもの。一連のスレッドを参照いただければ、N95でなくとも不織布マスクをリークなく装着することで「かなりイイ線」までいくことがわかる。 twitter.com/Hiroshi_Tsuji/…
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衝撃のニュース。m3読める方は是非。 低免疫無免疫をきたすような治療を行う専門施設と新コロは相容れないが、これを押し切った。府立だから言うことを聞かせられるとはいえ、いちばん「やったらアカン」ことに手を付けた。 検査能力については、院内に全自動大量(パンサー?)を持っているはず。 twitter.com/fusyokuro/stat…
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兵庫県も岡山市も飛ばして、倉中とか川崎とか。そういう話になってる。200kmの彼方だよ。 twitter.com/wave892/status…
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※このツイートは後で消します。 今週から予定手術すべてストップです。私自身が荒波に呑まれることがなければ、検査関連のことについて、平日に少しずつ書きたいと思います。
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「投資」で思い出した。アストラゼネカのワクチンをライセンス生産するJCRファーマ。神戸市の西神エリアに新工場建設。7月着工、来年10月竣工、稼働はもっと先。 投資額136億円だが、国からの助成金が162億円も。ウイルスベクター方式がダメになった場合どうなる?金ドブ? bit.ly/32rhwE8
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ここからは医局の雑談。ワクチンについてはファイザー製を接種した先のことに話題は移っている。 日本では報道されていないが4月14日にモデルナ社から変異株対応の追加接種ブースターが有望とのアナウンスがあった。(続く cnbc.com/video/2021/04/…
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承前)タイムリーにPCRを受けられない人たちが簡易抗原検査に走ってしまうことを懸念する。偽陽性による無駄な対応、取りこぼしが多いことによる偽りの免罪符、それらが医療機関を巻き込んで混迷状況を為し得る。(続く
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承前)今こそプーリングでPCRのキャパを増やすべきなのだが、国がその真価を誤認している。その一端となっているのは、こともあろうに「ガチ専門家(※SNSの医クラではない)」の意見だと思っている。これについては別項で書く。(了
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承前)さらに自動大量処理が可能で受託をオープンにしている民間検査機関が首都圏に比べると少なく、そして日曜はお休みのところが多い。 関西では日本臨床の京都ラボ(おそらくcobas保有・大阪のSRL検体もここへ流れる)が最大と思われるが、首都圏のSRLやBMLのラボと比べると数分の一と聞く。(続く
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承前)保健所の皆さんも精一杯の働きをしてくださっているが、検査に誘導する段階にもボトルネックが存在するようだ。従って、今後大阪の数が積み上がるのは陽性率の上昇か、東京など域外検査の報告分増加によることになるのだろう。(続く
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大阪の新規陽性者数が1200あたりで頭打ちになっているのは、検査キャパの上限に達している可能性を考える。 行政検査の本丸である大阪健康安全基盤研究所(大安研)に全自動PCRマシンがなくて手作業というのはホンマかいな?(続く
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承前)英国株が大部分を占める関西は、滝に向かって流される筏の如く、破滅に向かっている。私たちはもうもたないかもしれないと悟るに至ったが、東日本への英国株の伝播は抑制しなければならない。時期を逸した感が強いが、学校閉鎖と東西往来遮断の施策が行われなければ欧米蔓延国と同じ轍を踏む。
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承前)病棟は病棟で、新入院はすべて英国株と考えて対応するしかない。なし崩しに退院基準が従来株と同列に揃えられてしまったが、この件については時間があれば書く。 年度末の大量退職の穴を少数の新人で埋められるはずもなく、過剰負荷の勤続者とPPEに不慣れな新人ともに感染リスクが高い。(続く
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承前)第三波までには少なかった、お子さんを含む御家族の受診が多数あった。このところ、一人陽性者が出れば、ほかの同居者も早晩陽性になっている。これが従来株との違いだろう。 この蔓延状況にあって、顕著な低酸素をきたしていないかぎり入院受け入れができなくなっている。(続く
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土曜午後の発熱外来は受け入れ能力を大幅に超える受診申し込みのうえに連絡なしのウオークインも頻発。開業医さんからのロスタイム・キラーパス、公的病院でもないのに議員さん経由のねじ込み、など診療の本質を外れたストレスフルなことが多々あった。(続く
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コメントありがとうございます。御紹介いただいた応用物理学会のページが視覚的で分かりやすかったので、皆様も是非。 他人がマスクを外して吐いた呼気ミストを吸う危険は常にある。防ぐにはマスクしかないし、その効果は明らかである。 jsap.or.jp/columns-covid1… twitter.com/QBK_jitensya/s…
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>RT まさにこれと同じことが起こっている。そもそも診断時のCt値が、これまでになく低い症例が増えた。極端な例では微症の若者のCt値が18とか。今思えばこれは英国株B.1.1.7だったのだろう。そして試みに回復期にチェックしたところ依然として高ウイルス量を保つ。実際のところ、退院判断に困る。
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実は、鼻腔から最も感染が成立しやすいということは知られた話である。 御高名な先生による2月の講演資料が興味深いので是非。(続く smbcnikko.co.jp/seminar/nikko_…
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承前)唾液への分泌量が非常に多く感染性の高い英国株が広がりつつある今、皆が単独で黙食するだけでは不十分。世間では評価の低い「鼻だけマスク」で鼻呼吸しつつ食事すれば呼気吸気を濾過できるので、単独なら安全に外食できるのではないだろうか。(了