人類が彼らにとってハチくらいの存在だとしたら、メフィラスは「なるほど社会性を持っている」「このハチミツは美味しいし、針や毒は使えそうだ」「養蜂事業で儲けられますね」くらいの感覚でいて、まあ悪質は悪質なんだけど、実際に技術的に隔絶した外星人がいたらこんなもんだろうという。
対してウルトラマンは「ハチのこの行動、わからん」「ハチになってみたし、ハチと同じ行動してみたけど、わからん…」までやったうえで、同族に「そんなにハチが好きになったのか」と指摘される始末なので、本当にこれはなんというか、凄まじい。マジで「好き」になってる行動。
ゾーフィーはあれ「裏山に蜂の巣できてたけど、確認したらスズメバチじゃん。焼いて駆除しよ」(ハチを殺すのを楽しんでいるわけでも草木を焼き払いたいわけでもないが、必要だと判断したらやる)くらいのもんですよねあれ。あれも分かりやすい。
ウルトラマンだけが、なんかこう、「ハチが好きで好きでしかたない。ずっとハチに対する疑問が尽きない。わからないことだらけだけど、ハチに人生捧げてる昆虫学者」みたいなムーブで、本当に「好意」の濃度が一人だけ違う…
人間スケールで言えば、「このハチたちは絶滅の危機に瀕しているが、あなた一人の命と引き換えにそれを回避できるとしたら?」って問いに、「むしろ滅ぼす側だが」がザラブで、「それは損益が釣り合わない」がメフィラスで、「……差し出す。ハチの全てに期待しているから」がウルトラマン。
これは割と大真面目に、私は『無職転生』はじめ、なろう作品ちゃんと読んで楽しんだ上で「なろうで書くならなろう系書こう」と思ってパラディン書いたら「非なろう系!」って評されたので、こう、作風の分析としてこの点には関心持ち続けてます。
サロメ嬢、語彙の豊富さが好きですね。「すっとこどっこい」とか「二十余年」とか、話し言葉でそう使わない語がポンポン口から出てくるの感心します。あれは文章をそれなりに読み、文語に親しんだ方の語彙かなと。
しかし……『ゼロの使い魔』『屍者の帝国』とか、遺作を引き継いで完成された作品は前例がないことはありませんが……ベルセルクほどの大部長編漫画の完結を目指すのはほぼ前人未踏の領域では。
株式会社明治さんの貸し切り公演でしたので、カールおじさん(宝塚仕様)がいました。
羽生先生、通算の勝ちが1500で負けが650くらいだから、理論上もうどうやっても生涯勝率5割を切らない(将棋のプロの規定で負けが込むと強制引退なので、勝率5割になるくらい負ける前に絶対に引退か寿命がくる)という計算を見て、あまりの化け物っぷりに変な笑いが出た記憶。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
あ、正確に言うと「理論上もうどうやっても」はちょっと盛ってて、たしか100歳くらいまで生きて現役やりつつ、「負け星をきわめて効率的に稼ぎつつ引退回避する」プレイをしたら生涯勝率5割は達成可能だそうです。理論上は。……いやあ話を盛りすぎましたね!!!
※この辺の話です。四年前の記事でコレで、そこからトップ棋士としてさらに四年。先生の年間勝率が5割を切ったの、昨年の2021年が初です。 okoucho.hatenablog.com/entry/2018/05/…
『パリピ孔明』の前に「パリピ+孔明の組み合わせを読みたい需要」はこの世に存在しなかったでしょうし、存在しないから分析しても何も出なかった筈、でも出した結果はご覧の通り……みたいなつぶやきを以前どこかで読んで、「オリジナリティとは何か」という説明にすごく便利だなと思った記憶。
「これこれ。安心のいつもの味」というのは本当に大きい需要(毎日、無国籍の凝った創作料理たべたい人は多くない)ですが、新規性のある体験への需要もまた消えない。どちらも良いものですね。
(※なお、パリピ孔明も別に無から出現したわけではなく、「歴史上の人物+現代文化」という無数の作品が下地として位置づけられるでしょう。そこから伸びた新しい枝であるという点が大事。人類文化の黎明期ならいざしらず、現代において完全な無から新しい木は生えない)
耐えろ……言っちゃいけない……あの言葉を……! twitter.com/wni_jp/status/…
小説において、「文章が綺麗だね」「文章力あるね」を言われなくなるのは基本的に良いことなのだという話をふと思い出す。(※褒めるとこ探してまず「文章がちゃんと読める」点が目につくのは、他の美点をかき消すくらいのガチの美文の書き手以外は「配慮」を頂いているということ)
ちなみになんでウィルが弓についてぜんぜん明るくないかというと、「まともな矢を作って運用する」ってけっこう手間かかるんですね、『社会』の裏打ちがいります。「最悪、モヒカンが横行する無法地帯でも生存可能にしよう」と考えたブラッドは投石紐を仕込みました。 nico.ms/mg659793
ありそう。FGOのシナリオとか文庫本換算で無茶苦茶な量あるわけで、あれ読んでたらそりゃ本読む量は減るよねという。摂取の容易な形式が増えて、物語の摂取量はたぶん増えてる。 twitter.com/Hizen_h/status…
あ、確かに人工合成肉なら、何の肉でも完璧に衛生的な刺し身ができるのか! 割と普及にありそうな筋で面白いなあ。 twitter.com/nanayoh/status…
人工合成された完璧に衛生的な鶏刺しとか、刃牙に出てきた熊肉の刺し身とかもできる。SF的な未来風景。
もちろん「あくまで理屈の上では」って話で、生食に耐えるクオリティの人工肉作るハードルは高いでしょうけど、人工肉技術の成熟が楽しみになりますね。
あ、ちなみに日本だと、たとえば日清食品さんとかが取り組んでる研究です。技術的な難易度についての感嘆な解説もあるので一読してみるのも面白いかも。 nissin.com/jp/sustainabil…
引用RTされた文言を、そのままコピーして元ツイートにリプライしてくるスパムbotかぁ……ちょっと検索した限りは最近現れた新手っぽいですね。よければ通報ご協力お願いします、返信のほうがスパムです。
そしてあれですね。「牛の細胞を元に培養した牛のレバ刺しがカジュアルに食べられる」くらいにこの種の技術が一般化すれば、「ある人の細胞を元に培養した肝臓を、肝臓を痛めた本人に移植する」とかもだいぶカジュアルになるわけで、良い未来予想図ですね。 twitter.com/yanaginokanata…