Kentaro Hara(@xharaken)さんの人気ツイート(リツイート順)

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「今何してたの?」って聞かれて、Chromeのメモリアロケータを逆アセンブルして高速化できないか考えてたんだけど、あまりオタクっぽいこと言わないほうがいいと思ったので、抽象化して「感覚を研ぎ澄ましていました」と言ったらめんどくさいことになった。
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ANAの場合、最大限に効用を満たそうとする人たちでラウンジが混雑しすぎて客層が下がって困ったわけで、ANAの望む最適な財配分はそれではなかった(=ANAは長期的に顧客になってくれる「上級国民」に配布したい)。多くのチケット転売議論の背景にあるねじれがわかりやすく見えた例だと思う。
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プログラムのコメントの話。heとsheは論外。weは「自分たち以外の存在(they)」を示唆して排他的な感じになるのでアウト。youを使ったら「そもそも代名詞自体が・・・」と懸念され、物質主語の受動態で書くことに。ここまで来ると、言語自体に欠陥があると思わざるをえない。。。
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面白いのがprobabilistic paymentという手法。1円のトランザクションを100回やると手数料がかさむので、代わりに1%の確率で100円を支払う貨幣交換を作ったらいいじゃないかというアイディア。貨幣交換に確率の概念を導入するのは、貨幣史的には十分新規的で面白い。
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新しくチームに来る人に、東京チームの歴史を教えてほしいと言われたので、「8000年前この地は海でした」と言ったら「もうちょっと後からでいいんですけど」と言われて、正直そのあとの展開を考えていなかったので適切なタイミングで止めていただけて助かった。
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野菜の茹で方の話。野菜を加熱していくと60度付近でいったん硬化が進み(硬化ペクチン)80度を超えると軟化が進む(軟化ペクチン)。この理屈を利用して、野菜を60度前後の低温で茹でると「火は通ってるのにシャキシャキ生食感の茹で野菜」を作り出せる。写真は60度で2分茹でたピーマンの鰹和え。
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コメントを読まずにAPIの使い方を間違える人があまりに多いので、APIの名前を IReadTheCommentCarefullyAndUnderstandWhatIAmDoing() に変えようと提案したら却下された。効果あると思うんだけどな。
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茹でない素麺を作ってまず気づくのは素麺のコシも香りも失われて美味しくはないという点。すぐ食べるのなら普通に茹でた方が確実に美味しい。普通に茹でた素麺(3分)と茹でない素麺(5分)を12時間経過後に比較してみると、前者はくっついて固まってしまうが後者はさらさら。味は前者の方が良い。
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結局ブロックチェーンが必要になるのは、信用の置ける存在がまったく仮定できず、かつNが非常に大きくなるような「真にP2P的な」状況に限定されるのだが(ビットコインはある程度この条件を満たした)、そんな状況はめったにあるものではない(=応用先はそうそうない)、ということだと思うのです。
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環境省が袋の有料化に向けてやった実地実験が面白い。2円でも3円でも5円でも袋の辞退率はどれもいっしょで非常に高く70%〜95%。「0円」と「0円以外」との差こそが本質だという行動経済学的原理を鮮やかに描いてる。(余談:やっぱ4円は省くんだね) meti.go.jp/policy/recycle… (これの8ページ)
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今朝起きたことを書く。 1. 家族を空港まで見送りに行く。 2. 家に帰ってくる。がちゃがちゃ。あれ、鍵はどこだ・・・。家の中じゃん。。。詰んだwwwwwww 3. 庭の作業用具入れを持ち出してきて玄関の鍵のバンピングを試みたものの、さすがに最新のディンプルキーが開くはずがない。
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(補足:ただし政府と日銀の統合政府で見れば、円による儲けは儲けではないので(日銀が円の発行権限を持っているため)外貨を失っている点には注意が必要。まぁ逆に円が高いときには円を発行して外貨を手に入れられるので関係は対等だけど。)
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先日の補足実験として、アサリは何で砂抜きすると最も美味しくなるのか、豊洲で大粒のアサリを1kg買ってきて、3%の塩水+【何もなし、グラニュー糖、蜂蜜、片栗粉】の4パターンで比較してみた。結果は【片栗粉≒蜂蜜>砂糖>>何もなし】。片栗粉ならアレルギーや赤ちゃんへの心配がなくていいかもですね🙂
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PayPayアプリのクレジットカード登録でセキュリティコードの入力回数に上限がなくて総アタックされたのは問題だろうけど、むしろカード側の決済インフラのレイヤーにこの制限が実装されていないことの方がよほど深刻な問題ではないのか・・・。
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鱧の骨切りは「一寸に24本、皮一枚を残して包丁を入れる」んですが、この「皮一枚を残す」のが難しい。力を入れると皮が切れるし、力が足りないと皮すれすれの骨を断ち切れない。写真のように、ひっくり返したときに皮目に包丁跡がくっきり透けてて、だけど皮は切れていない、これが成功の状態です。
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2年がかりでチームで取り組んだChromeのプロジェクトMiraclePtrをローンチしました!Chromeの大量のC++生ポインタを「みらくる」なポインタ(use-after-freeを無効化する特殊なポインタ)に書き換えてセキュリティを大幅に向上しています!性能低下も最小限に抑えています。 security.googleblog.com/2022/09/use-af…
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ここでポイントになるのが片刃包丁の刃が鱧の皮に当たる角度です。キレッキレに研いである刃が皮に垂直に当たるとすぐに皮が切れてしまって、これが骨切りの力加減を難しくする最大の要因ですが、(鱧に限らず)魚の皮って刃が斜めに当たるとそう簡単には切れないんですよ。
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4℃←(お金)←男性1←(好意)←女性1←(お金)←転売所1←(お金)←男性2←…と書いてみると、女性1は他者から受け取ったお金で男性1への好意を成立させるという不思議なことをやっていて、なぜ最初から男性1が女性1にお金を払って好意をもらうという二者間交換にならないのか?
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ところで貨幣の本質は、貨幣がX→Yに媒介として流れることによってY→Xに何かしらの価値を流すことにあるのだが、4℃→男性→女性→転売所→男性→…の逆方向に流れていっているものは何か、を考えると興味深い事実に気づく。さしあたり女性から男性に流れるものを「好意」と呼んでおくことにして、
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結局のところ、オークションなど一部の形態を除けば、人間は「(ミクロ経済学が目指すような)最も支払意志がある人への分配(これは支払能力に依存する)」ではなく「最もそれを欲しがっている人への分配」を望んでいる、というところに帰着していくんじゃないかと思う。
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鱧の詳細な骨格構造は以前のツイート(*)を参照していただくことにして、皮を下にして置いた身を真横から見ると、左図のような感じで骨が入っています。皮下埋没骨が皮すれすれまで伸びているので、右図のように「皮一枚残して」骨切りしないといけないんですね。 (*)twitter.com/xharaken/statu…
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しばらく悩んでいたバグの原因が、1秒=1024ミリ秒だと思い込んでプログラムを書いてたことだと発覚・・・。
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行動経済学的にはプレゼントがプレゼントとして成立する条件として「普段自分でお金を出しては買わないもの」というのがある。2000円の予算があるとき、スーパーの果物を2000円分詰めて贈ったらえっ?てなるけど、2000円のアップルマンゴーを贈れば喜ばれる。さてこの条件から言えることは、
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ブロックチェーンは技術的な話が込み入っていて面白いのでどうにも議論がそっちに飛びがちだけど、ここでは技術以前のもっと根本的な《信用》の問題だけを考える。ブロックチェーンが機能するためには、「N人が計算に参加して、かつその50%以上は裏切らない」ことが必要なのだが、
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現代では本物の熨斗鮑は伊勢神宮の月次祭と神嘗祭で奉納されるもの以外はほぼ作られていないようで検索しても作り方が出てこない。唯一見つかったのが23年前に制作されたこのビデオで(こういう映像資料は貴重だと思う)それを参考に作ってみました。 youtube.com/watch?v=khaiYV…