#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 「細雪」には姉妹が帯選びをしながら笑いころげるシーンがあります。たわいない話ですが、発表当時は太平洋戦争の真っ最中。この作品は「時局に合わない」と、軍から掲載を禁じられます。たわいないお洒落の話が、気兼ねなくできる現在の平和に、感謝したいですね。
くらもちふさこ展のフライヤーができました! 当館にて配布中です🌈 「東京のカサノバ」のイラストを使用しています☆ 今回のデザインは、少女マンガのコミックスデザインなどを多数手がけていらっしゃる関根彩さんにお願いいたしました! sekineaya-d.jp #くらもちふさこ展 #Kura50
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 皆さま薄々お気づきとは思いますが、谷崎はやや変態です。とはいっても、人に危害を加えるということはなく、むしろ与えられたい人ですから、よしとしましょう。「富美子の足」は足フェチの老人が、脚の綺麗な女に顔を踏ませながら臨終を迎える話。笑えます。
東京では珍しく雪が積もってきていますね!ここで竹久夢二が描いた雪だるまをご覧ください⛄
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 インスタライブ、田中翼氏「男の着物のおしゃれ」講座。1月9日(日)17時頃から約20分。 着物愛が高じて女装する男の物語「秘密」(谷崎/作)もマツオヒロミ先生のご協力により紹介します。立東舎刊「秘密」のカラーイラスト約30点のうち4点を先生御手許の画像で。
今年は寅年ですね。 竹久夢二が描いたトラ……ではなく猫です🐯🐱
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物#痴人の愛」の主人公は、恋人ナオミに新感覚の着物を着せたいと、ジョウゼットやコットンボイル等の洋服地で着物を作る。画像はジョウゼットの着物で、雷の閃光文様。帯には雷神と蛙が描かれている。蛙は臍(へそ)が無いから雷に取られないというストーリーを込めて
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物#痴人の愛」のナオミは宝石が好きな女。ナオミのモデル・せいは、関東大震災のときに、はめていた指輪と交換で水を入手した経験から、「ダイヤはいつも身に着けておくべき」と言っていた。宝石は彼女にとってただの飾りではなく、生き延びる術(すべ)でもあったのだ
今日はクリスマスイブ🎄 サンタクロース🎅が来てくれたらいいなぁ♪ でも夢二が描いたサンタクロースは、かなり怪しいです(笑) このイラストは「30のキーワードでひもとく竹久夢二展」【24.子供】コーナーでご覧頂けます! プレゼントを手にして喜ぶ、大正時代の子供たちが微笑ましいですね♪
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物#痴人の愛」のナオミは食欲旺盛な女性。『食魔 谷崎潤一郎』の著者・坂本葵氏によると「悪い女ほどよく食べる」のが、谷崎文学のヒロイン。モデルのせいも、80歳になった時、お祝いの席でぶ厚いステーキを平らげ、皆を驚かせた。画像はその際に作ったダイヤの指輪。
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物#痴人の愛 」のヒロイン・ナオミのモデルは、谷崎の最初の妻千代の妹せいである。せいは、早くから妖女の片りんを見せ、悪女型が好きな谷崎は彼女に惹かれるようになった。奔放、鮮烈、アバンギャルドをキーワードにセレクトしたせいの着物は、目が回りそうに強烈
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物#蓼喰ふ虫 」のヒロイン・美佐子は仏蘭西(フランス)語を習いに通った神戸で、年下の青年と知り合い、恋におちる。異国へのあこがれに満ちた物語のヒロインには、西洋更紗文様の着物が似合う。夫は妻の恋を応援する奇妙な男で、そのモデルはいうまでもなく谷崎自身
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 谷崎の妻・松子が使用した小物類を展示。谷崎は松子を貴女と崇(あが)め、下僕のように振る舞うことを好んだ。『春琴抄』の佐助さながらの献身ぶりで仕える谷崎に松子は困惑し、かえってつらい時もあった。しかし作品のためと思い、谷崎の求めるイメージを演じ続けた
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 「痴人の愛」の主人公は、ナオミに新感覚の着物を着せたいと奔走。「日本ともつかず、支那ともつかず、西洋ともつかないような、何かそういうなりはないかな」と言う彼が見たら、狂喜しそうな中国趣味の赤い着物。龍を刺繍した帯に、中国で福を呼ぶという蝙蝠の帯留
【学芸員募集】 弥生美術館では学芸員(常勤)を1名公募します。 応募期限:2021年12月10日 *当日消印有効 詳しくは募集要項をご覧ください。 yayoi-yumeji-museum.jp/event/event.ht…
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物「本牧夜話」の少女・弥生をイメージした着物。西洋人が多く住むエキゾチックな港町・本牧を舞台に、弥生は、メリンスの着物に耳飾(イヤリング)と頸環(ネックレス)を付けた和洋折衷な装いで登場。谷崎は、洋服のアクセサリーとも相性が良いとして、メリンスを好んだ
11月23日は「文豪とアルケミスト」にも登場する、小説家・久米正雄の誕生日🎂(1891年生) 竹久夢二は久米の単行本の装幀も手掛け、プライベートでも親しい仲で、一緒に野球チームも組みました。 ところで微笑とも苦笑ともつかない笑いの意を持つ「微苦笑」(びくしょう)は久米の造語なんだそうです🧐
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 より、粋筋女性の着物。帯には髑髏(どくろ)。半衿には髑髏と墓、帯揚は蛇と、思い切りブラックな装い。少年時代、自らの容貌に劣等感を抱いていた谷崎は、美と色香を売りものにする芸者の存在を知り、美は何者にも優ると考えるように。それはやがて悪魔主義文学に結実
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 昨日より後期展に入り、「細雪」の四姉妹も春の装いに衣変えしました。三女でヒロイン・雪子は、枝垂れ桜の下で遊ぶ御所人形の着物に桜文様の帯。物語は、繰り返される雪子の見合い話をめぐって展開。大人しいけれど、自分の主義を変えない雪子らしい古典的な装い。
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 谷崎作品「痴人の愛」ナオミの着物。主人公の青年は、恋人・ナオミの無邪気さ奔放さに悩むが、そのうち引きずりまわされることに喜びを見出す。大正末、ナオミの奔放さはナオミズムとも言われ、モダンガールの先駆けとなった。(~14日、前期のみの展示)
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 「細雪」コーナーは、四姉妹それぞれのキャラクターに合わせた着物を。右端4女の妙子は、着物、帯、羽織、帯留にすべてにザクロ文様を入れたコーディネート。個性的でモダンな妙子に合わせた、珍しいハイカラフルーツ尽くし。(~14日、4体すべて前期のみの展示)
デビュー50周年 くらもちふさこ展 メインビジュアルができました! 「いつもポケットにショパン」「東京のカサノバ」「天然コケッコー」「花に染む」他…名作の原画が盛りだくさん。 貴重な初公開カラー原画も。 会期:2022年1月29日(土)~5月29日(日) お楽しみに☆ yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibiti…
今日は立冬。暦の上では冬の始まりです。❄️⛄️ また、ココアの日でもあるそうです。 大正6年、夢二が石川県の湯涌温泉を訪れた際の日記に、宿にてココアを飲んだことが記されていました。☕️ 国内産のココアは大正8年に販売が開始されたため、 夢二は輸入物のココアを飲んだようです。 ハイカラ😙
#谷崎潤一郎をめぐる人々と着物 前期は14日まで。約10点の着物を入れ替えて17日から後期。画像の着物も前期のみ。「奇怪な記録」という谷崎の探偵小説的な作品のヒロインの着物を、#高畠華宵 の挿絵にあわせて大正浪漫風にコーディネートいただきました。蝶文様の紫小紋の着物に帯も半衿も薔薇文様
★学芸員募集★ 弥生美術館では学芸員(常勤)を1名公募します。 応募期限:2021年12月10日 *当日消印有効 詳しくは募集要項をご覧ください。       yayoi-yumeji-museum.jp/event/event.ht…