兵法つぶやきアカウント(@douten2)さんの人気ツイート(リツイート順)

多くの人が無駄を嫌いますが、戦いでは”無駄”こそが最も重要であり、無駄とはすなわち「予備兵力」の事となります。 最後のとどめを刺す時やバックアップが必要な時、これが無いと決定打が出ずに相手を逃してしまい、今まで戦ってきた行動がまさに無駄に終わります。
軍隊でも会社においても、”命令”や”カリスマ”といったものは、実は実体の無い共通幻想でしかありません。命令とは上司のものではなく、受け手側が判断するものであり、部下が命令を聞く必要が無いと決断したら、何をどうやってもその人間を従わせるのは不可能となり、その時点で権力は消滅します。
人間というのは変なクセがあって、派手なウワサはすぐ信じるのに、地味な真実はなかなか信用しないクセがあります。謀略でニセ情報を流す場合はできるだけ派手に流し、反対に真実を隠したい場合はできるだけ地味にするのが有効です。
かつて清国のとある高官は、イギリス人たちの前でスピーチをする際、本当は英語ペラペラなのに、わざと片言の英語で話していました。理由を聞かれると彼は「外人の自分が流暢なイギリス英語を使うと、生意気だと思われ目をつけられる」と答えました。わざと愚者を装う事を兵法「仮痴不癲」と言います。
人は常識よりも陰謀、、正攻法よりも奇策、ストレートよりも魔球を好みます。人は地味より派手さを好み、周囲に自分が優れている、自分は周りと違う、とアピールしたい心理があるので、これにとらわれると判断を誤ります。勝利は地味で確実なのが最善となります。
現代の戦争は昔の戦争と異なり、外交も金融も経済や貿易、あるいはネット、マスコミ工作、世論誘導も含めて、すべて戦争の一環とみなされています。経済封鎖で相手国を破産させたり、宣伝工作活動で相手の政権を倒せれば、わざわざ軍事力を使ってドンパチするより、はるかに安上がりだからです。
ある国が他の国を侵略した時、まず最初にする事は元からいる権力者の排除です。従って政治家は侵略者から身を守るために、有事について知り、備えておくのが通常であり、これをせずに軍や戦争を避けたり否定する政治家は、無知か間諜のどちらかとなります。
「浅い瀬ほど水が騒ぎ、深い淵ほど静かである」とよく言われます。ネットでも現実でも、事件で人々が騒いでいる場所には、根本的は情報はあまりなく、原因などの本当に核心な部分の情報は、目立たない部分に自分から潜っていかないと得られないものです。
ソビエト連邦のスパイ、リヒャルト・ゾルゲが日本で諜報工作する際に気をつけていた事をまとめたものです。70年以上前の事ですが、現代にも通じる部分があります。
戦いでは、これやると負けるという行動が2つあります。それは 1.同じ行動を繰り返す事。 2.火力の出し惜しみをする事。 となり、この二つは特に注意しなくてはなりません。
良い性格、優しい性格というのは戦いにおいては、逆にデメリットとなる場合があります。例えば、清廉潔白な者は、侮辱されると誘いに乗りますし、民衆を愛する者は、民衆をひっかき回され人質にされると、身動きが取れなくなります。戦いにおいて優しさは、時には偏執と化してしまう場合があります。
戦闘の際は相手に対して少しでも身をさらさないように、地形や物を利用して隠れることが重要となります。自分では隠れたつもりであっても、案外できてないことも多くあり、そこまでやるかといったレベルまで徹底することが大事です。
孫子では自軍を敗北にみちびく将の過失として、以下の6つが書かれています。 ・走:ノリと勢いで10倍の敵と戦う ・弛:兵士が強いのに幹部が愚か ・陥:幹部が優秀なのに兵士がなまける ・崩:王と将軍の意思疎通がバラバラ ・乱:甘い将軍で、兵を統率できない ・北:将が敵の情勢を知らずに攻撃する
戦上手の人は目立たない勝ち方をします。なぜなら、勝って当然の状況で始めて戦うからです。 戦いが上手な者はまず勝てる条件を作り出してから戦い、失敗する者はまず最初に戦いをしかけて、戦いの最中に勝てる条件を考えます。
おっさんの4大口癖 1.「けしからん!」 2.「なにごとか!」 3.「なっとらん!」 4.「たるんどる!」 戦前から続く由緒正しいセリフです😅 twitter.com/heartatk1228/s…
大戦中、軍のエリートは補給に従事する人をバカにして、補給を軽視した結果、敗北しました。 twitter.com/chobikko0408/s…
「やれ!」等の具体的な任務を下すのが「号令」、「何々のためにこれをやれ」といった、具体的な任務と意図を示したものを「命令」、そして「目的は何々で、後はお前に任せる」という、意図だけを示し実行方法を部下に任せるのが「訓令」と言い、組織の人数が多いほど訓令が重要となります。
絶対勝つ方法は存在しませんが、絶対負ける方法は存在します。それは”同じパターンを繰り返す”事です。大抵の場合、戦いの相手は愚かではないので、同じやり方を繰り返していると、どこかの時点で対応してくると思った方が良いでしょう。
ソ連はシベリア抑留の日本兵に対して「成績の良い者は早く帰す」と甘言で釣った結果、日本兵は自分だけは先に帰ろうと仲間割れを始めました。 これを「囲師必闕(いしひっけつ)」と言い、 逃げられないと思うと団結しますが、ワザと逃げ道を開けると、自分だけは先に逃げようと思い仲間割れを始めます
学校の授業中に眠たくなる原因の一つとして、講師の喋るテンポが常に一定というのがあります。これは催眠と同じであり、兵士を鼓舞する演説や、議論や口げんかの際は、これとは逆に突然大きな声で話したり、声のトーンや大きさを、意図的に変化させ、相手の心を揺さぶるのが効果的となります。
戦いでは「自分はこうしたい」ではなく「相手がどうしたいのか?」を徹底的に検討する必要があります。愚将と呼ばれる人は、大抵自分がやりたい事にこだわり、結果的に敗北します。
国の貧富の差が拡大すると、必ず内乱、争いとなります。ところが、この事実を隠して、自分たちは中流だと思わせて、貧しさを感じさせないと、争いは起きづらくなります。従って、格差が激しいほど情報統制も激しくなり、本当のことを言わなかったり、よその国の事情を隠したりします。
戦いでも喧嘩でも、何のためにやるのかを決めるのも重要ですが、相手はどうすれば戦いを止めるのか、すなわち戦いの止め時、収めどころをきっちりと把握するのも重要となります。これを見誤るといつまでも戦いを止められなかったり、相手が譲歩するつもりでもそれが分からず、無用に攻撃してしまいます
よく創作物で「これは演習ではない」という放送が流れますが、実際の自衛隊では演習の場合は「教練〇〇戦闘用意」、実戦の場合はただ単に「〇〇戦闘用意」と簡潔に決められています。なるべく余計な言葉は入れないのが、聞き間違いを少なくするコツです。
戦いで常に100%の力を出していると、いざという時の余力が足りず敗北します。この余力を維持するためには強力な権限が必要であり、余力は無駄という周りの声に押されて余力を残さないと、相手に余力が無いと見抜かれたら、押せ押せで攻めれられて進退窮まってしまいます。