”全滅”というと、一般的には全員死亡と思われがちですが、軍隊では死傷者が出ると、その面倒を見るための兵員が必要となり、それにより前線で戦える兵士がいなくなるのを全滅と呼びます。中世では半分、現代では3割死傷すると、部隊としては前線で戦闘できる兵員がいなくなり、全滅扱いとなります。
「やれ!」等の具体的な任務を下すのが「号令」、「何々のためにこれをやれ」といった、具体的な任務と意図を示したものを「命令」、そして「目的は何々で、後はお前に任せる」という、意図だけを示し実行方法を部下に任せるのが「訓令」と言い、組織の人数が多いほど訓令が重要となります。
ランボーが話題になってると聞いて。
日清戦争で日本は清国を破って弱くしすぎたため、ロシアの侵略を誘い日露戦争を戦うこととなり、米国は太平洋戦争において日本を攻めすぎたため、ソ連を極東に誘い込み中共を育て、手を焼くこととなりました。攻めすぎ、勝利しすぎは思わぬ誤算を招くことがあり、常に勢力均衡を考えなくてはなりません
かつて清国のとある高官は、イギリス人たちの前でスピーチをする際、本当は英語ペラペラなのに、わざと片言の英語で話していました。理由を聞かれると彼は「外人の自分が流暢なイギリス英語を使うと、生意気だと思われ目をつけられる」と答えました。わざと愚者を装う事を兵法「仮痴不癲」と言います。
戦術の本質は「敵を知り、己を知る」ことに尽きます。これは相手の戦法や兵力を知ることだけではなく、歴史、文化、民族の特性など、幅広く知ることが必要となるので、相手を頭ごなしに否定したり、相手の事情を理解しない人は、戦術的に言えば弱者であるといえます。
イエスマンが多い組織は大抵弱いですが、イエスマンの一番の問題は、問題があるのに問題を報告してくれない事です。従って、独裁国家やワンマン企業、指揮官の権限が強すぎる軍隊は、現場の問題に気付かないまま過ごし、気づいたときは手遅れになってる場合が多いです。
人は常識よりも陰謀、、正攻法よりも奇策、ストレートよりも魔球を好みます。人は地味より派手さを好み、周囲に自分が優れている、自分は周りと違う、とアピールしたい心理があるので、これにとらわれると判断を誤ります。勝利は地味で確実なのが最善となります。
新元号「令和」まことにおめでたいです。古代より、正確な暦が作れる事は、その国の数学や学問、技術、国力を示すものであり、暦を作れない国は、正確な暦を作れる国から見下されていました。今では誰もが正確な暦を知ってますが、昔からずっと自分たちの暦を使ってる事は大事にすべきだと思います。
@secretfunnyboy3 恐ろしいのは、戦前の帝国軍となんら変わっていない事。
@rootport 二人で一緒にピアノを弾く姿が見たかった・・・。
人は真実かデマかどうかよりも、多くの人が言ってるかどうかで、本当かどうかを判断しがちです。従って謀略を広めるためには、理論武装よりも、とにかく数を多く発信するのが有効であり、それは戦いで数の多い大軍が有利であるのと、全く同じ法則となります。
戦わずして勝つ場合、戦わないから実力はいらないと思うのは間違いであり、相手が戦わずして屈するのは、戦った場合の損害を予想した結果です。 この策は実力で勝ってる裏付けが無ければ成功せず、実力が無いのに、あるように見せてもすぐバレます。力は必要であり、ただ発動させないだけなのです
今週の『アルキメデスの大戦』、日本の戦下手な理由が書かれている。情けや義理、軋轢を避ける事を優先して、やるべきことを先延ばしにし、切羽詰まって大混乱して、みんなの空気が変わって始めて事態に対処する。戦いでは先手、先手が大事で、みんなに気を使って、行動を後回しにするのは厳禁です。
戦いで負ける原因は、大きく分けて4つです。 1.裏切られた 2.ツイてなかった 3.最初から無謀だった 4.慢心してた このうち1~3は100%防げず、仕方ない部分もありますが、4で負けると万死に値するので注意しましょう。
@pianist_danna 第二次大戦中、中国に侵入してた日本のスパイが生卵とごはんを食卓に出されて、たまごかけゴハンにしたら捕まったという話を思い出しました(中国には卵を生で食べる習慣が無い)。
戦力をチマチマ逐次投入するのがなぜ起きるかというと、恐怖と責任逃れが主な原因となります。戦力を一気に投入して失敗すると責任を問われ、かといって何もしないとそれはそれで批判されるので、とりあえず小さくやってアピールしておこうという精神が逐次投入を招きます。
平和を愛する人が好戦的になる場合が良くあります。なぜなら、争いとは2つ以上の主張がぶつかり合う事であり、これを平和にするには主張を1つに統一すればよい。そのためには、相手の主張を潰す必要があるからです。従って平和に熱心になれば、他の主張を認めようとしない傾向になる危険性があります
2.26事件において興奮した兵士たちも、3日経てば空腹と寒さによってやる気を削がれ、あっけなく持ち場を去りました。群衆から集中して攻められても、最初の爆発に耐えて時間を稼げば、皆の勢いが削がれ、興奮が冷め、各人に刑罰が突き付けられると臆病になり、逃亡や降伏によって自己の安全を求めます
人間というのは、交渉で相手が引くと「もっと行ける」と判断してどんどん要求をエスカレートさせていく傾向にあります。交渉と武力は必ずセットでなくてはならず、「これ以上要求してくると、打ち切って攻撃するぞ」といった脅しの手段が無くては、交渉はうまくいきません。
戦いは数が重要ですが、具体的な数の場合の戦いは孫子に書いてあります。 ・10倍の兵力→包囲し殲滅する ・5倍の兵力→攻めて攻めて攻めまくる ・2倍の兵力→正面と背後の2方向から攻撃する ・互角の兵力→敵を騙し不意をつく ・劣った兵力→守りを固め、決戦を避ける ・大きく劣った兵力→退却
GSOMIAは韓国にとって有益なものでしたが、なぜ韓国がそれを破棄しようとしたかというと、大体こんな感じです。
常に逃げない兵士が偉いわけではなく、よき兵士とは、逃げてはならない時に逃げず、逃げるべき時に逃げる兵士のことをいいます。何でもかんでも逃げる兵士は”臆病”ですが、どんな時も逃げない兵士は”蛮勇”といって、早死にするのみです。
一部の宗教で偏った食生活をするのは、暗示にかかりやすくするためでもあります。栄養不足は無気力で意志が弱くなり、他人の意見に従いやすくなり、寛容さが失われ頑固となります。従って栄養不足と貧困、そして偏った思想が合わさった時、混乱の原因となります。
人がミスを犯す原因はただ一つ、「思い込み」です。わからないけどまあいけるだろうとか、今まで大丈夫だからこれからも大丈夫だろうとか、同盟があるから裏切ることはないだろうとか、~だろうという思い込みから人は誤り、失敗していきます。