兵法というのは要するに人を騙して罠にハメる術なので、これが得意な者ほど他人からは嫌われ警戒されます。義経は裏切られ、韓信は処刑、ハンニバルは敗死、ナポレオンは流刑と、戦の強い者は最後には悲惨な運命をたどる事が多いので、強い者はその爪を隠す事も重要となります。
700年前にまとめられた兼好法師の徒然草には、兵法のことについても書かれています。 ゲームやスポーツ、競技でも通ずる勝つための方策は、昔も今もあてはまります。
ヒトの戦いはいろいろ複雑そうに見えますが、その法則は自然界と一緒で、単純にわけると以下の4つの手順が大事となります。見栄を張ったり、希望的観測に頼ったり、正々堂々にこだわったりしてこれを無視すると、多くの場合負けます。
人間というのは変なクセがあって、派手なウワサはすぐ信じるのに、地味な真実はなかなか信用しないクセがあります。謀略でニセ情報を流す場合はできるだけ派手に流し、反対に真実を隠したい場合はできるだけ地味にするのが有効です。
嫌がらせを受けたら、それに対して弁明したり、議論や話し合いで対処しようとしても、かえってこちらが不利になります。これを止めさせる方法はただ一つ、”反撃”あるのみで、自分を攻撃するとひどい目にあうと思い知らせる事によってのみ嫌がらせは止まり、話し合いでは決して決着はしません。
暴力は何も生みだしませんが、当面のいざこざは解決してくれます。
人間というのは変なクセがあって、派手なウワサはすぐ信じるのに、地味な真実はなかなか信用しないクセがあります。 ウソを流す場合はできるだけ派手に、真実を隠したい場合はできるだけ地味にするのが有効です。
人間というのは変なクセがあって、派手なウワサはすぐ信じるのに、地味な真実はなかなか信用しないクセがあります。ウソを流す場合はできるだけ派手に、真実を隠したい場合はできるだけ地味にするのが有効です。
動物は人に比べ野蛮と思われがちですが、同族同士で命のやり取りをすることはほとんど無く、たいてい危険な場合はすぐ逃げてしまいます。ところがアリや蜂などの巣や蜜、いわゆる「資産」を持つ生物は、人間と同じく同族同士で戦争をします。資産と格差は生物の闘争と、とても関係があるといえます。
戦いにおいて、ルールがあれば相手の行動が読みやすいですが、何でもアリなら相手の動きを読むのは難しく、先に奇襲を仕掛けた方が有利となります。
戦上手の人は目立たない勝ち方をします。なぜなら、勝って当然の状況で始めて戦うからです。 戦いが上手な者はまず勝てる条件を作り出してから戦い、失敗する者はまず最初に戦いをしかけて、戦いの最中に勝てる条件を考えます。
戦いが上手い者は、判断が早く、決断が早く、修正も早く、経験と知識により悩まず、ためらわず、迅速に行動することができます。全ては時間との戦いであり、強者は時間の密度を凝縮しており、他者よりも短い時間で様々な行動を起こす事が出来ます。
孫子では自軍を敗北にみちびく将の過失として、以下の6つが書かれています。 ・走:ノリと勢いで10倍の敵と戦う ・弛:兵士が強いのに幹部が愚か ・陥:幹部が優秀なのに兵士がなまける ・崩:王と将軍の意思疎通がバラバラ ・乱:甘い将軍で、兵を統率できない ・北:将が敵の情勢を知らずに攻撃する
先月は「緊急事態宣言は政権の恣意的な運用により国民の権利を制限するものでけしからん!!」と言ってたのに、今は「緊急事態宣言をしない総理は決断力が無い、無能!!」と言ってるマスコミ。まるで敗戦直後に論調を180°転換した様子を、リアルタイムで見ているようで感慨深い。
戦いを考えるとき、最低限考えておかなくてはならない5つの要素を、それぞれの頭文字で”METTT”と呼びます。戦えるかどうかを考えるには、これらのことをまず考えてみるのがよいでしょう。
『韓非子』曰く、君主を惑わし組織を滅ぼすモノとして、八つの注意すべき点があります。この八つは自分にとっては注意しなくてはならない点ですが、逆に、相手の組織に対してこれを利用すると、武力を使わずに、戦わずして相手を制するコツとなります。
@katsunomisanzai @JABLkurogane ・兜首・・・最初に取った首 ・追首・・・逃げる敵の首 ・数首・・・雑兵等、論功にならない首 ・捨首・・・荷物になるから捨てる首 ・拾い首・・自分の手柄のように見せる首 ・奪首・・・仲間が取った首を奪う
話し合いさえしていれば戦争は回避できると思いがちですが、現実は逆の場合が多く、相手を脅す行為をすれば、相手に戦う気を減少させ、逆に相手を思いやる行為をすれば、相手に舐められて結果的に戦争を近づける場合が多々あります。
戦術を考える際、どれだけ優れているかも大事ですが、実行可能性も重要となり、指揮官にこの考えが無いと「24時間働かせれば売り上げが倍になる」という考えに陥ります。旧日本軍にはこの例が非常に多く、職人至上主義にも関わらず職人を使いつぶし、最後には職人がいなくなるケースが多くありました。
ネットの争いで完璧な理論と証拠で論破しても、相手が謝罪して考えを改める事はまずありません。 考えを改めるのは、考えを改めないと自分に害が及ぶ場合のみであり、「議論+力と恐怖」のセットによって初めて、相手の考えを改める事ができます。
多くの人が無駄を嫌いますが、戦いでは”無駄”こそが最も重要であり、無駄とはすなわち「予備兵力」の事となります。 最後のとどめを刺す時やバックアップが必要な時、これが無いと決定打が出ずに相手を逃してしまい、今まで戦ってきた行動がまさに無駄に終わります。
前にも言いましたけど上司やトップの役目は、部下に与えることなんですよ。台風が来て危険なのに出社を促すなら、代わりの手当てやら何やら与えないと。そんで無理やり来させてケガでもしたら、補償もせずに「いや上に責任は無いです」って逃げるんでしょ。そらみんな白けますよ、当然でしょう。
どこの国の軍でも、陸軍は元気と根性がウリで、海軍はスマートさが特徴だといわれます。なぜなら、海の上では風向きや、波の状態、天候などに陸以上に左右されるものであり、お天気という最強にわけわかんない存在を相手にするには、元気だけでは駄目であるというのがその理由となります。
アメリカもイランも、本音では戦争はしたくない。 という事はヴィンランドサガのあのシーンみたいな感じになるわけですな。
ソ連はシベリア抑留の日本兵に対して「成績の良い者は早く帰す」と甘言で釣った結果、日本兵は自分だけは先に帰ろうと仲間割れを始めました。 これを「囲師必闕(いしひっけつ)」と言い、 逃げられないと思うと団結しますが、ワザと逃げ道を開けると、自分だけは先に逃げようと思い仲間割れを始めます