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この間
浩二が
故郷って
親なんだと
思ったと
言ったのを
聴いて
自分にも
故郷は
あったんだと
思えた
「あの頃へ」が
また
違って
聴こえる
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人は
道を選べても
命は
道を選べない
与えられた
時間には
限りがある
いま
聴こえる
鼓動を
どう使うか
そして
いつか
選んだ道が
自分が
誰かを
教えてくれる
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いままであまり
気にした事がなかったが
広島にはあの日
米国人捕虜がいたらしい
長崎でも同様に。
だとすれば
同胞にも原爆を
投下したことになる
戦争はやはり狂気だ
一旦着火してしまえば
犠牲はかならず生まれる
失われたすべての命に
…追悼の祈りを。
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それが
核であれ
銃であれ
拳であれ
或いは
言葉であれ
暴力が
絶えない
星で
僕らは
暮らしている
ただ
ひとつ言えるのは
どれも
選択のスイッチは
心にあるはず
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35周年にリリースされた
少年隊のベストアルバムに
新たに収録された「GATE」
それをきっかけに90年代
少年隊に書かせて頂いた作品について
回想することができた
彼らの佇まいは独特だったなと
改めて思う
twitter.com/weloveshonentai
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どこかの国の
大量破壊兵器であろうと
憎悪が握る
一丁の銃であろうと
或いは
キッチンのナイフや
いま目の前を通り過ぎた
車であろうと
命を奪う可能性が
あるという意味で
凶器と言える
ただどれも
それ自体は
モノでしかない
人がそれを
凶器にするんだ
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1981年2月
まだ寒い日だった
店に並んだはじめての作品
「熱風」を手にした時
喜びと同時に感じたのは不安だった
未来はどこに向かうのか?
レコードに針を落とした
逆巻く波は吠え 船出の時がきた
ASKAはそう歌い CHAGEの声が重なる
24才だった自分に
いまなにを伝えよう
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ソン・シギョンさんの新曲
Tweetしてくれてる人がいた
数ヶ月前は
存在しなかった歌が
いまは確かに在る
言葉はあくまで
記号かもしれない
「道を探すせいで
人は道に迷うもの
歩いて行くだけで
いいのに」
そう書いた自分を
その声が
励ましてくれる
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過去に
なにをしたかより
いま
なにができるか
そして
未来に
なにをしたいか
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平原綾香さんの父上でもあり
安全地帯のツアーの頃は
素晴らしい音を鳴らしてくれた
まことさん。
その後もスタジオですれ違う度
笑顔で応えてくれた。
ほんとうにたくさん
助けてもらいました。
ありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。 twitter.com/AyakaHirahara1…
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視界が悪ければ
耳を澄まして
雑音が多ければ
手探りで…
誰かのために
灯す明かりが
決して
消えることなく
そしていつも
そこに心あるように
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葛藤は
表現者にとっては
呼吸のようなもの
意識しようとしまいと
止めることはできない
朗読は道程がなく
完成などないかのように思える
ただその葛藤から
生まれる美しさもある
そして
野島健児君の朗読は
同じ詩を読んでも
二度とない瞬間を捕らえ
美しい風景を見せてくれる
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声量や
音程より
休符を
歌える
歌手に
惹かれる
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歌詞は
ほんとうに
恋文のようだ
どれだけ
思いを込めても
そのアーティストに
届かないこともある
更にその先の
リスナーを思えば
成就する思いは
稀かもしれない
それでも
やっぱり
書くんだな
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その年齢でしか
出来ないことがある
その意味で
Physicalな
若さの価値に
気づいた人だけが
手にできるものがある
ただ、だからと言って
もう若くはないと
落胆することはない
未来を見れば
どんな人も
いまが一番若い
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優しい言葉を並べて
歌を作ることは簡単だ
ただそれだけで
優しい歌になるとは
限らない
歌も器でしかないのか
そこに心を注ぐのは
やはり人なのだ
568
先日
ある事務所に
打ち合わせに伺った時
スタッフの方から突然
光GENJIの
「風のYELLが聴こえるか」が
昔から大好きで
今日も聴いてきましたと
言って頂いた
後藤次利さん作曲
1994年の作品だ
どこかで…
誰かが…
それが
僕らの力になる
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同じ数字なのに
増えた100に怯え
減った100に少し安堵して
そして1は1だ
どんなに裕福な人も
どんなに貧しい人も
偉い人も普通の人も
被害者も加害者も
人種も国籍も
性別も年齢も
種も
関係なく
私という1
命という1
分母がどんな
数字になろうと
その1は
変わらない
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田原俊彦という
アーティストには
歌詞を書いてる
感じがしない
彼を見ていると
言葉が聴こえてくる
僕はそれをただ
書き留めてる感じ
それは彼の
凄さのひとつだと
思う twitter.com/orimusic_store…
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準備なく口にする言葉で、その人の本質が見え隠れする時がある。撤回したからといってなかったことにはできない言葉もある。言葉を扱う者として、ペン先がどこに繋がっているか、ちゃんと目を開いていないと、大切な事を見失う。
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~のようなと
直喩での比喩なら
わかりやすいが
隠喩が過ぎると
時々意味がわからないと
指摘される
これがなかなかはがゆい
つい説明的になるのを恐れて
乱暴な比喩も多用してきた
いま思うと
玉置浩二も氷室京介も
ずいぶん冒険を
受け入れてくれたと思う
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孤独を覚悟しなければ
友情なんて育めない
お互いにとって
一番いい距離
それは時には
誰よりも遠いことがある