526
窓を開ければ
空気がわかる
蛇口をひねれば
水が出る
「あたりまえ」が
ありがたい
527
あの日
最後のBOØWYを
見届けなかった後悔
近年BOØWYアイテムが
リリースされるたび
ちゃんと聴くべきだった
Dreamin'が聴こえてくる
その永遠に届かない氷室京介の声
それはいまでも少し痛い
528
津軽海峡冬景色を
聴いていると
最後のくだり
「あゝ」の威力を
思い知る
音符としては四つあるのに
そこに「あゝ」で
良しとした
阿久悠さん凄いな
「あゝ」を
ちゃんと使えて
作詞家は一人前か
そんな気もする
529
Chageのライブがはじまった
ツアータイトルに
遠景という言葉が使われている
実は新しいシングル
たった一度の人生ならばの原題
この言葉を
なぜChageは使ったんだろう
遙かな先になにかを見ているのか
自分のバックボーンを
確かめようとしているのか
ライブが楽しみだ
530
今夜の横浜港の風は
ひどく冷たくて
とても散歩には
向いてなかった
早めに着いたものの
結局caféに
2018年最後のライブは
ソン・シギョンさん
心暖まる声
冬の帰り道に
よく似合う
一緒に作った何曲か
答えと未来を
見せてくれました
531
新型肺炎の
ニュースが
街にあふれ
誰もが唇を
マスクで
覆っている
それどころじゃないと
わかっていても
また歌を作っている
こんなときにも
歌がなにかの
役に立てばいいのに...
532
SONGSスペシャル
安全地帯 & 玉置浩二
~ふるさとのメロディー~
2022年12月22日(木)
午後10:00 ~ 午後10:59
40周年&35周年の締めくくりかな。
nhk.or.jp/music/songs/47…
533
道を外れても
足下ばかりを
見ていると
迷っていると
気づかない
たまには
そっと顔を上げ
そこがどこかを
確かめる
戻る道は
ないとしても
行く道は
まだ選べる
534
ずいぶん
思い出していなかった
歌のことを
誰かがSNSに
書いてくれていたりする
あゝこの人は
自分の人生の数分間を
僕にくれたのだと
実感する
そして
それ以上に
価値のあることが
あるだろうかと
ただ思う
535
安全地帯
「あなたがどこかで」
どんな場所にいても
同じ「時」を生きている
愛すべき人たちへ
nhk.or.jp/minna/songs/MI…
536
リスペクトする作編曲家の
小林信吾さんの訃報が届いた
平原綾香さんの「明日」や
杉山清貴君の編曲をして頂いた
僕とほぼ同じ年齢
同時代を生きてきた
戦友とも言うべき人が
またひとり旅立った
ご冥福をお祈りいたします。
538
久しぶりに
「戦場のメリークリスマス」
を観た
大島渚監督も
デビッド・ボウイも
内田裕也さんも
ジョニー大倉さんも
室田日出男さんも
そして
坂本龍一さんも
天国で再会してるかな…
539
窓を開け
息を吸う
あたりまえのように
訪れる朝
なにもしなかった
一日を悔やみ
なにかできる
一日を見上げる
大切な仲間を
何人も見送り
人生に
有効期限が
ある事に
目を背けては
いられなくなる
そこに風の音
まだ書いたことのない
歌があることに気づく
さて
顔を洗うか
寝ぼけては
いられない
540
古い資料を整理していたら
安全地帯と書かれた
カセットテープが出てきた
後にセカンドアルバムになる10曲
まだ歌詞のない音源
26才の玉置浩二の声
書いている時の事を
覚えている曲が多い
たまにはノスタルジーもいいか
541
「夢中」
になって
できることが
あるか?
いつも
それだけは
自分に問う
それが
ひとつでも
あれば
他に
どんな辛いことが
あったとしても
頑張れる気がする
542
テレビで玉置浩二を見ていた時
僕は彼が練習しているところを
見た記憶がないことに気がついた
どんな時も彼は歌ってる
街も部屋もスタジオもステージも
境界線がないように思える
自分が生きているその場所が
彼にとっては音楽なのだろう
だからいつどこであろうと
彼の歌は本番なんだ
543
亀渕友香さんが亡くなられた
友香さんの指導を受けたアーティストには
仕事をしたことのある名前が多く並んでいる
その意味で間接的ではあるが
自分の作品も助けられてきたんだとわかる
ご冥福を祈ります
tmp-voja.co.jp
544
安全地帯
初期の作品では
できるだけ
英語を使わない
という約束事があった
単語として
使う事はあっても
長いセンテンスは
使っていない
玉置浩二のメロディは
音数が少ない
それ故の苦労はあったが
どうすれば
日本語でグルーブを
出せるかという課題で
とても勉強になった
546
言葉が
かならず
真意とは
限らない
扱いを誤れば
怪我もする
弁の立つ悪人もいる
表現力のない善人もいる
足りずに届かず
過ぎても届かず
んー難しい
547
146勝121敗
記録なら
上はまだいる
なのに
記憶は
光を放つ
どう勝ったか
どう負けたかが
大事だと
星野仙一さんは
教えてくれた
548
パク・ヨンハ君の
イベントに伺った
亡くなって以降
止まったままの時間を
心のどこかに抱きながら
過ごしている人も
少なくないだろう
ただ彼と一緒に
残すことができた歌が
いまも絆になっているなら
ほんとうにありがたい
彼はやっぱり
いつもそばにいるんだ
549
ソン・シギョンさん
ニューアルバム「君がいるよ」
クリスタル・ケイさんとのデュエット曲「愛はなぜ」
とてもいい仕上がりになった
そしてシギョンさん作曲の「ただ青空であるように」
歌だけでなく彼の作曲のポテンシャルは高い
なによりその声から生まれる旋律は
美しい水の流れのようだ