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弘長3年(1263)11月22日、第5代執権北条時頼が没しました。名君としての逸話が多く、『徒然草』には土器についた味噌で酒を飲んでいたという質素な生活ぶりが記されています。紅葉山文庫旧蔵書は華麗な装丁の嵯峨本。
詳細はこちらから→buff.ly/2mDogg3
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お正月の風物詩のひとつ、門松。江戸時代の文化人も、門松がいつからある習慣か気になっていたようですね。画像は屋代弘賢(やしろひろかた)の雑稿をまとめた『弘賢随筆』。過去の歌集を調べ、平安時代末期から鎌倉時代前期頃からある習慣だろう、と結論づけています。 buff.ly/3pvAKVk
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此世をば我世とぞ思望月の欠たる事も無と思へば―藤原道長がこの和歌を詠んだのは寛仁2年10月16日(1018年11月26日)、娘の立后を祝う宴でのことでした。同席した藤原実資が日記『小右記』に書き留めたことで現在に伝わっています。画像は貞享元年(1684)写の紅葉山文庫旧蔵書。buff.ly/3DErgLD
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今日(6/4)は語呂合わせで虫の日。平安~鎌倉時代頃に成立した『堤中納言物語』には「虫めづる姫君」という物語が収められており、毛虫を愛する風変わりなお姫様が登場します。 #宮崎駿 監督が『 #風の谷のナウシカ 』の着想を得たとも。画像は昌平坂学問所旧蔵書。 buff.ly/2RcNeD4
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今回は『庶物類纂図翼』に描かれた朝顔をご紹介します。牽牛子(けんごし)は朝顔の漢名で、正確には朝顔の種子をさし、生薬として用いられました。江戸時代も一般的には「あさかほ」と呼ばれていたようですが、本草学書などは「牽牛子」と記されます。buff.ly/2L2epMt
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肌寒くなってきましたね。皆さんは春と秋ではどちらが好きですか?実は和歌の世界では秋が優勢。画像は林羅山旧蔵の『万葉集』で、春と秋を比べた額田王の和歌が載っています。彼女によれば、草木生い茂る春より、紅葉を間近で楽しめる秋が良いそうです。
buff.ly/2Oieyfr
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なお来年(2023年)から始まる大河ドラマ #どうする家康 は #松本潤 さん演じる徳川家康が主人公。家康は勉強熱心で蔵書家としても知られ、その蔵書の一部は当館に引き継がれており、当館とは縁が深いんです。大河ドラマの予習にぜひデジタル展示「徳川家康」をご覧ください。buff.ly/3PDmC7O
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文治元年(1185)11月29日、源頼朝が以前から申請していた守護・地頭の設置について、朝廷から許可がおりました。当初の目的は、源義経と源行家の捕縛でしたが、これにより、武士を中心とする頼朝政権の支配が日本全国に及ぶことになります。
buff.ly/2TWEaPg
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今日(1/10)は、干瓢(かんぴょう)の日。干瓢の「干」の字を分解すると「一」と「十」になることから、栃木県が制定したそうです。画像は「栃木 干瓢検査施行認可ニ関スル件」より検査等級記号及び証印の雛形です。buff.ly/2lSHXh1
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【お知らせ】
国立公文書館では、新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえ、より感染症防止対策に対応することとし、当面の措置として、当館閲覧室を閉室することといたしました。閲覧室の閉室期間:令和3年1月5日(火)~1月9日(土) 詳しくはこちらをご確認ください→buff.ly/388C6wD
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平成5年(1993)年7月12日、M7.8の北海道南西沖地震が発生しました。画像は、激甚災害指定のため、農林水産大臣から内閣総理大臣へ閣議を求めた閣議請議についての決裁文書です。buff.ly/2t38JUO
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現存する世界唯一の刊本で、当館が所蔵する貴重な漢籍『全相平話』をご紹介。これは中国の元の時代、至治年間(1321~23)に刊行された歴史講談で、明代の小説『三国志演義』や『封神演義』の源流となったもの。画像は三国志の劉備、関羽、張飛が桃園で誓いをたてた場面です。
buff.ly/2SxRZla
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外出できない日々が続くと、気分も落ち込みがち。当館所蔵の『枕草子』に「つれづれなぐさむるもの(徒然を慰めるもの)」という段を見つけました。これによれば「物語。碁。双六。三~四歳の子供のおしゃべり。果物」等々。古典は私たちに今も生活のヒントを与えてくれます。
buff.ly/2BG8HvT
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今日(9/3)は迢空(ちょうくう)忌。歌人で学者の折口信夫の忌日です。代表作『死者の書』は奈良県の当麻寺の伝説を基にしたもの。蓮糸で曼荼羅を織り上げたという中将姫の物語です。画像は寛政11年(1799)に刊行された『日本大和州当麻寺化人織造藕糸西方境縁起説』より。
buff.ly/2YNw4fK
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群馬県立歴史博物館では、9月2日まで「すごいぞ!江戸の科学」展を開催中です。地図・天文暦学・和算の発展に寄与した江戸時代の科学者たちを取り上げています。当館所蔵「寛政暦書」も当時の天文台の様子を示す資料として紹介されています。
群馬県立歴史博物館 buff.ly/2va84os
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承和9年(842)7月15日、嵯峨上皇が崩御しました。この時代には、弘仁格式の制定・施行により、朝廷の儀式などが整備され、宮廷儀礼や詩文などの文化が栄えました(弘仁文化)。画像は嵯峨天皇の勅撰とされる鷹狩りに関する書物『新修鷹経』です。 buff.ly/30sry4B
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今日(2/3)は立春。まだ寒い日が続いていますが、少し心が浮き立ちますね。『玉葉和歌集』の巻頭歌「けふに明て昨日に似ぬはみな人の心に春のたちにけらしも(今日が昨日と違って見えるのは、皆の心に春が来たからだろう)」を思い出しました。画像は林羅山旧蔵書。digital.archives.go.jp/das/image-j/M2…
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今日(9/7)は二十四節気の一つ「白露」。大気が冷えて露が置く頃。
画像は『伊勢物語』より「恋しくて死にそう」という男に返した女の歌
―白露はけなばけなゝむきえずとて玉にぬくべき人もあらじを―
消えるなら白露のように消えてしまえばいい、飾りにする人もいないでしょ
buff.ly/3jDTUTe
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治承4年10月20日(1180年11月16日)、平家打倒を掲げた源頼朝と、追討軍を率いる平維盛の軍勢が対決しました。富士川の戦いです。『平家物語』では、水鳥の羽音に驚いた平家の軍勢が総崩れになったと伝えます。画像は江戸時代に出版された絵入り本で、水鳥も描かれています。
buff.ly/3lFZaql
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慶長10年(1605)9月20日、土佐藩初代藩主山内一豊が亡くなりました。妻が渡した黄金で馬を買った逸話は有名ですね。画像は『藩鑑』から、妻が一豊へ黄金を差し出す場面です。『藩鑑』(林復斎監修)は諸大名の優れた言行を採録した書です。buff.ly/2jrh98D
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慶長20年(1615)4月28日、豊臣方の武将大野治房(大野主馬)らが、徳川方の兵站基地である堺の町に火を放ちました。この事件をもって、大坂夏の陣は開戦しました。画像は『駿府記』で、四月二十九日条に、この事件の記述があります。buff.ly/2HJDzgg
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仁治2年(1241)8月20日、藤原定家が没しました。80歳まで長生きしましたが、父親の俊成はもっと長寿の91歳!現在開催中の企画展「ふしぎなふしぎな百人一首」では、定家や俊成にまつわる伝説もご紹介しています。buff.ly/2wNSZbj
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【イベントのお知らせ】
12月2日(土)に18歳以上の一般の方を対象とした見学ツアーを開催します。ふらっとツアーでは入れない書庫などを特別にご案内します!和綴じ体験もあります。お申し込みは9月13日(水)より先着順で受付します。詳細→buff.ly/2iWiwMi