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今日(7/22)は二十四節気の一つ「大暑」。暑さがピークを迎える頃です。こんな季節にはかき氷が食べたくなりますね。平安貴族も「削り氷(かき氷)」を楽しんでいたようで、『枕草子』には甘いシロップをかけたかき氷の記述が!画像は紅葉山文庫旧蔵の慶安2年(1649)版です。
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今日(7/21)は土用の丑の日。画像は『竜の宮津子』よりウナギ。同書は鍬形蕙斎(くわがたけいさい)の描いた魚介類の写生図に、谷素外(たにそがい)が俳諧を題した版画集。享和2年(1802)刊。ウナギの稚魚(シラスウナギ)も描かれています。
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今にふさわしい漢詩の一節をご紹介。――葉展びては影翻る砌(みぎわ)に当る月、花開けては散ず簾に入る風――蓮の葉は月光を受けて石畳に影を揺らし、花は芳香を漂わせ風に乗って簾から入る――平安時代に編まれた『和漢朗詠集』は夏の部にこの白居易の詩を引用しました。
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明治18年(1885)7月16日、大宮と宇都宮を結ぶ鉄道路線が開業しました。開業当初は各所の橋が未完成で、特に利根川では両岸に停車場を設定し、利根川は船で渡っていました。翌年6月に橋が完成し、全線が鉄道による輸送となりました。画像は『公文雑纂』から。 buff.ly/2Ol2Xec
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明治4年7月14日(1871年8月29日)、藩をやめ、府県に統一されました(廃藩置県)。画像は「太政類典」より廃藩の詔です。令和3年(2021)は廃藩置県から150周年を迎えます。来年開催予定の第3回企画展「最後の殿様」では、廃藩後の殿様たちの姿に迫ります。どうぞお楽しみに。
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いよいよ暑くなってきましたね。画像は慶長18年版『徒然草』より「家の作りやうは夏をむねとすべし(家は夏を主に考えて作るべし)」で始まる章段です。理由は、家の中では冬の寒さには耐えられても夏の暑さは過酷だからだそうです。快適な住まいのご参考に! buff.ly/3e8gj7W
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めぐり逢てみしやそれともわかぬまに雲隠にし夜はの月哉――小倉百人一首にも採られた紫式部のこの和歌は、旧暦7月10日頃、幼馴染みとの再会と別れを詠んだものだそうです。旧暦の7月なので、今より少し秋めいてくる時期ですね。画像は紅葉山文庫旧蔵『新古今和歌集』より。
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現在、当館では第1回企画展「競い合う武士たち―武芸からスポーツへ―」を開催中!画像は展示資料『おあむ物語』より。同書は石田三成の家臣の娘「おあむ」の若い頃の体験記。関ヶ原の戦いの際、味方が討ち取った敵の首に、死化粧としてお歯黒を施す場面です。
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今日(7/7)は二十四節気の一つ「小暑」。暑さが本格的になり、蝉が鳴き始める頃です。画像は林羅山旧蔵の『万葉集』巻十五より――石走る滝もとどろに鳴く蝉の声をし聞けば都し思ほゆ――蝉の鳴き声を、轟く滝の水音に例えています。buff.ly/31GhZ5W
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嘉承元年(1106)7月上旬、源義家が没しました。通称「八幡太郎」。武士の世の基礎を築き、のち源氏が東国を拠点に活動するきっかけを作った人物です。画像は林羅山旧蔵の『陸奥話記』で、前九年の役を舞台に若き義家が奮戦する場面。「驍勇絶倫、騎射如神」の字が見えます。
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現在、当館では第1回企画展「競い合う武士たち―武芸からスポーツへ―」を開催中!同展では、江戸時代後期に出版された、鎧の着方マニュアルである『擐甲図歌』を展示中。画像はその一部で、刀の差し方を解説した部分。クリアファイルも販売しております。 buff.ly/2BK1ATg
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旧暦6月末日は「夏越の祓」。くぐると無病息災の御利益があるという「茅の輪」が神社に飾られるのもこの時期です。ただし鎌倉時代に成立した歌集『夫木和歌集』には「茅の輪」を川に流す様子を詠んだ和歌があり、時代によって変化があったことがわかります。画像は寛文5年版。
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今日(6/27)は #ヘレン・ケラー の誕生日で、今年(2020)は彼女の生誕140年にあたります。彼女が昭和23年(1948)に来日し各地で講演を行ったことで、日本での障がい者福祉の機運が高まり、昭和24年の身体障害者福祉法の制定につながりました。 buff.ly/2YjPRDO
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永万元年6月25日(1165年8月3日)、歴代最年少で六条天皇が即位。数え2歳ですが、満年齢では7か月でした。即位式の最中に乳母が授乳したという逸話も。画像は江戸時代初期に書写された『平家物語』より、平時忠(清盛の義弟)が和漢の幼帝を引き合いに出す場面です。
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6月24日は初代熊本藩主加藤清正の誕生日であり、命日でもあります。清正には死後300年忌にあわせ従三位の位階が贈られていますが、裁可書に添付された資料を見ると、清正の功績として、熊本での治水事業が挙げられ、「肥後米」のブランドにも繋がっていると評価されています。
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梅雨の季節に見かける虫といえば、カタツムリですね。画像は『千虫譜』よりカタツムリ(蝸牛)とナメクジ(蛞蝓)の図。殻の有無でこんなにも見た目が違うとは。同書は江戸時代の医者・博物学者の栗本丹洲(くりもとたんしゅう)が著した虫類図譜です。
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今日(6/21)は一年で最も昼が長い「夏至」。平安貴族にとっては恋人と逢う夜の短さを嘆く季節でもあります。画像は大永2年写の『後撰和歌集』より壬生忠岑の和歌--夢よりもはかなき物は夏の夜の暁がたのわかれなりけり
buff.ly/3fpHD2H
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大化元年(645)のこの日、蘇我氏を倒した中大兄皇子が、日本初の元号「大化」を定めました。以来「令和」まで248の元号が定められています。昨年の改元にあたりご好評いただいた「平成」の書のクリアファイルは、当館ショップ、郵送での販売も承っております。
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本日(6/16)から第1回企画展「競い合う武士たち―武芸からスポーツへ―」が開催!本展では古代まで遡り、戦場での武芸や儀式としての武芸、見世物としての武芸等、武士の姿とともに武芸が変化していく様相をご紹介します。期間中無休(会期:8/30まで)。ぜひお越しください!
buff.ly/2IgMIdf
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今日(6/16)は和菓子の日。古くは嘉祥の祝として、疫を逃れ、健康招福を願う行事として、菓子の贈答儀礼などが行われていました。それにちなみ、当館所蔵資料の中から、菓子に関連する資料をご紹介。画像は『摂津徴』の「御蒸菓子図」から水菓子の図です。 buff.ly/2zqQVw2
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6月15日は千葉県と栃木県の県民の日。明治6年(1873)のこの日、印旛(いんば)県と木更津県が合併し、千葉県が誕生。また、栃木県と宇都宮県が合併し、おおむね現在と同じ県域の栃木県が成立しました。なお、同年同日に群馬県と入間(いるま)県も合併し、熊谷県となっています。
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6月の旬の魚、スズキ。『平家物語』では平清盛に幸運をもたらしたとされます。清盛の乗る船に大きなスズキが躍り込み、それを皆で食べたところ、平家一門の繁栄に繋がったといいます。画像は江戸時代前期の絵入り本で、船の中で魚をさばく様子が描かれています。
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天正10年(1582)6月13日、主君織田信長を討った明智光秀は、山崎の戦いで豊臣秀吉に敗れ、命を落としました。画像は『武徳大成記』より「明智光秀誅戮セラルル事」。同書は徳川家康の事績をまとめた資料。秀吉が光秀の首を本能寺に晒したことが記されています。
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外出できない日々が続くと、気分も落ち込みがち。当館所蔵の『枕草子』に「つれづれなぐさむるもの(徒然を慰めるもの)」という段を見つけました。これによれば「物語。碁。双六。三~四歳の子供のおしゃべり。果物」等々。古典は私たちに今も生活のヒントを与えてくれます。
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