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現総理大臣の自信のなさ全開の語りを見ると、やはり彼は私たちの鏡、私たち自身であると思えてくるとの投稿を某所で読み、「確かに」と頷く。同時に、あの語りに自信のなさ全開を感じる人は決して多くはないのかも、と気づく。この国では自信のある語りは長らく経験されてこなかったのではないか。
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話題になってたNスペ「パンデミックとの闘い」を見た。台湾の事例が非常に興味深い。中央感染症指揮センターの指揮官は、徹底した情報公開で市民に安心感を与えることを何より大切にしていると。そのため、記者会見ではその指揮官自身が、2時間かけて全部の質問に答えている。
nhk.or.jp/docudocu/progr…
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質問に答えるのはなかなか大変だ。海外学会でも発表後の質疑応答が大変だが、それに応答できるのが学者の条件。ましてや、政治家が国家的危機に際して「まだ質問があります!」と言われているのに立ち去るなど論外。質問に答えないなら、それは記者会見ではなくて演説会だ。
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オンライン授業では、マイクやカメラをオンにできない家庭およびその他の事情を抱えた学生への配慮も必要である、との連絡が大学からあり、これは広く共有すべきかと思いました。オンライン授業では私的空間が、突然、公的空間に晒されるわけで、確かに繊細な対応が求められると思います。
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昨日、東京大学総合文化研究科准教授に任ずるとの辞令を受領。東大駒場の哲学の教員になりました。新しい環境で教育と研究にこれまで以上に熱心に取り組んでいこうと思います。郵便物を以前の勤務先に送付しないようにお願いいたします。
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芸能人は娯楽的・大衆的性格の濃い出し物を見せて人を楽しませるのを生業とする人であろうからこの職業の人に社会規範のモデルを求めるというのは、社会があまりにもモデルを欠いていることの徴候であろう。そんなにモデルが欲しいならアッシジのフランチェスコのWikiでも皆で読めばいいのではないか。
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【字幕付き動画】2020年4月26日に行われましたUTCPオンラインワークショップ「遠隔教室 大学におけるオンライン授業の課題を検討する」( utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2020/04… )の字幕付き動画を公開しました。とても有意義な会でした。ぜひ御覧ください。
youtube.com/watch?v=ooN8nY…
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【緊急】「仏検」存続のためのご寄付のお願い | 仏検のAPEF/公益財団法人フランス語教育振興協会
フランス語を専門的に使う研究者として私も寄付しました。それにしても、あの仏検に国から補助がないのはおかしいのではないでしょうか。
apefdapf.org/apef/associati…
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白井聡『武器としての「資本論」』実に面白かった。爆笑した。
amazon.co.jp/dp/4492212418/…
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《NHK は、番組の何が問題であったのかは明確にしないまま…見逃し配信を停止し、動画投稿を削除…今回の問題を「不快な思い」 といった視聴者の受け止め方の問題に矮小化するべきではありません》。リードすべき人達がリードしてくれた。アメリカ研究者有志による要望書。要望書は文献紹介も多数! twitter.com/lethal_notion/…
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現政権への義憤が支持率低下をもたらしたのではなく、支持率が低下したが故に憤激が現れているのだと思う。アレントの引くトクヴィルの仏革命分析が参考に。民衆は既に権力喪失した貴族に憤激した。貴族達は特権を享受している時ではなくそれを失った時に憎悪の対象になった。asahi.com/articles/ASN6K…
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斎藤環さんと與那覇潤さんの共著『心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―』が第19回小林秀雄賞を受賞されました。おめでとうございます。
shinchosha.co.jp/prizes/kobayas…
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なんとデイヴィッド・グレーバーが59歳で亡くなったと。まだまだたくさんいい仕事をしてくれそうだったが。
David Graeber Dead: Man Behind ‘We Are the 99%’ Slogan Dies at 59 heavy.com/news/2020/09/d… @heavysanより
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「日本学術会議」が推薦した会員候補のうち6人が任命除外された問題は言語道断であり、原則論としてはこの記事の木村草太さんらが掲げた点で論点は尽きている。
「批判的な研究者を狙い撃ち」 任命除外、識者の見方は:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASNB2…
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現首相もその周辺も、安倍前首相の頃の雰囲気をそのまま引きずっていて「平和ボケ」ならぬ「安倍ボケ」の中にあるのではなかろうか。政治において守らなければならないこと、倫理観、言葉、あらゆるものを蔑ろにした安倍政権の雰囲気に彼らは慣れきってしまっているのではなかろうか。
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「菅政権は恐怖人事を繰り返すだろう」みたいな観測者的見解をしばしば目にするが、「…になるだろう」じゃなくて、どうやって滅茶苦茶にされた政治をまともにしていくか、と問わないと。
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この7年あまり何度も書いたり喋ったりしてきたけれども、安倍政権というのは、「先輩!知らんぷりしていると、けっこう何でもできちゃいますよ」という態度で、これまでの政権ならとてもやろうとしなかったことを次々にやってしまった。おそらくその頂点は2014/7/1であったろう。
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「社会の分断が深まっている」という表現を繰り返し耳にするが、違和感がある。いったいどのような意味で「分断」と言われているのだろうか。「ポピュリズム」と言葉と同様の、現象の雑なまとめという気がしてならない。
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意見の不一致は政治の出発点であって、それが存在しないかのように政治が進んでいくことは恐るべき事態を招く。この意味では「分断」は政治の条件ですらある。
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経済的な格差は「格差」と呼ばれているのだから「分断」はそれとは別の何かを意味しているはずだ。それが「意見の不一致」を意味しているなら、むしろ「分断」の位置を確認することが大切なのだから、「社会の分断が深まっている」という言い方は嘆くべき箇所を間違えているように思われる。
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「社会の分断が深まっている」との表現を有意味に解釈するただ一つの仕方は、極右的な立場と極左的な立場が強まっているということになると思う。この場合、議会制が機能しない。林健太郎が『ワイマル共和国』で指摘したようにそれがワイマル期に起こったこと。妥協しての歩み寄りがありえない状態。