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つらい…。
そもそも、普通は無性生殖をしているミジンコがペアで登場する時点で、有性生殖世代が誘導されるほど劣悪な環境から2人が逃れてきたという物語の前提が生態学者にはわかるので、ますます悲恋が際立つわけです。
twitter.com/matuda/status/…
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論文が公開されました:
「カタツムリ食をやめたヘビは歯並びが良い」
doi.org/10.7717/peerj.…
解説はこちら: sites.google.com/site/masakihos…
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これは、元はエゾサンショウウオの幼生の話と思われます。確かに共食いモルフは高密度状態で誘導されますが、繁殖しますし、出現する理由も「群れが全滅しないため」という利他的なものではなく共食いしたほうが効率がよいという利己的なものです。
twitter.com/promenade11/st…
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ウミガメに乗って生活 新種の甲殻類「ウラシマ」と命名
digital.asahi.com/articles/ASKCW…
名前がとてもいい。
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監訳した本がまもなく出版されます:
「ヘビという生き方」
pp.260, 東海大学出版部, 税込4,860円
ヘビの生物学をここまで広く専門的に解説した本は、日本語では他にありません。めっちゃ苦労したので、ぜひ多くの人に手にとってもらいたい…amazonで予約受付中:amzn.to/2TZP4GB
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令和4年度東京大学大学院入学式 総長式辞 | 東京大学
“生物学的には、そうした多様なタイプの個体がいることは集団の生存にとってメリットでもあります。”
??
誤解している可能性を含む危うい表現だな… u-tokyo.ac.jp/ja/about/presi…
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ある種の寄生菌に操作され、花に噛みついたまま息絶えるショウカイボン(甲虫)。死後半日ほどで翅が開き、胞子を纏った腹部を露出させて新たな宿主となるメスを呼び寄せるという。ホラー映画にありそうな設定の、実在するゾンビ。
newscientist.com/article/213413…
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"仮に禁漁にしても個体数は増えません。"
これは間違い。過剰な漁獲が減少の原因ではない場合にも、禁漁すれば個体数は増えます。禁漁しても個体数が増えないのは、現在の個体数密度が生活史のどこかで環境収容力いっぱいに飽和している場合のみ。減少が事実ならありえない。
nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/18…
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交換の理由というか、湖に戻されることと、その際に標識される理由にですね。優しい…
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カイコに、グラフェン(単原子の厚みのsp2結合炭素原子のシート)あるいはカーボンナノチューブをスプレーしたエサを食べさせて作らせた絹糸は、強度が二倍になり、破れへの抵抗が50%増加し、炭化させることで導電性を得ることがわかった。
dx.doi.org/10.1021/acs.na…
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耳を澄ませて構えていたのに連夜で蚊にやられたので、「もしや東京の蚊は羽音がしないよう急速に適応進化しているのでは…」などと賢そうな仮説を考えていたのですが、本日、加齢に伴ってモスキート音が聞こえなくなってきただけだという有力な代替仮説を思いついて泣いています。
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今いる成魚が絶えたらほぼ絶滅です。でも、誰も責任取らないんでしょうね。国は、きっと外国のせいにするんでしょう。美しい国ですから。 twitter.com/yahoonewstopic…
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サンゴヘビが毒蛇であることをこのピットブルは理解していた、ということを前提にした物語。命を落としたサンゴヘビが不幸にも子犬の好奇心の犠牲になった、という解釈の方が正しいと思う。 twitter.com/cnn_co_jp/stat…
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ユニークな存在、マイナーな存在は、集団の存続のためにあるわけじゃないんだよ。社会を意図的に設計することができる(つまり、個人の在り方に介入できる)と思っているから、そういう発想になるんじゃないかな。
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「論文のプレプリントは、捌いていないフグみたいなもの。素人は手を出してはいけない」
正論すぎる。
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繊細なレースをまとうキヌガサタケの生えてくる様子のインターバル撮影に成功!
…したのに、なんで!!
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ちなみに、生物学的には、こうした多様なタイプの個体は淘汰されます。
生物学から教訓めいた話を引き出すのは、素人はやめておいたほうがいい。
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カエルで「共食いモルフ」が出るという報告はありませんし、繁殖しないという形質が進化できるのは真社会性の場合のみですが脊椎動物ではハダカデバネズミ以外に例がありませんし、群れの全滅を避けるために云々というのはよくある誤謬で実際にはまず考えられませんし、尾ひれ付きすぎてたいへん。
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アメリカザリガニ、特定外来生物に指定へ 放出禁止に
asahi.com/articles/ASP76…
さらにアカミミガメも。これは大きい。しかし、都会のちびっこにとって、自分で捕獲して簡単に飼える動物が他にいないという状況は残念。指定にとどまらず、アメザリ駆除と在来動物群集の再生も同時に進んでほしい。
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