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甘え慣れていないがために甘え方がたどたどしい人は可愛らしいですね。相手の袖をつんつん引っ張って「どうしたの?」と微笑まれたら目をそらして「分かってるくせに」と呟いて。思い通りにその腕の中に包まれて「こうしてほしかったの?」と尋ねられたら「うん…」だけ言って耳まで赤くしていてほしい
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同じ香水を身につけ合う、秘めやかな束縛の形に夢を見てしまいます。お互いの素肌にふりかけあって、色づいた身体に顔を寄せて。「君から僕の匂いがするね」と呟けば「そうだよ、あなたの所有物だってこれでよく分かるでしょう?」と返されて独占欲を満たされ、ゾクゾクとした熱に脳を支配されれば良い
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初めて肌を重ねた時に、嬉しさと愛おしさがまぜこぜになって、感情が整理できずに泣いてしまう人が可愛らしいです。いきなりポロポロ泣いてしまったために驚いた相手に抱き寄せられて、「つらかった?」と尋ねられたらイヤイヤと首を振って「ううん、嬉しかった。嬉しくってわけわかんない」とこぼして
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「大嫌い」と笑顔で言って抱き寄せる、「大好き」と泣きながら言って突き飛ばす、「君なんていなくなればいいのに」と口にしてからキスをして、「君と一緒にいられればいいのに」と口にしてから首に手を回す。感情に決着をつけられない人が、言葉と裏腹の行動を取る姿は、アンバランスで惹かれますよね
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肌を重ねる最中に相手の身体にキスマークや爪痕を残すならば、どの場所が一番官能的に映えるでしょうか
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「人前ではしっかりした姿を崩してはならない」という意識が刷り込まれていて普段は真面目で面倒見のいいタイプで通っているが故に、心を許した恋人と2人きりの時はその反動で無邪気で甘えたな姿になってしまい「あなたはギャップがあるとこが可愛い」と笑われているような秘密めいた甘えん坊が愛しい
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相手を愛するからこそ臆病になって、「愛してるよ」とは告げられない人が好きです。相手から「愛してるよ」と言われた際も、耐えるように眉をひそめたり、泣きそうな顔で「ありがとう」と言ったり、聞こえないふりして口を塞いだりする人が、自ら「愛してるよ」と告げられるようになるまでを見守りたい
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正反対の相手に恋をして、普段は感覚のズレばかり目について苛立つことが多いも、いざという時には自分と正反対の選択をする相手を見て「この人には敵わない」と胸が焼けるような想いを自覚する2人が好きです。正反対の相手だからこそ惹かれて、正反対の相手だからこそ離れられなくなるの素敵ですよね
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体格差のある2人は、座り込んでいる時に、ガッチリとした身体つきの人が華奢な人を、抱き込む形でいるのが愛おしい姿です。広い腕の中に抱き込んで、頼りない肩に顎をのせて、スンスンと息を吸い込んで甘い体臭を呼び入れて。「君って身体は大人なのに中身は子供だよね」と笑われて、あやされたら良い
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「この2人はセックスしていないし、今後もすることはない」と公式に明言されない限り、描かれないだけでセックスしている可能性はあるし、「この人はゲイではない」と公式に明言されない限り、ゲイである可能性は十二分にある。二次創作BLは、可能性を可視化しているに過ぎない
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人前では大人の顔をして相手が誰かと親しげにしても気にしたそぶりをしない人が、2人きりになるなり嫉妬をあらわにする姿に惹かれます。「おかしくなりそうだった」と吐き出して、離すまいとキツく抱きしめて、他の人間の香りがないか息を吸って確かめて。「君には僕だけなんだよ」と囁き落とせば良い
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恋愛6類型のひとつである「ストーゲイ」は、友愛から始まって変化していく、精神的な繋がりを重視して心地よさを感じられる愛を指すそうですね。最初は、話すことが好きだと思って、一緒にいる時間が特別だと思って、ずっと隣にいたいと思って、恋愛の名前に落ち着くにいたる恋人たちがいたなら良い
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いつも人前ではニコニコ笑顔を見せている人が、その人の前でだけは素の疲れた表情を見せられる「特別」を愛しています。「ずいぶん疲れた顔してるな」と輪郭を撫でられるから大人しく頷いて「もう、笑うの疲れちゃったなぁ…」と呟いて「だから、あなたの前ではこのままでいさせて」と甘えてほしいです
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自分は無価値だと思ってきたのに「愛している」と告げられる、自分に自信があったのに「君なんて大したことない」と告げられる、自分は醜いと思ってきたのに「美しいね」と告げられる。自分の価値観を根底から揺るがした相手を、最初は否定し次第に絆され最後に受け入れる話が美しくて好きです
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指を舐めさせられるって、耽美な姿ですね。「指、舐めて濡らして」と相手に唇をこじ開けられて無造作に指を差し入れられるから、苦しい中必死に指を舐めてしゃぶってその輪郭を辿っていると、生理的な涙が目からほたほた溢れて「なんか悪いことさせてるみたい」と笑う声を、たまらなく聞いたら良いです
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普段は軽口叩き合っている2人が、つい甘い雰囲気になった時に頭が真っ白になってしまい、「…なんか言えよ」「……なにも浮かばねーよ」と途切れ途切れの会話をする姿、初々しくて可愛らしいですよね。相手を見つめて「あれ、こんな細かったか」なんて思えば思うほど、喉が渇いて声が出なくなれば良い
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「うちの」という呼び方は含みを持つ言葉ですよね。「相手は自分のもの」「相手の帰る場所は自分がいる場所」という余裕を滲ませながらも言っている本人は含みには無自覚で、言われている側がこっそり笑顔をもらしながら内心で「まったく…独占欲が強いんだから」と呟いている両思いの関係に惹かれます
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「俺が浮気したらどうする?」と恋人に尋ねられた時、別れを予感して「捨てないで」と泣く弱い子も好きですが、惚れられてる自覚があるから「できるならどうぞご勝手に」と笑顔で言って恋人を謝らせたり、嘘泣きをして恋人を慌てさせてから「こういうことしたらいい?」と静かに怒る強い子が好きですね
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「あの人とはどんな関係なの?」と人に尋ねられた時に、自分にとって相手は、友達というには近すぎて恋人というには乾きすぎていて家族というには知りすぎている他人だという事実を突きつけられて思わず曖昧に笑ってしまうような、面倒な関係性の2人を追っていきたい
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普段は強気に振る舞っているくせにいざ相手に迫られると弱い人は魅力的ですよね。逃げ場を塞がれて「いつもの元気はどうしたんですか?」と囁かれると言い返したいのに頭が真っ白になって、煽るだけだと分かっているのに恥ずかしさで赤く染まった顔と恐ろしさで潤んだ瞳を相手に向けてしまえば良いです
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友達から恋人同士になって相手との距離に戸惑ってしまう人も可愛らしくて好きです。友達だった時は意識せず至近距離に近づくことができたのにと思って「前まではなにも考えずに近づけたのに」とこぼしてみれば困ったように「僕はいつもドキドキしてたよ」と相手に返されて、さらに恥ずかしくなれば良い
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「甘えられること」に対して、相手からの特別な愛情を感じる姿が美しい。普段は人の世話を見るばかりで隙も見せない相手が、自分の前でだけは身体の力を抜いて身を預けてくるので、愛しさを覚えて。「本当の姿を知ってるのは自分だけなんだな」と優越感を覚えながら、デロデロに甘やかしてしまえば良い
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相手の「匂い」が好きという惚れ込み方に、色っぽさを感じています。2人きりになると抱きついて、鼻を相手の身体に埋めて「あなたの匂いが好き」と甘えて。「ねえ、この香りを僕の身体に移して。あなたの香りで僕を染めて。あなたのものにして」とねだって、笑いながら息を吸い込んでしまえば良いです
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苦しいことがあってもニコニコ笑っている人の歪さに惹かれます。苦しい時に泣ける人は、その歪な人を捕まえて乾いた頬を撫で「悲しい時にはちゃんと泣け」と怒るのに「無理だよ」と笑みを深められるから自分が泣いてしまい、「僕なんかのために泣ける君が羨ましいな」と涙の跡に口付けられて欲しいです
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肌を重ねる相手が恥ずかしがり屋か強情で、口を引き結んでいるようならば「名前を呼んで」と命令するように囁いて欲しい。相手は頭蕩けたまま愛しい名前をうわごとめいて繰り返し、声は次第に嬌声交じりになるでしょう。事後に枯れて掠れた声で「お前の名前なんて2度と呼ぶか」と拗ねたらなお良しです