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両片思いの関係の、1人が1人の家にお邪魔することになりその前にコンビニに寄れば、相手が次々お酒を入れるので「君、お酒入るとどうなるか分からないじゃん」と言えば「お酒の力借りようとしてるのが分かんないの~?」と真顔で尋ねられ一滴もアルコールを口にしていないのに赤くなってしまえば素敵
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なんとも思っていない人だったのに、相手が自分を焦がれる瞳で盗み見ていることに気付いて次第に自分も絆され好きになり、互いに何の行動も起こさないまま両片思いだと喜んでいたのに、ある時相手が他の人と付き合い出したことを知って嫉妬で苦しくなる「君が先に僕を好きになったのに」関係を推したい
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”頭をあずける””寝顔をさらす”という行動は心を許さないとできない行為ですから、2人が座ったまま眠り相手にもたれかかる姿に夢を見てしまいます。片方だけ先に起きてしまって自分の肩にあずけられた無防備な顔を見て胸がざわつき「こんな顔もするんだ」と背徳心を覚えながら髪を優しく梳けば素敵
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眠っている相手にキスを落とす行為はロマンチックに彩られていますね。「起きないだろうか」という不安も目の前に投げ出された唇を見ると理性のタガが外れてキスをしてしまい、その瞬間パチリと目を覚ました相手に驚いて飛びのいて言い訳しようとした口を「続き、しないの?」の言葉で封じられたら良い
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身分差のある2人にこそ膝枕は映えますね。身分の高い側が傷ついた体と心で縋りたくなって身分の低い側を呼び、ただ「しばらく貸せ」とだけ言って膝を借りて仮眠を取れば悩ましい。起きた後に緊張した面持ちの相手からふいと目をそらし「…人の側で眠れたのは久しぶりだ」と不器用なお礼を言ってほしい
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年の差のある恋人達は、本来は下の立場にあるはずの年下が、年上をじわりじわりと追い詰めていく関係が好きですね。年下が、年上を自分と壁の間に閉じ込めて「思い出くださいよ」と迫り、言い訳を震える舌にのせる年上に向かって「ほんとはあんただって俺のこと好きなくせに」と言い捨てるのが悩ましい
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年上が、年下の無垢なまでの情熱に絆されて恋人になり、まだ眠っている傍の年下の寝顔を見つめながら「ほんとはこんな幼い顔してるんだ」と考えたら、昨夜自分に迫ってきた時の熱っぽい瞳と強い力を思い出してしまって身体が熱くなり枕に顔を埋めて「こんな年になってバカだな…」と呟くのが可愛らしい
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「好きです」という告白の言葉に「ごめんなさい」がくっついた弱気な人は愛おしいですね。自分などが好きになってごめんなさい、黙ってられずごめんなさい、あなたを困らせてしまってごめんなさい、その全てを内包する一言だからこそ、それでも好きで我慢できなかったという意思が強調されるのが美しい
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一度きりと決めてキスを相手に懇願するとき「思い出」という言葉を使う人が好きです。「なにが欲しい」と問われたら「思い出を…」とだけ言って思い切って相手の手を震える手で取り、「一生忘れない思い出をください」と今にも泣きそうな声で告げた人は、歪む唇に弧を描いた唇を重ねられてしまえば良い
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学生の夏休みが明けましたね。学校に行けば「夏休みどうだった?」と片思の相手が聞いてくるからテキトーにあったことをペラペラ喋りつつ、内心で「長かったよ。君に会えないから夏休みなんて嫌いだと思った」と言ってしまえたらいいのにと少し想像して苦笑する、切ない片思いが夏の終わりも眩しいです
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独占欲が強いから腰に腕を回して唇まで奪って「この人は俺のもんだから」と他人に対しての牽制でせせら笑ってみせる人と、愛されている実感が持てて内心嬉しいから「そーいうこと言うなよな」と口先だけで呆れた様子は見せつつも回された腕は解かず唇が近づいても避けない人のバカップルが愛しいですね
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人前でもいちゃつきたい甘えたがりと、人前ではいちゃつきたくない恥ずかしがり屋の恋人達が可愛らしい。恥ずかしがり屋は外出先で近づいてきた唇を手で抑えて「どうしてもダメ?」と見つめてくる相手を「ダメ!」と拒絶して「…帰ったらキスより凄いことしてあげるから」とぽつり付け足して欲しいです
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9月3日はベッドの日ですね。朝目覚ましどおりに目を明けたのに、相手が背後から自分を抱きしめたまま眠っていてすり抜けようと身動ぎしても離してくれる気配がないから、動いて起こしてしまうのも忍びなく「…しょうがないな」と甘い溜息吐いて、また幸せにまどろんでしまうダメな人がいじらしいです
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目の下にクマを作りながらも仕事を片付けようとする恋人が愛おしいけれどかわいそうに思えたから、「ねぇ」と袖を引っ張って「一緒に寝ようよ」とワガママ言ってみせる人が可愛らしいですね。「先に寝ててよ」と冷たくされてもめげずに「君の体温がないと眠れないから待ってるよ」とベッドに誘えば素敵
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1人で眠ったはずなのに狭苦しくて目が覚めてみれば相手が自分のベッドにもぐり込んでいて、我が物顔ですうすう寝息を立てているから、一瞬イラッとしたけれど寝顔を見たら毒気を抜かれてしまい「…今度ダブルベット買おう」と呟いて汗ばんだ額に口付けを落とす、優しい人の不器用な姿を見つめたいです
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恋人未満でグズグズしている2人が2人きりで眠ることになって、2人とも緊張のために眠れずにいたら片方が掠れた声で「もう寝た?寝たんだったらキスしちゃうぞ」と言ってみて、片方がはやる心臓を抑えつつ「寝てるから…してもいいよ」と答えて、暗闇の中手探りで初めてのキスを交わす姿が眩しいです
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視覚が遮断されるとその他の五感が研ぎ澄まされますから、暗闇の中で色めいた行為をする姿が好きです。慣れたはずの睦言も、濡れた唇の感触も、生ぬるい舌の味も、甘酸っぱい体臭も、どれも自分の肌を熱くするばかりで「…ずるい」と感じながら、赤い肌を見られなくてよかったと安堵する人が愛くるしい
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同棲を始めるきっかけになる「合鍵を渡す」行為に夢見ています。関係に名前を付けないまま家に入り浸るようになって、ある日帰ろうとしたら「あげる」と思いつめた相手になにか握らせられるから、こわごわ手を開くと合鍵があって「…これって」と「恋人」の二字が浮かんで急に恥ずかしくなったら可愛い
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相手の家に泊まって朝帰ろうとベッドから出たら腕を掴まれて「帰るの?」と尋ねられるので、素直になれない恋人をからかうつもりで「帰ってほしくないの?」と尋ね返すと枕に顔を埋められ「…ほしくない。一緒にいてよ」と小さく言われるから、どうしても帰れなくなってグズグズしてしまう人が愛らしい
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「あなたが好きでしょうがない」タイプのヤンデレも良いですが「私はあなたが好きでしょうがないんだから、あなたも私を好きでしょうがなくなって」タイプのヤンデレも素敵。愛されるために自分を作り変え「好きだよ」と一言言われると真っ赤な顔で「よかった」と呟く一見純粋なヤンデレが愛しいですね
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誰にでも優しい人に恋をして、最初は同じように優しくされることに喜びを感じていたのに次第に他の皆と同等の扱いを受けていることに嫉妬心が湧くようになり「…僕には優しくしないで」と懇願してしまうねじくれた人に胸を掴まれます。「ひどくして」の声は震えて眼ばかりが静かに光っていたら淫靡です
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別れを予感してしまっているからこれ以上絆されてしまうのが怖くてどうしようもなくて「優しくしないで」と相手を突き放す人の葛藤に惹かれます。本当は壊れ物を扱うように触れられたいけれど、そんなことをされたら相手なしでは生きていけなくなると知っているが故の強がりじみた拒絶が狂おしいですね
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相手を全部自分のものにしてしまいたいほど好きと思っている独占欲の強い2人には、口を開いたまま唇や舌を甘噛みし何度も唇を離してまた触れ合う「カクテルキス」をして欲しい。途中で息継ぎが上手くいかず「ふっ」と笑った声さえも、相手の口内に吸い込まれ甘い舌に絡め取られたら悩ましく美しいです
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「…いや」と口でだけ抵抗を示してみせる素直じゃない人が愛くるしいです。「嫌い」や「バカ」と言ってはみても、瞳孔は開いて眼は潤んで唇まで赤く染まって押し返す手には力がなくて声はしどけないから、相手の嗜虐心ばかり煽り「本当に嫌なの?」と意地悪く囁かれてもう首だけしか振れなくなれば良い