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普通の言葉でも耳に囁かれると心臓がざわめくものですね。それを知っている人がわざと隣に座って距離を縮めて囁き落とすように話して、もう会話の内容なんて頭に入らなくなってしまった相手の耳に触れて、びくりと跳ねた身体を抑え込んで「耳、弱いんだね?」と笑い、震える瞳に睨まれるのが艶めかしい
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なにも感じていないのにいつも笑顔を貼りつけて他人の注目を浴びて安心する歪んだ人が、いつも無表情で他人を威嚇している似た者同士の歪んだ人に「君の笑顔って気持ち悪いね」と真顔で吐き捨てられて一瞬表情を失い、ふっと唇を歪められて「そっちの顔のが素敵じゃん」と褒められる瞬間を愛しています
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生きていく過程で無理して笑う癖を身につけて笑顔を手放せなくなってしまった恋人が、眠りについている時だけ無表情をさらしてくれるものだから、その安らかな頰にそっと触れて「…楽しくない時は笑わなくてもいいのに」と呟き、この顔を見れるのは自分だけなんだなと少し寂しくなるのがほろ苦くて素敵
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笑わない恋人が自分の前でふとした時に柔らかな笑顔を見せたから思わず見惚れて言葉を失って動きも止めてしまって、その視線に気がついた恋人に「…なに」と睨まれても陶然とした気分が抜けず「初めて…見た、から。可愛いなって」と素直に告白して照れ隠しでぐいと押し退けられてしまう姿に惹かれます
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血の婚礼
百年の孤独
悪徳の栄え
美徳のよろめき
薔薇の血を流して
肩甲骨は翼のなごり
君の膵臓をたべたい
永遠も半ばを過ぎて
ここは退屈迎えに来て
恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか?
#本のときめきタイトル10選
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ぼくを葬る
46億年の恋
愛のむきだし
息もできない
小さな悪の華
禁じられた遊び
さよなら子供たち
太陽と月に背いて
コレラの時代の愛
俺たちに明日はない
#映画のときめきタイトル10選
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親友から恋人へと関係が変化したから、今までだったら気軽に口にできた名前も呼ぼうとするとつっかえて、今までだったら気軽に絡められた腕も触れようとすると躊躇って、何も知らない他人に「お前らケンカでもした?」と何気なく尋ねられて「…仲良いよ」と、心の中で前よりずっとねと付け足したら良い
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付き合うまでもつれた相手と初めてキスするとなった時、相手が壊れ物のように頰に触れてぼうっと唇を見つめてくるから落ち着かなくて「キスぐらい早くして」と言ったなら、掠れ声で「ずっと夢見てたから…今も現実感なくてふわふわする」と返されて、臨界点超えたがあまり自分からキスする人が見たい
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ダメだからこそ愛しくてしょうがない。そんな愛は危うさが魅力です。相手に泣いて縋りつかれると、震える背中を撫でて「君は僕がいないとな〜んにもできないね」とため息をつきながら、内心で「ずっとそのままでいてね」と微笑んでいる、必要とされることに喜びを感じるタイプの愛の持ち主に惹かれます
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「君なんか好きにならなければ良かった」の一言は、相手のせいで自分が傷ついても泣いてもどうしても、相手を嫌いになれないという運命じみた想いが込められているから素敵ですよね。聞いた相手は優しく笑って相手を抱き寄せて「僕は君に好きになってもらえて幸せだよ」と返し、また泣かせてほしいです
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体格差のある恋人達は、艶めいた空気を放ちますよね。体格の優れた側が体格の劣る側を抱きしめた際、劣る側は笑って「君に包み込まれてるみたいで安心する」と甘い言葉をこぼすけれど、優れた側は自分が力を込めたならこの身体は折れてしまうのではと心配して柔らかに腕を回すことしかできなければ良い
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体格差のある恋人達は抱き込む形で座っていると可愛らしく映りますね。体格の優れた側こそ甘えたがりで、後ろから劣る側の身体を抱き込んで細い肩に頭をのせて息を吸い込み「ちょっとだけこうさせてて」とこぼし、劣る側は肩にのっかった頭を優しく撫でて「甘えん坊だね」と嬉しそうに笑っていたら素敵
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「相手の容姿がどうしようもなくタイプ」な惚れ方は、弱味にもなってしまうから胸掴まれますね。怒りたいのに怒っていいはずなのに、大好きな顔に至近距離で見つめられると口が渇いて責める言葉が出なくなって「いいよ…」と許してしまい、後々「あの顔はずるい」と真っ赤な顔で自問自答すれば愛らしい
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相手の顔に惚れ込んでいると素直に日々口にし続ける人は良いですよね。相手の顔を暇さえあればじいっと見つめたおして、視線に気付かれると「君ってつくづく綺麗な顔してるね」と呆れたように答えて、ふわり笑った相手に向かい「ほんと、何度だってその顔に騙されるよ」と見つめたままに呟いたら可愛い
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自分は男男・女女・男女すべての組み合わせが
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「男男・女女・男女すべての組み合わせが”好きではない”」方にお尋ねします。自分が好きな組み合わせは
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好きになってはいけない人、という縛りがあればこそ秘められた愛が生まれてしまいますよね。「この人を好きになったら未来がない」と思えば思うほど恋心は燃え上がって、頭はその人で侵食されて、手を差し伸べられてしまったらもうダメで「あなたと一緒なら不幸になってもいい」とその手を取れば耽美
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病人と患者のような、世話する人とされる人の間で生まれる「ナイチンゲール症候群」の愛の形は破滅的で目が離せません。「この人は自分がいないと生きていけない」という優越と「自分はこの人がいないと生きていけない」と執着の間で不健康な愛を作り、2人きりで一生を共にする約束を交わして欲しい
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指輪は買う過程にもロマンスが詰まりますね。証が欲しくなって2人で初めて宝石店に入ったら「何をお探しですか」と店員に問われて「ペアリングです」と緊張して答えれば「では、こちらに」と優しく微笑まれて救われたような気がして、ああこの人は自分の恋人だと傍らの汗ばんだ手を手繰り寄せたら素敵
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容姿が美しく他人から容姿を喜んで賞賛されていた人が、本当に恋をした人には「君は美しいね」と言われるのを避ける純情な一面に惹かれます。今まで散々褒められてきたからこそ「君の見た目に惹かれた」と言われたら傷つく気がして「自分のどこに惹かれたの?」とは尋ねられないでいるのが可愛いですね
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「相手のどこが好きなの?」と尋ねられた時、具体的な答え方をすると妙な生々しさが色っぽく映えますね。「しっとりした柔らかな肌が好き」と言われて相手が黙って俯いたり、「酔っ払うと普段と変わって甘えてくっついてくるとこが可愛い」と答えて聞き手に「惚気てくるね」と呆れられる瞬間は素敵です
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泣く相手の涙に口付ける姿は甘い愛に包まれるから素敵ですよね。ポロポロ相手が大粒の涙をこぼすものだから、その腕を引っ張って、顔を寄せて、涙に口付けて、唇で吸い取って、ペロリと舐めて「しょっぱい」とかすかに笑って、相手に「君はどうしてそういう…!」と泣き言もらってしまえば愛おしいです
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相手にも涙を見せられない強がりは屈折が魅力ですね。相手がすうすう隣で眠りに落ちているのを黙って見つめている内にその穏やかで優しい状況に胸がいっぱいになって気がつけばスッと涙が頬を伝って、泣き慣れていないため不器用に涙をぬぐいながら「こんな幸せな涙もあるんだ」と呟いてみて欲しいです
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悪戯で恋人のほっぺをムニュとつついていたら「…やめて」と見上げてきた瞳が悩ましげで思わず固まってしまい、戸惑う内に「キスしたいならしたいって直接言ってよ」と詰られて言い訳もできない内に目を閉じられてしまうから、混乱のまま柔らかいほっぺから柔らかい唇へと誘われてしまうのが可愛いです