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「僕がいないと君はなにも出来ないね」と相手はいつも嬉しそうに呆れてみせるから、相手がいないとなにも出来ない人間のままでいることを望まれているのだと察して独り立ちの方法を覚えず、甘える側と甘やかされる側の立ち位置を変えずに2人だけの幸せを築く共依存というのも、歪なのに強固で好きです
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素直で人に愛されてきた人と、不器用で人に愛されなかった人の恋人たちがいて、素直な人がよく「君がいないと生きてけない」と冗談のように言って笑うから、不器用な人はただ唇を噛んでいる関係の切なさに惹かれます。「嘘つき。君には僕の代わりがいて、僕には君しかいないのに」と考えていて欲しい
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「お菓子くれなきゃイタズラする」と相手が言ってきたので、用意していたお菓子を手渡したら相手が「ありがとう」と普通に引き下がろうとしたので「それだけ?」と怒って、「だって用済んだから」と困る相手に「お菓子あげたんだからイタズラしてよ」と囁いて首に手を回す話も色めいていて好きですね
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「お菓子くれなきゃイタズラする」と相手が言ってきたので、にこりと笑いながらお菓子をちらつかせて「じゃあ、お菓子あげるからイタズラさせてよ」と返し、戸惑う相手を追い詰めて「どうする?僕はどっちでもいいんだけど」と相手に羞恥心を覚えさせながら答えさせる話が、茶目っ気たっぷりで好きです
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「お菓子くれなきゃイタズラする」と相手が言ってきたので、甘い声で「…ごめん、今はお菓子持ってないんだ」と言ってみせて、固まった相手の腕を掴んで「じゃあ、イタズラされるしかないね。君は一体どんなことをしてくれるの?」と至近距離で問いかけて立場を逆転させる話も可愛らしくて好きですね
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可愛らしく口にされる「お菓子くれなきゃイタズラするよ」というねだり方も良いですが、余裕たっぷりに放たれる「お菓子くれたらイタズラしてあげる」というねだり方も素敵です。真っ赤な顔した相手にお菓子を差し出されたら受け取って優美に口にして「なにして欲しい?」と尋ねる人の毒々しさは魅力的
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「甘えたい」と口にするシチュエーションには胸を掴まれますよね。相手はずるいなぁと思いながらも言われたら断れなくて、寄りかかってくる身体を抱きとめながら「お願いすれば何でも許されると思ってるでしょう」とこぼして欲しいし、甘える側は小さく「思ってるよ、君は僕に甘いもの」と返して欲しい
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サディストにも様々なタイプがありますが、自分からは積極的に行動を起こさず毎回「私にどうして欲しいの?」と相手に問いかけて答えさせ「ふーん、そんなことして欲しいんだ。どうしようかな」と挑発的に笑って相手の胸をざわめかせるタイプのサディストが、一筋縄でいかないのに優美で惹かれますね
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「私だってあなたが好きだよ」と言われたいがために、ことあるごとに「好きだよ」と告げる人の狡猾さの裏に潜む純情に魅せられます。なんでもないように愛を伝え続けながらも、自分が愛されている確証は持てないから何時も不安で、好きだよの一言をもらう度にみっともないぐらい胸が震えたら可愛いです
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「愛してる」「好きだよ」と惜しみなく愛を伝え続ける人と、愛を伝えられても無言で眉根を寄せている人の恋人達がいて、一見片思いのように周囲には映っているが、実は愛を伝え続ける側は口にすることによって自分の愛を確認しているのであって、無言の側は胸中で煮詰まった愛を飼っているのが好きです
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相手を手酷く扱う人と、手酷く扱われても耐える人の恋人達がいて、周囲は歪な上下関係だと見ているが、実際は扱われている側が重い愛を感じたいか自己陶酔したいがために相手に手酷く扱われるよう仕向けていて、扱う側は抵抗出来ない被害者、上下関係は逆さまだったという関係の濡れた暗さが好きですね
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自分に自信がない人が片思いだと思っていた相手に告白されて「あなたはずっと憧れで。だから僕なんか好きになってくれるはずないってずっと…」と喋る内に声をつまらせ震え、相手がその身体を抱きしめて「君は自分に厳しすぎる。君のいいところをこれから教えてあげる」と穏やかに告げる展開が好きです
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自分に恋心を抱いている相手を見下して気まぐれに優しくして惨めに喜ぶ相手を見て優越感に浸っていた人が、次第に相手に心惹かれるようになって、けれど自分でその事実を認められずに混乱して、相手に「ごめんね、本当は俺のこと嫌いだって知ってたよ」と謝られて怒ってしまうすれ違いを愛しています
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愛する2人組がいた際、学パロをして同居パロをして本編で死んでも転生させつらい状況をはねのけて末長く幸せにさせるのが光属性、不幸な過去を生み出し身体を売らせ本編で健康でも死ネタに絡めつらい中で愛情を救いにさせるのが闇属性、それならば…
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「嘘つき」という一言は、相手を責める言葉なのに言い知れない浪漫が詰まっています。舌足らずに甘く囁き落としても良いし、怒りを滲ませて叫んでも良いし、泣き声に紛らせて告げても良いし、笑いながら悪戯っぽく口にしても良い。言われた側の言動が実際に嘘でも真実であっても映えるから素晴らしい
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相手の嘘を責める姿にも惹かれますが、相手に「嘘をついて」とねだる姿にも色香を感じますね。弱い人が震える指先で触れながら「優しい嘘をついてよ。残酷な真実なんて嫌いだ」と告げた場合、相手は「君に嘘なんてつけないよ」と冷たく突き放しても、手を取ってお望み通り甘く嘘を囁いてあげても素敵
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様々な嘘つきが存在しますが、嘘をつくのが習性になっていて「それは嘘?本当?」と尋ねられた時「どっちの答えが欲しい?」と優しく笑って返す嘘つきが好きですね。塗り重ねる内に自分でもどれが真実なのか分からなくなって、相手の望むままに答える癖ができた嘘つきの、笑顔の裏に潜む悲しさが愛しい
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嘘を重ねすぎて他人から信用を失って「愛してる」と本心から告げても「信じられるわけない」と返される嘘つきも好きです。「でも嘘でも嬉しいよ」と付け足されて「本当なのに」の一言が嘘より重くわだかまっても、「もっとマシな嘘つきなよ」と付け足されて「そうだったね」と嘘に変えてしまっても良い
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「告白の日と聞いたけどなんでだろうね」と片思いの相手に言ってみたら「いいよ」と呟かれて戸惑う内に「好きですの返事だよ、いいよ」と言われて思考が飛び「だからイチイチヨンが”いいよ”に読めるから告白の日じゃない」と言われてやっと理解するも鼓動が早いままの日ですね。11月4日は告白の日
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精神的な年齢差がある恋人達がいた場合、大人っぽい人が子供っぽい人を「もう少し大人になって下さい」とたしなめて欲しいです。子供っぽい人はへらり笑って「はーい頑張ります」と返しても、生意気に「君が子離れ覚えたらね」と返しても、上目遣いで「面倒見てもらえなくなるからヤダ」と返しても良い
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本当はしっかりしているのに、相手に面倒見てもらいたいがために子供っぽく振る舞う人の意地悪さは可愛らしいですね。「どうして何度教えても覚えない」と甘いため息相手につかれたら、食えない笑顔で「どうしてですかね?」と返しながら、内心「あなたが甘やかしてくれるからです」と答えていて欲しい
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いつも余裕綽々で恋愛事にも手馴れている人が、相手に突然壁際に追い詰められたり唇奪われたりした際、想定外すぎて防衛本能が働かず「え?まさかそんなことないよね」と混乱の内に流される展開が好きです。潤んだ瞳に至近距離で懇願されて、こんな状況知らないと思ったが最後じわじわ熱が回ったら良い
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押しに弱い人が押しに押されて恋人になる過程は良い。最初はなんとも思ってない相手だったのに、「好きです」と告げる声の熱さと触れた肌の熱さに負けて関係を持ち、その後ようやく相手の癖や言い回しに愛しさを覚えるようになって、「こんなはずじゃなかったな」とこぼした口元が緩むような流れが好き
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普段は計算で他人を振り回している人が、天然で他人を振り回す人に「お前といると調子が狂う」とこぼすのが好きですね。天然の人はパッと顔を輝かせて「もっと狂わされていいのに」と返しても、ムッとした表情で「それはこっちの台詞です」と返しても良い。互いに互いの人生結びつけて狂っていて欲しい
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高飛車に振舞っているが、実は脆い姿を隠すために装っているだけで、相手に迫られると子供っぽく豹変する人に惹かれます。顔赤くしながら「死ねバカ」などたわいない悪口を言って「お前にこんな一面あったんだな」とため息吐かれても、ぐずりながら「ごめんなさい」を繰り返して相手を慌てさせても素敵