701
疲れている時に「充電」を名目にして相手に触れ合いをねだる人が可愛らしいですね。「むり」と言いながら倒れ伏して、引っ張り上げようとしてくる手の主を見上げて、「充電して」と口にして手を伸ばして。抱きしめられたなら肩口で頬を緩めて、「これで充電できた？」の声にコクコクと頷いたなら良い
702
「身体が甘いものを求めている時は心身が疲れている時」と言われていますよね。疲弊して身体に力が入らないからこそ甘いものをたっぷり食べていたら、「おいしそう」と一口ねだられて。分け与えたら「おいしい」と嬉しそうに微笑えむ顔を見ているうちに、疲労がほんの少しだけ軽くなってしまったら良い
703
お酒に強い人が、酔ったフリをして相手に甘える姿が色めいていますね。普段は恥ずかしいとばかり思って何も行動を起こせないから、頭はハッキリしているのに顔を抑えて「酔った気がする」と口にして。水を飲ませてくれる手に、もたれかかる身体に、ずっとこのままでいたいなと想像してしまえば良い
704
酔った瞬間にこそ、隠していた本音が溢れてしまう人がいじらしいです。普段は表情も取り繕って直接的な言葉も言わず、自分から翻弄しようと策略を立てていたのに、アルコールを口にした瞬間に理性が崩れて。「どうして好きって言ってくれないの」と甘い声を出して、自分の恋心を曝け出してしまえば良い
705
体格差がある2人が、肌を重ねる時にその事実を思い知るのが色めいていますね。普段はさえぎる布地があるから特別に違うとも思っていなかったけれど、素肌を見れば自分とは比べ物にならないほど華奢なんだと分かって。力を込めたなら壊れてしまいそうだと予感して、回した腕が震えてしまったなら良い
706
身長差がある2人が、キスをする瞬間にその事実を思い知るのが甘いですね。普段は顔を傾けて会話するのも大変とは思わないのに、「キスをしたいな」と思った時に、簡単に触れ合えないことを実感して。生まれながらの差ではあるのに邪魔されている気がして、「屈んでよ」を苛立ちながら言ったなら良い
707
キスの時に、足腰が抜けて相手に縋ってしまう人が色めいていますね。最初は手を腕に添えていなかったのに、舌をいれられると同時にゾワゾワと熱が駆け上って、相手の腰に手を回して。深められるほどに力が抜けていって無意識に手に力をこめてしまって。唇を離された時には、体重の半分預けていたら良い
708
キスがうまい人は、「ぽってりと厚く、横から見た時もふっくらとしている」唇の持ち主だそうですね。分厚い唇の人を好きになって、ふとキスの話を思い出して、一度意識したら止まらなくなって。「あの人とキスしたら気持ちいいんだろうな」と思ったら足先すらフワついて、体温が二度上がったなら良い
709
独占欲を見せてくれない相手に対して、納得はできない人がいじらしいです。最初はその寛大さに惹かれて、自由にしてくれるところに愛を感じたはずなのに、次第に、何をしても誰と親しくしても気にした様子のない相手を見ていると不安になって。「嫉妬して怒ってくれたらいいのに」と願ってしまえば良い
710
他人には見せないようにしてはいるけれど、相手への独占欲に縛られている人間が美しいです。誰かに笑いかける姿を見ただけで胸が焦げついて、「自分のためだけに笑ってほしい」と思ってしまって。「あの人は自分のものではないから」と言い聞かせてみるも、一度感じた苛立ちはなかなか治らなければ良い
711
信頼関係と上下関係が同時に見える、「雑な敬語」に惹かれます。言葉遣いに敬語の形は見えるものの、「あんた」と呼んで、話す内容にも敬う姿勢が見えなくて。「あんたってばなんでそうなんですか」なんて呆れる声に周りは驚きながらも、言われた目上の人は、雑なところにこそ愛情を感じていたなら良い
712
常に敬語で接している関係性の恋人達が、ベッドの中でだけ、言葉遣いが崩れる姿が色めかしいですね。2人きりでいても、「キチンとしていなければ」の意識はあるから敬語のままなのに、肌を重ねた瞬間は、気遣いなんて燃えてしまって。荒々しい言葉を無意識のまま口に出して、後々恥ずかしくなれば良い
713
「障壁のある相手との恋ほど人間は燃え上がってしまうこと」を、心理学用語で「ロミオとジュリエット効果」と呼ぶそうですね。いくつもの困難があって、「好きになってはいけない人」だと思ったからこそ恋愛的に強く意識してしまって。好きになってはいけない人なのに、止まれなくなってしまったら良い
714
好きと好意をしめしてくれる相手に対して、人間は自分の中の好意も増幅させていくそうですね。最初は恋愛対象にはならないと思っていたのに、向こうが「好き」と繰り返してくれば悪い気はしなくて。知らず知らずのうちに、「もともと嫌い、じゃないし」と揺れ動いて、こちらも返すようになったなら良い
715
「出会わなければ幸せだったのに」と思ってしまう歪んだ恋に惹かれます。相手と出会ってからは苦しいばかりで、これからも狂わされていくことが分かるから逃れたいのに、逃れられる気配が微塵もなくて。「出会わなければ幸せだったのに」と思いながらも、相手を知らない人生なんて思い描けなければ良い
716
恋に淡白と思っていた人が、相手に恋をしておかくしくなっていく様が美しい。目を合わせるだけで胸が高鳴って、話をするだけで舌がもつれて、離れている間も頭を占めるのは相手ばかりで。「こんなになるつもりはなかったのになぁ」と自分自身に呆れつつも、出会わなければ良かったとは思えなければ良い
717
事後にこそ、恥ずかしさが生まれてしまう人がいじらしいです。頭の片端が醒めていくと、つい先ほどまで、どれだけ求めてどれだけ縋ったかが蘇って、顔を合わせていられなくなって。シーツの中に逃げ込んで、「さっきまでは情熱的だったのになぁ」の声を、たまらなく聞いて逃げ出したくなったなら良い
718
肌を重ねることから始まった2人が、2度目の夜を怖がってしまう姿に惹かれます。1度目はなし崩しだったからこそ、2度目があれば相手を軽んじてると思われるのでないかと恐れてしまって、顔が近づくだけで身を引いてしまって。「どうやったらもとに戻れるだろう」と、熱くなった頬に手を当てれば良い
719
嫉妬するあまりに、相手の過去の恋人にも妬いてしまう人がいじらしいです。出会った時期を変えることが出来ないのは当然分かっているし、今目の前にいる人が自分だけを見つめてくれていることも分かっているけれど、どうしても、「この人は自分以外を愛した瞬間があったんだな」と考えてしまったら良い
720
相手のことを深く信じているのに、明日が不安になってしまう人が愛おしいです。「愛してるよ」と言われたなら、嬉しさと同時に、ずっと続くのだろうかという不安が押し寄せてきて、「明日も愛してくれる？」と尋ねてしまって。「明日も明後日も愛してるよ」と返してくれた身体に、しがみついたなら良い
721
「愛しています」と同時に「ごめんなさい」と口にする人の葛藤に惹かれます。口に出すことを躊躇いはしたのに、口にすることを諦めることは出来なくて、「愛しています」と溢した後に「ごめんなさい」を告げて。「どうして謝るの？」と尋ねられて、「好きになってはいけない人だから」と答えたなら良い
722
「愛しています」はどうしても口に出来ない関係の歪さに惹かれます。愛はたしかに胸の中にあって、言葉はわだかまっているのに、口にしたら後戻り出来ないことは分かっているから、迷った末に「好きだよ」だけを口にして。微笑んだ相手の、「そうとしか言ってくれないんだね」の声を聞き流したなら良い
723
可愛いと思うからこそ攻撃をしたくなる、「キュートアグレッション」という衝動があるそうです。相手のことが可愛くて仕方ないから、頭を撫でて笑わせてあげたいと思うのに同時に、頬をつねって泣かせてみたいともひっそり思ってしまう人が、自分の中の衝動と戦って今日も撫でるだけに止めたなら良い
724
「相手の泣き顔を見たい」との、歪んだ欲望を抱いてしまう人がいじらしいです。いつも笑顔を浮かべていて、泣き顔どころか困った顔ひとつ見せない相手だから、ふと「泣く時はどんな顔をするんだろう」と想像したなら止まらなくなって。異常だと思いながらも、この手で泣かせたいが消えなくなったら良い
725
「口内は人体の中でも指折りに過敏な場所」と言われていますから、口内を指でいたぶる瞬間に夢を見てしまいます。「口を開けて」と優しく命令をして、無防備に開いた柔らかい粘膜に触れて。自然にダラダラと唾液が溢れ出てしまう相手に、「恥ずかしいの？」とさらに尋ねて、たまらなくしてあげたら良い
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