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愛情深さで、相手を自分から離さないようにする人の計算高さが魅惑的です。それまで他人にあまり優しくされずに生きてきた人に、大切に触れて甘い言葉を落としてたっぷりと時間を費やして、愛を注いで。向こうから自然に「あなたがいなければ生きていけない」と思わせるように、仕向けていったなら良い
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束縛する人間を嫌っていたはずなのに、相手からの束縛は嫌だとは思えない人がいじらしいです。「束縛なんて器が小さい人間がすることだ」とそれまでは思っていたのに、いざ相手にむき身の独占欲を見せられると、愛されている実感が湧いて、愛しさすら覚えて。「されるの嬉しいな」と感じてしまえば良い
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自己評価が低い人間ほど、相手を束縛してしまうと言われていますよね。自分に自信が持てず相手を仰ぎ見ているため、「こんなに素晴らしい人が自分なんかに一途でいてくれるわけがない」と思ってしまって、周囲にいつも目を光らせて。「もっと自信持ってくれていいのになぁ」と、呆れられてしまえば良い
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相手の"声"に弱いという弱みを抱えている人がいじらしいです。その特別な声色を聞くだけでゾクゾクと背筋が震えるから、距離を詰められて耳元で囁き落とされたら、どうしても抵抗ができなくて。「愛してる」の言葉が真実かどうか確かめてやりたいと理性では思うのに、本能で音に抗えなくなったなら良い
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肌が色づきやすい体質は、色めいていて惹かれますね。素知らぬフリをしていたいのに、相手にそっと手を重ねられただけで熱が上がるのが分かって、じわじわと肌が赤くなっていってしまって。「手を繋いだだけでこうなるなら、これ以上したらどうなっちゃうの?」とふざける声を、たまらなく聞いたら良い
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辛くても苦しくても表情には出さない人の些細な変化に、相手だけが気付く瞬間が美しいです。充分に取り繕えていると思ったのに、顔を見るなり溜め息吐かれて2人きりにさせられて。「辛い時ぐらい辛い顔しなよ」と優しく叱られるから、「この人には隠し事ができないなぁ」と満たされてしまったなら良い
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人前では強気に振る舞ってしまう人が、相手の前でだけ弱った瞬間を見せるのが愛おしいです。いつもはそびやかしている肩を、2人きりになった途端に落として相手の膝に子猫のようにすがりついて、「疲れたの?」と髪を撫でられて。「ちょっとだけ」と素直になって、たっぷりと甘やかされてしまえば良い
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「優しくして」でも「優しくしたい」でもなく、「優しく"させて"」と相手にお願いする姿に色っぽさが見えますね。自分を肯定できていなくて、自分を大切にする術も知らない相手を、見ているだけで胸が痛んで。「優しくさせて」と口にして、半ば強制的に無条件の愛でくるんで怯えさえてしまったなら良い
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自分に自信がない相手に「君は美しい」の言葉を捧げる姿に、夢を見てしまいます。肯定のできなさ故に鏡を見るのが嫌いで目を真っ直ぐ見つめることもできない相手に、「どうして?」と問いかけて。「君は美しいのに」と口にして逃げようとするのをとどめて、甘い言葉でヒタヒタにしてしまったなら良い
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人間は甘いものを食べると多幸感を得るため、「甘い食べ物を共有しあうと相手との距離を縮めることができる」という説があるそうですね。甘さを舌に感じるとそれだけで幸せだけれどさらに幸せになりたいと本能的に感じてしまって、「一緒に食べようよ」と愛する人をいつも誘ってしまっていたなら良い
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甘いものを食べると精神的に満たされるため、甘いものを頻繁に食べる癖のある人は、寂しがり屋と言われているそうですね。相手を知る前は、空白を感じるとすぐに甘いものに手を伸ばしていた人が、相手に充足させられてからは癖がなくなって。「どうしてだろう」と考えて、出た答えに赤くなったら良い
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好きだと自覚しているからこそ、相手に触れなくなってしまう人が可愛らしいです。なにも意識していない相手には簡単に、肩を抱いたり膝に触れたりとスキンシップを交わすことができるのに、相手を目の前にした瞬間にぎこちなく固まってしまって。ちょっとの距離がずっと遠いなと、恨めしく思ったら良い
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甘える時に、ついつい相手に触ってしまう人がいじらしいです。触っていないとどこか不安で、袖口だとしても触れていると心が安らいで、無意識のうちに指を伸ばして引き寄せてしまって。「君って触りたがりだよね」と笑われて、触りたいのではなくて愛で満たされたいのだという言葉がせりあがったら良い
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お酒に強い人が、酔ったフリをして相手に甘える姿が愛くるしいです。本当は頭がきちんと働いているのに、グラついたフリでもたれかかって。「大丈夫?」と尋ねてくる相手に、「大丈夫じゃないよ」と嘘をついて、優しくされて。アルコールを言い訳にして、普段は見せられない願いを叶えてしまえば良い
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「お酒が飲める同士ならば、アルコールを摂取した方が、恋愛は進展する」という説があるそうですね。いつもは姿を前にするだけで舌がもつれるのに、酔いのせいで舌がうまく回って。酔ったフリをして、色めいた冗談を言ってもみて。醒めるのが怖いと思うほど近くに、焦がれる体温を感じてしまったら良い
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歳の差のある恋人たちの年下が、年齢を距離だと感じてしまうのがいじらしい。どれだけ一緒にいても、ふとした時に歳の差を自覚してしまえば、釣り合っていない気分になってしまって。「君を子供なんて思ってないよ」と優しく微笑む顔を見ながら、こんな事で拗ねている自分は子供だなと実感したなら良い
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歳の差のある恋人たちの年上が、自分たちの未来を不安に思ってしまうのが愛おしい。今が幸せでも、自分はこの子の可能性を奪ってしまったのではないかの考えがどうしても消えなくて、いつか大人として手放してあげるべきでないかと思い悩んで。いつかがどうか遠くあるようにとズルく考えていたなら良い
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「恋愛の、燃え上がる感情は1年半しか持続しない」のなら、長く付き合っている恋人たちの中には、同じ相手に何度も落とされている仲があるのでしょうね。1年半はとっくに過ぎたのに、2人でいる時には甘く痺れた感覚が消えなくて。「全然、冷める日こないんだけどな」と幸せな悩みを抱えていたなら良い
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恋の始まりの、燃え上がる感情の賞味期限は「1年半」しかないという説があるそうです。相手を見るたびに胸が跳ねて、名前を呼ばれるだけでそっと反芻して、手を繋ぐ夢を見ているだけで頭が焼けて。この時間がすぐ消え去ってしまうのかもしれないと知って、震える指で1年半までを数えてしまったなら良い
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愛情が薄いと思っていた人が、相手を知って初めて、自分の嫉妬深さも知っていく姿が甘美です。目の届く距離にいてくれないと不安で、「好きだよ」と言われても本当にそうなのか疑ってしまって、抱きしめたなら離したくないと思って。「こんなに自分が嫉妬深いなんて知りたくなかった」と自嘲したら良い
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叶わない夢だと分かっているのに、「自分だけを見てほしい」と感じてしまう人がいじらしいです。微笑まれるたびに、その微笑みを自分だけの宝物にしておきたいと思って、自分以外の誰かにも向けられることにもどかしさを覚えて。「あの人が自分だけのものになればいいのに」と胸を締め付けられたら良い
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「20秒以上のキスでは、ストレスが劇的に消え去る」との説があるそうですね。ストレス解消を名目にして、相手の唇をねだって。呆れた相手に軽い形で重ねられると、「まだ20秒経ってない」と口にして、再度かさねるようにゆすって。何度も「まだ」で時を延ばして20秒以上の満足を手にしてしまったら良い
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「30秒のハグで、疲れや苦しみの3分の1が消え去る」との説があるそうですね。そのことを分かっていて、疲れると「ハグ」とねだる人が愛おしいです。重なった身体のあたたかさと、回ってきた腕の優しさと、じんわりとしみる相手の肌の香りに、積み重なっていた辛さがホロホロと解けることを感じたら良い
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人間は、世話を焼けば焼くほどに、対象に愛を持つものだそうですね。世話焼きのしっかりした人が、だらしなくそそっかしい相手の面倒をなにからなにまで見て、「君がいないとなんにも出来ない」と甘えられると、満足感と同時に胸が焦げつくのを感じて。そのままだらしないままでいてと、願ったなら良い
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自分のことを、決して好きにはなってくれない相手だからこそ恋に落ちる人が、悲しくも美しいですね。どれだけ自分が愛を捧げても手が届かない人を好きになって、「報われるわけないよ」と周りの人間に言われたら「報われなくていいよ」と返して。報われないからこそ好きなんだと心中思っていたら良い