1301
生活力がまるでない人と面倒見のいい人の2人に惹かれます。相手がいつもボヤボヤしているからすぐさま面倒を見てあげる面倒見のいい人は、「いつもありがとう」と言われると「いいよ?君は僕がいないと生きていけないから」と笑って。「だから一生、隣にいさせてね」とサラリと凄いことを言ってほしい
1302
自分に自信がない人が「私のことを好きになってくれる人なんていない」と愚痴を言うと「まあ、そんなことないよ」とつまらなそうに相槌を打って「どこにいるのそんな変人」と絡まれると「さあね」と誤魔化しながら内心で「ここに1人変人がいるんだけど」と呟いている、近くですれ違う片思いが好きです
1303
優しくされてきた経験がないから、相手に優しくされることが苦手な人が愛しいです。悩みがあっても相手に頼れず、弱っていても愚痴をこぼせなくて。相手に「もっと優しくさせてよ。君に優しくしたいんだ」と言われると「だって…」と唇を噛んで。「君がいないとダメな人間になる」と言えずにいてほしい
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恋人の名称はついたものの、なかなか一歩を踏み出すことが出来ない焦れったい2人に魅了されます。もう恋人なんだから、手を繋いだりキスをしたりすることに躊躇う必要はないと知っているのに、どうしても意識しすぎてしまって友人の頃から変化を遂げられなくて。「触れたい」の想いばかり膨らめば良い
1305
相手に甘やかしてもらいたくて、酔っ払ったフリをする人が愛おしい。普段なら触れることもできない肩にもたれかかって。「酔っちゃったの?」と普段なら聞けない優しい声をかけられて。「しょうがないな」と普段ならしてもらえない甘い手つきで髪を撫でられて。切なさと隣り合わせの幸せを感じてほしい
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「慰めて」の一言が言えないから相手を誘って、誘った相手に胸中を見透かされているとも知らず、肌を重ねて眠りについた後で声もなく涙を流すことしかできない幼い人と、その涙を指でぬぐいながら「起きてる時に泣けよバカ…」と小さくこぼすことしかできない幼い人の、歪に絡まった恋模様に惹かれます
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大切な相手に「優しくしないで」と言われた時、唇をなめて「当たり前だ」と笑う人も良いですが、顔をゆがめて「優しくさせて。君に優しくしたいんだ」と懇願する人に、切なくて心惹かれます。失うのが怖くて他人からの優しさを拒む人に、暴力のように惜しみない愛を注いで泣かせて欲しいです
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桜が美しい季節です。桜といえば、夜桜にさらわれそうになる儚い美人ですが、夜桜の下で背後から抱きしめられて「お前が桜にさらわれるかと思った」と囁き落とされたら、ふっと微笑んで回された腕に手を重ねて「もしさらわれたとしても。君がさらい返してくれるよね」と答えるような強気美人が好きです
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身長差がある2人がいたとして、背が低い側から背が高い側に不意打ちでキスをする姿に魅了されてしまいます。いつも向こう側のタイミングで屈まれてキスをされるのが、主導権を握られているようで不満で。隙をついて首元を引っ張って不用心な唇を奪って。「油断してたでしょ?」と笑い飛ばしたなら良い
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幸せすぎて泣いてしまうという甘い一瞬は、ロマンチックさが詰まっています。優しく笑いかけられた途端に、過去の苦しい思い出が走馬灯のように蘇って、感情が水となって一気に溢れ出てしまって。慌てる相手に涙をぬぐいながら、「嬉しいの。嬉しすぎてどうすればいいかわかんなくて」とこぼしてほしい
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恋に淡白と思っていた人が、相手に恋をしておかくしくなっていく様が美しい。目を合わせるだけで胸が高鳴って、話をするだけで舌がもつれて、離れている間も頭を占めるのは相手ばかりで。「こんなになるつもりはなかったのになぁ」と自分自身に呆れつつも、出会わなければ良かったとは思えなければ良い
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真っ暗闇の中で、肌を重ねる2人は秘密めいた香りが漂います。見えないからこそ相手の身体を執拗に愛でることになって、見えないからこそ他の五感が鋭くなって。かすれた吐息や汗と石鹸の混じった香りや濡れていく肌を知って、知れば知るほど理性が散り散りになって、目の前の身体に溺れてしまえば良い
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眠りが浅く、悪夢ばかり見ては夜に目覚めてしまう人が、相手と寝ると健やかな睡眠をとれる姿に、愛を感じてしまいますね。1人きりだと嫌な夢に囚われて飛び起きてしまうのに、相手がいると深い眠りに落ちて目覚めた瞬間も悪夢の面影はなくて。「なんでかな」と分からないままに安らぎを感じたなら良い
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「世界中が敵になったら一緒に死んであげる」は湿った色香のある言葉ですよね。君が苦しむ時は、慰めの言葉も愛の言葉も気休めにしかならない。それならいっそ君を殺して僕も死んであげる、君のいない世界なんか耐えられないから。この重い告白を受けた相手は悲しげに笑って「熱烈だな」と呟いて欲しい
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恋人達の別れ際は未練たっぷりであってほしいですね。もう帰る時間が迫っているのにくだらない話ばかりするから、片方が痺れを切らして相手の腕を掴んで「帰らないでよって言ってくれないの」と言い「言ったら帰らないでいてくれるの」「考えてあげてもいいよ」と交わして小さく笑うのが可愛らしいです
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表情も声もいつも平坦だったり、いつも笑顔でずれた返答がお決まりだったり、他人から「なに考えてるか分からない」と評価されている人と、その人を唯一「あいつ分かりやすいじゃん」と見ている人の関係って特別な香りがして好きです。相手の感情を読み取れるのが普通で優越感すら覚えていなければ良い
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「充電」の名目で相手に抱きつく人がいじらしいです。フラフラしているとなれば「充電させて」と相手に声をかけて、ソファーにグイと引っ張り寄せるなり、膝に倒れ込んで膝枕をさせて。呆れながら笑った相手に「こうしないと元気出ないの?」と尋ねられて、「こうしないと無理」と短く返したなら良い
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「自惚れて」と言い放つ瞬間に愛を感じてときめきを覚えます。どれだけ長くともにいようとも、どれほど胸の内を曝け出そうとも、自信が持てない相手が、「あまり浮かれてはダメだ」と自分に言い聞かせているのが分かるので苛立って。「本気で愛されてるんだって少しは自惚れなよ」と、啖呵を切れば良い
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相手に愛されている自覚が持てないために、「優しくされてるだけだ」と、考えてしまった人が愛おしいです。触られても撫でられても甘やかされても、「愛してる」とは言われたことがなかったから、「勘違いしてはいけない」と思い詰めていて。本当は相手が不器用だっただけと知った瞬間に泣いたなら良い
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表情が乏しい相手を、知り尽くしている人に愛を感じます。顔が変わらないから周りには喜怒哀楽が理解できないのに、ただ1人だけはいつも機敏に察していて。「どうしたらそんな分かるの?」と尋ねられたら「見れば分かるよ」と淡々と返して、自分が愛故に相手に詳しいこと自体が分かっていなければ良い
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ぶつかりあったあとに肌を重ねる恋人たちに夢を見てしまいます。熱を交わしながら、涙の跡に口付けて、「ごめん」と一言口にすれば止まらなくなって。「好きだよ」と何度も繰り返して、小さく微笑んだ相手に「知ってるよ。君が好きでいてくれることは知ってる」と背に手を回されて抱き寄せられたら良い
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愛する人の香りだけが手元にあって、愛する人の身体は今ここにないという状態は、美しくて惹かれます。失った恋人の持ち物を鼻に押し当て、微かな香りから失った日々を取り戻そうとする人も、遠距離状態の恋人の衣服を抱き締めながら「この香りが消えるまでに戻ってきてよ」と願う人も、どちらも愛しい
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表情に乏しくて口数も少ないために相手に誤解されてしまう人がいじらしい。スキンシップを取られても反応に困っていつもただ受け入れるだけ受け入れていたら、「やっぱり僕ばっかり好きなんだね」と言われてしまって。「違う!」と初めての大声をあげて、「大好きだよ!」と秘めていた愛を語ったら良い
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悪戯から色事に流されてしまうのが可愛らしいですね。相手をくすぐったり髪を弄んだりして、「や、やめてよ」と上がる声が楽しくてやめずに続けていたら次第にその声が甘いものに変わるから驚いて顔を覗き込むと、真っ赤な顔で「意地悪」と呟かれるので「そんな顔、するんだ」と鼓動が早くなったら良い
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コンプレックスが相手の優しい言葉で崩れ去る瞬間って愛おしいですね。背が高いだとか声が高いだとか瞳の色が薄いだとかのコンプレックスを長年抱えて抱えてきた人が、相手に「君のそんなところが好きだよ」と肯定されて、自分のことを少し好きになると同時に相手のことが気になっていく姿に惹かれます