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あの人は相手の身体に自分の痕跡を残そうとするならば、色っぽく記憶を蘇らせるためキスマークを残すのか、捕食本能のままに噛み跡を残すのか、痛みで熱を生み出すため爪痕を残すのか、それは人目につく箇所に残すのか、人目に触れない箇所に残すのかを分類分けして考えるのが楽しいので皆さんもどうぞ
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常日頃は隠している内面が臆病で、相手が自分のことを大切に想っていると信じられない人がいじらしい。どれだけ笑顔を向けられてもどれほど言葉で褒められようとも、「この人はただ愛情深い人なだけなんだ」と言い聞かせてしまっていて。「愛してるよ」と口にされる度、泣き出したくなってしまえば良い
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世話焼きと面倒を見られる人がいたとして、世話焼きの方こそ依存してしまっている関係性に惹かれます。食事から身だしなみから衣服の選択まで世話を焼かれて、「君がいないとあの人は生きていけないね」と他人は笑うけれど、言われた側こそ、「あの人がいない人生なんてありえない」と思っていれば良い
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2人の間で変わらない年の差を、年上側がひそかに気にしてしまっている姿に惹かれます。年下の恋人が少し未来の話をするだけで、ずっと先のことを考えてしまって、「そこにまだ自分はいるんだろうか?」と思うのを止められなくて。声にしたら否定されるのが分かっているから心中で、謝ってしまえば良い
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相手がずっと「綺麗だよ」とか「大好き」とか熱っぽい声で褒めてくるので「うるさい」と怒りたいのに声は言葉にならず、荒い呼吸を漏らしながら相手を睨みつけるしかない展開も好きです。片方が熱に浮かされて言葉を発し、片方が熱に苛まれて声しか発せないという描き分けが、艶めかしくて良いですね
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恥ずかしがり屋の人が、恋人とじれったく距離を縮めていく姿って、初々しくていじらしいですよね。手を繋がれただけで真っ赤になって、手の甲をゆっくりと指でくすぐられて「これぐらいで赤くなってどうするの?僕たち恋人同士なんだよ?」と囁かれたら、その響きだけで耐え切れなくなってしまえば良い
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「誰か来るかもしれない」と怯えを抱きながら、ささやかに触れ合う恋人達に夢を見てしまいます。手が伸びてきてそっと顎を捕らえられるから、この後どうされるのか分かって肌が熱を帯びて。「人が来たらどうするの」と弱々しく声にしても「来ないよ」の一言で封じられて、諦めて目を閉じてしまえば良い
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9月3日はベッドの日ですね。朝目覚ましどおりに目を明けたのに、相手が背後から自分を抱きしめたまま眠っていてすり抜けようと身動ぎしても離してくれる気配がないから、動いて起こしてしまうのも忍びなく「…しょうがないな」と甘い溜息吐いて、また幸せにまどろんでしまうダメな人がいじらしいです
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誰に対しても穏やかで常に笑っているような大人な人が、1人に対してだけは言葉も行動も常に乱暴ですぐ怒ったり拗ねたり子供じみた態度を露わにする”特別”さは良いですね。人前では固められた意識が、その人の前では知らず知らずの内にとかされて、無自覚に甘えてしまう裏表のある人は可愛らしいです
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瞳を見るだけで恋は分かるものですよね。目が合うと瞳が揺れてふいと逸らして、こっそり見つめる時は眩しそうに目を眇めて、思い出すだけで白目が水気を帯びて、顔を合わせるようにされると瞳孔が開いて瞳がキラキラ輝いて。あなたという人が全身全霊で好きですと、瞳だけで雄弁に告げてしまうのが甘美
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人にまともに優しくされた経験が無かったから、少し優しくされただけで焦がれる瞳を相手に向けるようになってしまい「この人は誰に対しても優しいんだ。勘違いするな」と自分に言い聞かせてはみても、優しくされるとその手を拒めなくて愛しさばかり募ってしまう悲しい人には抗いがたい魅力がありますね
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付き合うまでもつれた相手と初めてキスするとなった時、相手が壊れ物のように頰に触れてぼうっと唇を見つめてくるから落ち着かなくて「キスぐらい早くして」と言ったなら、掠れ声で「ずっと夢見てたから…今も現実感なくてふわふわする」と返されて、臨界点超えたがあまり自分からキスする人が見たい
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「気付かれるかもしれない」と背徳感を覚えながら、人前では関係を隠している2人に惹かれてしまいます。「どんな人ですか?」と恋人について質問された時に、目の端に本人がいるのが分かるから、「どうしようもない人だよ」と笑ってやって。「でも好きなんだよね」と付け足して、翻弄してあげれば良い
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相手を"可愛い"と思いながら口にする「君って可愛くないなぁ」の一言に惹かれます。言われた相手はその言葉が癇に障って、「どーせ可愛くないですよ。悪い?」と睨みつけてくるので笑みがこぼれて。「そういうところがさ」と思わず、「可愛くなくて可愛いんだよ」と本音を言ってしまいそうになれば良い
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なんとも思っていない人だったのに、相手が自分を焦がれる瞳で盗み見ていることに気付いて次第に自分も絆され好きになり、互いに何の行動も起こさないまま両片思いだと喜んでいたのに、ある時相手が他の人と付き合い出したことを知って嫉妬で苦しくなる「君が先に僕を好きになったのに」関係を推したい
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片想いの時の癖が抜けなくて、両想いになった今も、臆病になってしまう人がいじらしいですね。かたわらに無防備にある手を、繋ぎたいとは思っても、嫌がられるかもしれないなんて考えてしまってグダグダと思考は巡るばかりで手は出せなくて。気が付けば手を握られて、相手の率直さに目眩がしたなら良い
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年の差がある恋人たちは、年下側が年上側を「年上なんでしょ」の一言で言いくるめていたら可愛らしい。「年下のくせに偉そうに」と言い返せば余裕たっぷり「年上なんでしょ、汚い言葉使わないの」とまた言葉を奪われて、生意気さに腹が立ちつつ、どうしても嫌いとは思えない自分の甘さを自覚したら良い
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相手に「君がいないと生きていけない」と毎日繰り返して、次第に相手に「この人は自分がいないと生きていけないんだ」と錯覚させて依存させてゆく狡猾さが好きですね。いつのうちか「君がいないと生きていけない」と言うと「僕もあなたがいないと…」と返ってくるようになったことに笑みをこぼせば素敵
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一見、何もできない人と世話焼きな人の2人が常に一緒にいて。世話焼きは「お前は僕がいないと生きていけないんだからな」と人前では口にしているけれど、実態は正反対で。世話焼きの方こそ何もできない人に深く依存していて、「こいつの面倒を見れる立場で良かったぁ」と噛み締めている関係が好きです
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二葉亭四迷が「I Love You」を「私、死んでもいいわ」と訳したとの俗説がありますが、幸せすぎて「死んでもいい」と口走ってしまう瞬間に魅せられます。「今なら死んでもいい」と泣いて呟くと、その涙に口付けられて「死んだら恨むよ。一緒に僕と生きてもっと幸せになろう」と言われてほしい
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普段はお喋りで積極的な人が、肌を重ねている時は声を必死に我慢しようとする姿が艶めかしいですね。気持ち良さから勝手に溢れてしまいそうになる声を、手で口を押さえてどうにか抑え込んで。「いつもみたいに、声聞かせてくれないの」と微笑みかけられて、潤んだ目のまま首を振ってさらに煽ったら良い
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大人っぽい人を、子供になるまで甘やかす姿には、倒錯めいた美しさがありますよね。手を広げて飛び込んでくるのを待って、思い通りになったなら整えられた髪をかき混ぜて、「2人きりの時は子供になってくれていいからね」と囁き落として。抗えずに頷いた相手に「いい子だね」とご褒美をあげたなら良い
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可愛いと言われるのが嫌な人と、その人に可愛い可愛い連発する人の組み合わせがコミカルで好きです。言われた相手が苛立って「可愛くねーわ」と唇とがらせたり、睨みながらバシバシ叩いてきたり、「他の人に言えば」と鼻で笑ったりすれば、「やっぱり可愛いね」と口を滑らせて火に油注いで欲しいです
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素直で人に愛されてきた人と、不器用で人に愛されなかった人の恋人たちがいて、素直な人がよく「君がいないと生きてけない」と冗談のように言って笑うから、不器用な人はただ唇を噛んでいる関係の切なさに惹かれます。「嘘つき。君には僕の代わりがいて、僕には君しかいないのに」と考えていて欲しい
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ずっと子供だとばかり思っていた歳下の相手の成長を、ふとした時に感じてしまう瞬間がロマンチックですよね。想像の中では、小さくて細くて頼りない姿のままで止まっていたから、真剣な眼差しを向けてくる相手が同じ存在とは思えないほどグッと大人びたことに動揺して。年上の余裕なんて消え去れば良い