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背後から抱きつかれ肩に顔を乗せて喋られる姿には夢を見ています。相手の体温と鼓動と香りを直に感じるので落ち着かずまったく会話が耳に入らなくて、気が付いて苛立った相手に胸に手を当てられ「バクバク言ってるね」と笑われたり、耳にフッと息を吹きかけられて身体が跳ねたり悪戯されてしまえば良い
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普段は表情の少ない相手だからこそ、ベッドの上で乱すことに、情熱を燃やしている人がイケナイです。じっくりと刺激すればするほどに、肌や目のふちが赤く変わって瞳が揺れてくるからたまらなくて。「もういいから」と訴えてくる表情も溶けているから、まだ止まれなくてどこまでもを求めてしまえば良い
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相手が突然泣き出した時どう慰めようとするかにそれぞれの愛の形が現れますよね。抱きしめて「どうしたの?」と尋ねるのか、黙って寄り添おうとするのか、「泣かないで」と自分も泣きそうな顔で頼むのか、必死で笑わそうとするのか、無言で涙に口付けるのか。相手の反応も考えると夢は無限に広がります
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2人きりになると甘えてくる恋人を、「君は可愛いね〜」とベタベタに甘やかしていて。「普段はあーんなに、かっこいいのにね〜」と言ってみると、「やっぱりかっこいい俺の方が好き?」と拗ねた口調で返されるのでますます可愛らしく思えて。「どっちの君も大好きに決まってるよ」と笑ってあげれば良い
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年下側が年の差を距離として感じてしまっている年の差カップルが、愛おしい。「いい子だね」や「よくできたね」と褒められると、嬉しいよりも先に子供扱いされているようで悔しいと思って。飲み込めないあまりに強引なキスをして「俺はこんなことできるぐらいには大人ですよ」と子供じみてしまえば良い
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結婚なんて考えられない2人にこそ、ペアリングを贈って欲しいですね。「左手薬指を僕に貸してよ」と言って相手の手を取ってうやうやしくはめて、泣き出してしまった相手の涙に口付けて「僕にも指輪をはめて」と頼み、指に輝くお揃いのきらめきだけで相手の未来まで縛れるとその瞬間だけ思ったら悲しい
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相手のことは気に入らないのに、顔だけは好きなので余計悔しい関係が好きです。うっかり見惚れた後に目が合って「誤解だから」と言い訳して、「その顔が無かったら許してない」と言ったら顔を近づけられて「許しちゃうんだ?」と口にされて。視覚の暴力に心かき乱されて、ボロを出し続けたら可愛いです
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両手で壁ドンをされて壁に押し付けられてキスをする姿に夢を見てなりません。背中が痛いという感覚も息が苦しいという感覚も恥ずかしい体勢だという意識もすべて快楽に上書きされてしまって、気がついたら足の力が抜けて壁伝いにへたりこんでしまっていて、にこりと笑った相手に引き上げられたら可愛い
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好きな相手を見ると、表情にも変化が現れるものですよね。「あなたが好き」の一言を口にしなくても、瞳孔が開いてキラキラ潤んだ瞳、上気した頰、赤く色づいた唇を相手に向けてしまうから言葉がなくても雄弁に”好き”を語ってしまい、「僕のこと本当に好きなんだな。可愛いなぁ」と思われていたら良い
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非喫煙者が、喫煙者の相手との苦いキスに溺れていくさまが官能的。初めは絡められる舌のピリリとした苦味に慣れなくて、口を離されると眉を顰めて口元を拭っていたのに、次第次第に刺激を身体が求めるようになって。不味いはずの舌を自ら貪って唾液を奪って、「癖になったみたいだな」と自覚すれば良い
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愛情表現が分からないから、ただ丁寧に相手を扱って伝えようとする人が、可愛らしいですね。気取らない愛の言葉も熱っぽいキスの仕方も知らないから、かわりに幼子に対するようになにからなにまで過保護にして。「何歳だと思ってるの?」と呆れて笑う顔に、好きの感情がせり上がってきてしまったら良い
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部屋に入るなり火がついてそのまま雪崩れ込んでしまうのが、危うくて好きなシチュエーションです。ドアの鍵を閉めながら熱っぽいキスを繰り返して、キスを繰り返しながら相手の服を乱暴にはいでいって、その合間にふふと微笑んで「僕たち余裕ないね」「当たり前だ」だけの短い会話を交わしたら素敵です
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非喫煙者の人間が、喫煙者の相手への愛が深まると同時に、最初は嫌っていた匂いを嫌とは思えなくなっていく姿が素敵。落ち着かなくて抱きついて、息を吸って今は慣れた香りを味わって。「こんな不健康な匂いに、なんで安心しちゃうんだろう」と疑問が湧いて、自分だけではその答えが分からなければ良い
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それまでずっと刹那的な恋愛を繰り返してきた人が、初めての恋に落とされる瞬間が甘美。何度も経験したことのはずなのに、ただ抱きしめるだけで胸が高鳴って、肌がどんどん熱を孕んでいく気がして。「こんなの自分じゃない」と考えれば、「自分が自分でいられなくなるのが恋だ」の言葉を思い出せば良い
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相手に好き大好きと惜しみなく愛を口にする人と、好きとは口にしないけれど行動に深い愛を滲ませる人の恋人達は祝福したいですよね。他人から「本当に好きだね」と言われた時、「愛してるよ」と恥ずかし気に笑う人と、「言葉に出来ないほどね」と余裕たっぷりに口元綻ばせる人の組み合わせに惹かれます
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オメガバースの「運命の番」という概念は実は残酷ですよね。α同士の恋人達がいつか現れる運命の番に怯えながら首に戯れの噛み跡を残す話や、引き裂かれるΩ同士の恋人達が「僕が君の子供を産みたかった」と泣く話や、憎い奴なのに互いに本能には抗えない運命の番の話などを踏みしめて成り立つ概念です
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相手の気を引きたい時どんな行動を取るかは様々ですよね。袖を掴むのか、髪に指を絡めるのか、頬をつつくのか、肩にもたれかかるのか、「あのさ」とだけ言って目を見つめるのか、何もできなくて静かに距離だけ縮めるのか。相手にはすぐに伝わる、いつもの構ってのサインには愛くるしさが詰まっています
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体調が悪い時に、ただ寄り添ってくる相手の存在の大きさを実感する人が美しい。黙って頭を撫でてくるから「早く治す」と口にすれば、「急ぐ必要はないよ。ゆっくりで大丈夫だから焦らないで」と甘やかされるものだから、目の奥が熱くなって。これも不調のせいだと必死で言い訳をして、涙を耐えれば良い
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初恋に落ちて。それまでは恋をしたら、毎日楽しくて毎日相手のことを考えるだけで胸を満たされるものだとばかり思っていた人が、毎日苦しくて毎日相手のことを考えるだけで胸をかきむしりたくなる現状に混乱して。「君のせいで僕はどんどんおかしくなる」と呟きながら、どうすることもできなければ良い
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普段は軽口叩き合っている2人が、つい甘い雰囲気になった時に頭が真っ白になってしまい、「…なんか言えよ」「……なにも浮かばねーよ」と途切れ途切れの会話をする姿、初々しくて可愛らしいですよね。相手を見つめて「あれ、こんな細かったか」なんて思えば思うほど、喉が渇いて声が出なくなれば良い
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恋人未満でグズグズしている2人が2人きりで眠ることになって、2人とも緊張のために眠れずにいたら片方が掠れた声で「もう寝た?寝たんだったらキスしちゃうぞ」と言ってみて、片方がはやる心臓を抑えつつ「寝てるから…してもいいよ」と答えて、暗闇の中手探りで初めてのキスを交わす姿が眩しいです
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普段は全く愛情表現してこないくせに、肌を重ねる時だけ愛の言葉を告げてくる不器用な人が好きですね。潤む目をして子供みたいに「すき。きみがだいすき」と繰り返し、少しの隙間も惜しいとばかりに縋り付いてくるから、「こんな時ばっかり」とは思うものの実際頭がとろかされて、深く身体に沈めば良い
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相手を大切に思うあまり、過保護になってしまう人がいじらしいですね。夜道を歩けば襲われるのではないか、包丁を持てば怪我をするのではないか、と次々に心配をして何でもかんでも面倒見てしまって。「赤ちゃんだとでも思ってない?」と呆れ声を出されても、その可愛らしさ故に不安が消えなければ良い
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相手の身体の輪郭をたどるのっていやらしさが際立つ行為ですよね。背後から抱きしめながら片手でその身体の輪郭をするするとなぞって「あれ?太った?」と尋ねて、「知らない!」と不機嫌になられても気にせず笑って「僕としては君が太ったら抱き心地がよくなるから大歓迎だけどね」と言ったら素敵です
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興味がある相手を見る時は瞳孔が開くので、好きな人を見ている時は自然と目が輝いているものですね。いつも相手と目が合うとキラキラと光が見えるものだから、吸い込まれそうになって、「綺麗な人だな」と深々と感じていて。自分に好意があるから、そんな目をしてくれているとは分かっていなければ良い