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お喋りな人の隣には、相槌が優しい人がいてほしい。会話のキャッチボールをするつもりだったのに、自分ばかり話していたことに気が付いて「ごめん」と謝れば、笑って首を振られて。「なんで笑うの?」と尋ねれば、「君がキラキラした目で話してるの可愛いから」と見つめられて、ときめいてしまえば良い
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「愛してるよ」も「好きです」もなしに、なし崩し的に関係を持ってしまったから、好意を信じきれずすれ違ってしまう2人に惹かれます。肌を重ねてから穏やかに眠りについた相手の寝顔を見つめて、愛おしいと感じた直後に苦しくなって。「ただの遊びって、なんで割り切れないんだろ」と膝を抱えたら良い
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身長差のある恋人たちの、背が低い方が背が高い方に不意打ちでキスをするのが好きです。高い方は自分のタイミングでするのばかり慣れていたために、驚いてキスを受け入れて口元を覆ってじわじわ赤くなるから、低い方がふふと楽しそうに笑って「君のその顔が見たかったの」と顔を覗き込んで言ってほしい
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一緒にいても幸せにはなれないと分かっていても、諦めきれない恋が好きです。「一緒にいたら不幸になるだけだよ」と逃げかけた腕を掴んで。「あなたはどうなんですか?俺といたら不幸になる?」と尋ねて。小さな声で「幸せになるよ」と言われたら抱き寄せて「じゃあ一緒にいよう」と決心したら素敵です
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肌を重ねる時に、2人が必死で声を我慢する姿に惹かれます。自分も歯を食いしばって目の前の身体を貪りながら、声を我慢したため生理的な涙をいっぱいに浮かべて噛み締めた唇に赤が滲んでいる相手の顔を、見れば見るほど煽られてしまって、イケナイと分かっているのにいつもより激しくしてしまえば良い
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事後に一緒にお風呂に入る姿に心惹かれます。相手がぐったりした様子で一緒に湯船に浸かっても気怠く自分の胸に頭をあずけてくるので心配になって「ごめん…無理させちゃって」と謝ると、ふっと微笑まれて「いいよ。私に必死な君を見てるの楽しかったから」と言われるのでなにも返せなくなったら可愛い
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相手の「匂い」が好きという惚れ込み方に、色っぽさを感じています。2人きりになると抱きついて、鼻を相手の身体に埋めて「あなたの匂いが好き」と甘えて。「ねえ、この香りを僕の身体に移して。あなたの香りで僕を染めて。あなたのものにして」とねだって、笑いながら息を吸い込んでしまえば良いです
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顔だけはタイプな人間に「顔以外取り柄がないくせに!」と吐き捨てたら、嬉しそうに「この顔は好きなんだ?」と微笑まれたり、悲しげに「顔…だけ?」と迫られたりして、焦がれる顔が間近にあるために混乱してしどろもどろになって主導権を握られてしまう展開が好きなので、積極的に推していきたいです
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いつもニコニコ笑っている人の感情が決壊してしまう姿は、普段があるからこそ引き立つ瞬間ですね。どうしてもこらえきれず、大粒の涙がポロポロこぼれ落ちてしまい、泣かないからこそどうしていいか分からず、子供のように顔を覆って「見ないで…こんな姿を君に見られたくないんだ」と吐き出してほしい
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「声に弱い」という構図に、色っぽさを感じてしまいます。「可愛い」の言葉自体は受け入れられるのに、言葉にされるとその声にときめきを覚えてしまって。そっと囁かれた耳を押さえて「分かっててやってるでしょ?」と睨んだら、「怒ってる姿も可愛い」とまた耳を侵されて、熱が上がるばかりなら良い
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それまでは独占欲が深いとは思っていなかった人が、相手と付き合うようになって初めて、自分の中の独占欲を意識するようになるのが魅力的です。相手が他人と外出すると聞いたならば、見送ればいいだけと分かっているのに頭に「恋人なのに」と浮かんで。そう考えてしまった自分自身と葛藤したなら良い
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両想いだとは知りながらも、「恋人」にはなろうとしない2人の人間が美しいです。相手といると心地がいいし、未来を思い描けば隣にいる存在だけれども、「恋」となってしまうとどうなるかが自分達でも分からなくて。別れる日が来ないために、別れる必要がない友人の関係でいることを、選んだなら良い
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汗をかいた相手を、抱きすくめて逃がさない人に艶めかしさを見てしまいます。汗ばんだために濃くなった、その人の香りに引き寄せられて、本能のままに腕の中に閉じ込めていて。「汗かいてるんだから」と困惑する相手を「だからだよ」の一言で封じて、ペロリと舌を肌に這わせて、さらに汗ばませれば良い
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報われなくてもいいと謙虚に思っていた人間が、両思いになって欲張りになってしまう姿が、艶めかしいですね。「好きになってくれるなんて」と奇跡にすら感じたのに、両思いの実感が芽生えるにつれて、「もっと見て」「もっと構って」と欲が増えてしまって。自身に呆れながらも、後戻りできなければ良い
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「可愛くて仕方がない」ことがだだ漏れの状態で放たれる、「可愛くないなぁ」という一言が好きです。言われた側は咄嗟に「可愛くありませんから」と反論し、笑みを深めた相手に「本当そういうとこ…」と呟かれて欲しい。好意の示し方が分からない人も、相手の真意が分からない人も大変可愛いらしいです
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「君がいないとダメなんだ」という言葉には甘い毒がふくまれていますね。口にしている側はただの「愛してる」のつもりだったのに、口にされている側は日に日に「この人は自分がいないとダメになるんだ」と思いつめていって、自分こそ"相手がいないと生きていけない人"に成りかわってしまうのが耽美です
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我儘な人と、世話焼きな人のカップルがいたとして、世話焼きが戯れで「お前の我儘に付き合えるのは俺ぐらいだけど、俺がいなくなったらどうすんの?」と尋ねたら、我儘は不思議そうな顔で「え?君が僕から離れられるの?」と返して欲しいし、世話焼きはそれが未来への約束に聞こえて言葉失って欲しい
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誰にでも好かれる人に、恋をしてしまう人の葛藤が美しいです。誰にでも優しいのだから、自分は勘違いしてしまっただけなのだと分かって。誰からも好かれているのだから、選んではくれないとも分かって。「でも自分は、この人じゃなきゃいけないんだよな」の結論が出てしまって溜め息を吐いたなら良い
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「キスマークは独占欲や束縛欲のあらわれ」と言いますよね。普段は素知らぬフリをして内面に、相手を自分だけのものにしたい欲望を押し殺している人が、肌を重ねている時にばかりは本能を感じてしまって。吸い寄せられて美しい肌に歪んだ跡を残して、「この人を独り占めしている」と満たされたなら良い
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相手がつらく苦しんでいる時に、なにも言わずに黙って寄り添う人は魅力的ですよね。膝を抱えて動かない相手の隣に座って、もたれてきたら抱き込んで、震えている身体を撫でてあげて。「…なんにも聞かないんだね」の言葉に、「言いたくなったらで良いから」と返して、その優しさで泣かせてあげてほしい
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些細な触れ合いに、愛を実感する人が愛おしいです。ふと予定より早く目覚めてしまった時、かたわらで眠りにつく相手が穏やかな寝息を立てていて表情も安らかなものであることに安堵して、眺めているうちに我慢できなくなってしまって。静かに抱きついて、体温を感じて、小さな声で「好き」と呟けば良い
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背の低い人が、自分より高身長な相手にキスをする一瞬が色めいています。いつも相手のタイミングで、かがまれて唇を重ねられることに苛立って、グッと胸元を掴んで自分へと引き寄せて背伸びをしながらかすめて。満足して離れかければ、火がついた相手に一瞬で距離を縮められて燃やし尽くされたなら良い
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恋人への愛が深まるあまり、相手の匂い自体に興奮してしまう体質に変わってしまえば素敵です。恋人の服をこっそり盗んで深呼吸を繰り返せば抱きしめられているような錯覚が起きてドキドキしてしまう自分がいて。「変態みたいだな…」と後ろめたさを覚えつつも匂いに囚われて、癖になってしまえば可愛い
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普段はお堅い恋人が2人になるとすぐ触ってくるから、「えっち!」とからかったら「えっちだよ?恋人が今日も可愛すぎるから、触りたくなっちゃうし、今も不純な想像膨らませちゃってるよ?でももちろん、大好きな君に対してしかそんな気分にならない。えっちで悪い?」と淡々とした反論にあってほしい
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人前では敬語で話している2人が、2人きりの時は飾らない言葉で話していると色っぽい雰囲気を持ちますね。敬語のくせが抜けない相手の手を捉えて「ねぇ」と微笑み、「今は2人きりだよ?タメ口で喋ってよ」と頼み、指の触れた先から赤くなった相手に「……そんな簡単にできませんよ」と呟かれたら良い