476
相手の声に胸を弾ませるのも素敵ですが、相手の声に心を穏やかにされるのも魅力的ですね。眠りに落ちるはざまで名前を呼ばれるからじんわりと胸に幸福が広がって、「君に名前呼ばれるのだいすき。しあわせ」と笑顔で呟いて、「だったらもっと呼んであげるね」と甘い呼びかけの中で、意識を手放せば良い
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縋るように口にされる「拒まないで」の一言に惹かれてしまいますね。自分の恋心を罪悪だと思っている人は、泣きじゃくりながら「どうしてもあなたが好きなんです」と想いを告げて、「ごめんなさい」と繰り返し口にして、「受け入れなくていいから、せめて拒まないで」と最後の許しを求めてしまえば良い
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寝ている相手にこっそりとするキスがいじらしいです。いけないことだとは分かっているのにどうしても"したい"という衝動を止められなくて、しばらく悩んでから身体に覆いかぶさって、ふっくらした感触を楽しんで。離した唇をそっと指でなぞって「秘密ができちゃったな…」と1人恥ずかしく考えたら良い
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セックスにお仕置きの名目をつけて「お仕置きだから喜んじゃ駄目だよ」と余裕のない息のもとで囁く話も良いですし、ご褒美の名目をつけて「ご褒美にさせてあげる。…嬉しそうにしてよ」と妖艶に相手を引き寄せる話も良いですね。表裏一体のお仕置きとご褒美が、最中に完全に同化する展開は魅惑的です
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相手の声を好きになる展開は、艶めいていて素敵です。従いたくないのにその声には抵抗が出来なくて、囁かれたら耳から全身に熱が回って、1人でいる時も声が蘇って恋心を実感する人は可愛らしいです。相手に「名前を呼んで」と頼んで、望み通りに名前を呼ばれたら幸せそうに笑って欲しいです
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「依存されたい」との思いから、相手に尽くす人の計算高さが、いじらしいですね。毎日「愛してる」と言うのも家事をするのもプレゼントをするのも全部、「自分がいなくなったら生きていけなくなってほしい」とズルい願いからで、「君って本当に優しいね」と無垢に笑われるたび胸が焦げてしまったら良い
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「きて」の一言は、切羽詰まった音になってほしいです。恥ずかしがり屋の人が、意地悪な相手に、言葉でも触り方でも焦らしに焦らされて、いつもの自分を蕩かされて、いつもなら答えないであろう「どうしてほしいの?」の質問に一瞬だけ躊躇って、「きて」とたった二文字の精一杯のおねだりをすれば良い
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今まで知らなかった相手の美しさに、恋をした瞬間に気付いてしまう姿が愛おしい。それまでは距離を縮められても間近で見つめられても平常心でいられたのに、今は見返すだけで「なんて綺麗な人だろう」と熱が上がってしまうのを止められなくて。「なんで気付かないでいられたんだ」と赤い顔を覆えば良い
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キスが上手い人の特長は、「唇がふっくらと厚くて柔らかそうに潤んでいること」という説があるそうです。潤んだ唇の人を好きになってから、毎日その人の唇を見つめては、「あの唇に触れたら柔らかくて気持ちいいんだろうな」と考えることを止められなくて、自分で自分の唇を無意識に触ってしまえば良い
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肌を重ねている最中に声はたっぷりとあげるけれど、頭で考えている余裕はなくて、ただ「すき」と舌ったらずに繰り返すばかりの人がいじらしい。甘く濡れた声で「すき。だいすき。あいしてる」と告げてくるから、相手も胸をひたひた満たされて、「僕もだいすきだよ」と顔中にキスを落としてあげれば良い
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相手に好き好き大好きと日々人前で告白する人と、告白を「やめろ」と日々切り捨てる人がいて、周囲は切ない片思いだとからかったりしているが、実は告白している側は恋愛感情は抱いていないのに対し告白されている側は恋愛感情を抱いていて、切ない片思いの矢印の真相が違うという関係性に惹かれます
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朝の些細な戯れから、少しずつ色めいた空気になだれ込んでいく恋人達に惹かれます。ただの慣れで身体を抱き寄せて、世間話をしながら輪郭をたどっていたら、不意に甘い声を出されてしまって。「…ばか!」と恥ずかしげに諌められるから、なんだか落ち着かなくなってきて、手の動きに意味を込めたら良い
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相手の前でしか泣けない関係は美しい繋がりに見えますね。人前ではどんなにつらくても毅然としている人が、恋人に「つらい時は泣いてもいいんだよ」と頬を撫でられたらスルスル涙を流し出して止まらなくなって「よくがんばったね」と頭を撫でてくる手のあたたかさに涙の冷たさを忘れてしまえば良いです
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「キスで返して」の意味の口紅をプレゼントされて赤くなったり、「君を独占したい」の意味の香水をプレゼントされてその場でつけたり、服をプレゼントされて「脱がせるくせに」と呟けば「趣味の服を脱がせたいからね」と囁かれたりする姿は魅力的なので、恋人への贈り物には甘美な意味を込めて欲しい
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相手の顔が大好きで、相手の顔にとことん弱い人に胸ときめきます。腹が立つこと起こされて許さないとその瞬間は思っても、大好きな顔が悲しげに歪められて「ごめんなさい」と口にされたら、これ以上こんな表情はさせたくないとたまらなくて。気が付けば「いいよ」と返して、ほころぶ顔に見惚れたら良い
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唇へのキスの代わりに、髪にキスをする姿に心動かされてしまいます。甘い空気になって人前で顔を寄せたなら、「ダメ」と口を押さえられてしまうから少し気分が斜めになって。髪を掬い上げて素早くキスをして「残念」とこぼして。一瞬で赤くなった相手に「ダメって言ったのに」と拗ねられてしまえば良い
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「好きな人に何度も繰り返す言葉はアイラブユーと変わらない」と言うならば、一見険悪な2人お決まりの「君が嫌いだ」「俺も嫌いだよ」の応酬も、「愛してる」「俺も愛してるよ」という告白に相違ないですね。嫌悪を確認し合っているようで好意を確かめ合っている、2人だけのアイラブユーは素晴らしい
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体格差のあるカップルは、体格がいい側が華奢な側を膝の中に抱き込む形で座っていると愛らしいですね。体格がいい側が、お腹に手を回したり肩に顎を乗せたりして「ねー」とねだると、華奢な側はすぐに察して振り返りながらキスをして。「もうちょっとだけ待ってて」と頭ポンポン撫でてあげたら良いです
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酔うと素直に甘えられるようになる人が愛おしいですね。酔ったら相手の膝の上にまたがって「ねえ、優しくしてくれないの?」と首筋に顔を擦り付けて。最初はあしらっていた相手も、次第に身体に火がついてどうしようもなくなって「後で酔いがさめてから文句言うんじゃないぞ」と荒々しく口付けてほしい
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相手の顔に惚れ抜いている関係性は、甘美かつ強固です。自分が相手の顔に惚れている自覚がある人は「この顔には逆らえない」と何をされても相手を見つめたら許してしまえば良いですし、相手が自分の顔に惚れている自覚がある人は「本当にこの顔が好きだね」と優越感に身を浸しつつ綺麗に笑えば良いです
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相手の弱っている姿にこそときめいてしまう人は歪で素敵。熱でぼんやり目を潤ませたり、疲労でぐったり横たわったり、怪我でじっとり冷や汗をかいたりして自分の助けを必要としている相手を見ると、イケナイ引力を感じて「ずっと弱ったままだったらずっと僕の助けが必要なのに」と妄想がよぎったら良い
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普段は滅多に口にしない人の「愛してる」は、毒のように甘いですね。愛情表現が豊かな人が、からかうつもりで「こっちばかり愛してるみたいだね」と言えば、本気に取られて「そんなわけないから」と強く口にされて。「それならどう思ってくれてるの?」と甘えてみて、貴重な5文字を引きずり出せば良い
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背後から抱きしめる形の触れ合いは、最初の驚きが強いからこそ夢を見てしまいます。突然腕を回されて、震えた身体をなだめるように密着されて。「な、なに?」と声を上げれば「ただ君にくっつきたくなっただけ」と返されて。その声の近さや当たる吐息にも煽られて、ますます体温が上がってしまえば良い
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酔ったフリをして、相手に甘えてしまう人がいじらしいです。「力が入らない」ともたれたら受け止めてもらえて、「喉が渇いた」と言ってみたら丁寧に水を飲ませてもらえて、ゆっくりと頭を撫でられながら「朝まで面倒見てあげる」と囁かれるから、「一生朝なんてこなきゃいいのに」と考えてしまえば良い
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生きていく過程で無理して笑う癖を身につけて笑顔を手放せなくなってしまった恋人が、眠りについている時だけ無表情をさらしてくれるものだから、その安らかな頰にそっと触れて「…楽しくない時は笑わなくてもいいのに」と呟き、この顔を見れるのは自分だけなんだなと少し寂しくなるのがほろ苦くて素敵