阿部利彦(@zubattored)さんの人気ツイート(古い順)

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発達障害のお子さんと関わる時には「あれもしてはいけない」「これもしてはいけない」と言われるので、専門的知識とずば抜けたセンスのある人でないと関われない雰囲気になっている。特別な人にしか支援できないのではなく特別支援を日常化したいが、特別支援がますます特別になっていくようにも感じる
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先日、とある所で出会った生徒さんは字を書くことのつまずきに苦しんでいる。全般的な知的な遅れはなく、話すことに問題なく、運動も得意な方。そのため、ずっと支援にたどりつかなかった生徒さん。ひたすら、たくさん書く特訓をすれば書けるようになると思われてきたのだった。気づかれにくいつまずき
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自分が子どものころに「間違ってもいいんだよ」とか「わからないことは人にきいてもいいんだよ」とか「友達の解き方を真似して解いてもいいんだよ」なんて誰も教えてくれなかったなあ
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「困った」と言っていいんだ、と思える子どもが増えるといいなあ。「困った」と言ってみてよかった、誰かに相談してよかった、という経験を積み重ねて欲しい
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ちょっと悲しいことがあった。ホテルの朝食バイキング。食べている途中で飲み物とフルーツを取りに行って、席に戻ったら私の食事が下げられていて、もう別の人が座って食事をしていた。レストランスタッフがてきぱきと。席も食事も消え「あっ」と声を出してしまった。食事中のプレート作ればいいのに
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すごい反響。皆さん同じような経験をされているんですね。ちなみに和食中心のバイキングなのでフォーク&ナイフもナプキンもありません。
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「これだけ支援をしてやっているんだから発達障害があっても子どもの側も少しは努力して欲しい」と言う人たちがいたので「いや、すでに充分頑張ってますよね」「合理的配慮は、やってやってる、じゃありませんよ」とはっきり言ってしまってシーンとなった
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最近いろんな人にきつく言ってるので気をつけようと思ったんだが、どうしても我慢ならんかった。でも、一緒に行った同僚がそのあと追い討ちをかけてガツンと言ったので、私の方が多少マイルドになった
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道徳で「辛いことがあっても夢に向かって努力すること」がテーマ。「努力する」の子どもはピンク、「努力したいが難しい」はブルーのカードを選ぶようにする。多数派はピンクを選ぶ。先生はブルーを選んだ子に「なぜ努力できないの?」と聞く。児童が皆「おかしい」といい、その子をピンクに変えさせる
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「努力したいが実際は難しいことがあるよね」はその授業では無いもの。だったら、最初から先生が「人はね、努力しないといけないよ。辛くても我慢するんだよ。分かったかな」と言って3分くらいで終わりにする方がいい。最初からその授業ではオチが決まってるんだから
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道徳に限らず、多数派が大きい声で少数派の意見を変えさせて、全員が同じ意見に統一されて終わる、って授業が時々あるんだけれど、それを対話だと思っているのなら残念だなあ
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子どもがちゃんと「困った」と言うことができているのに「そんなこと大したことではないよ」「気にするな」「そんなことで困らないの」「我慢が足りない」と大人が返す場合がある。で、子どもがあきらめて困っている気持ちをひっこめてしまうことってあるよな
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小学校低学年からずっと書くことに苦手さがあるお子さん。WISCでも処理速度がかなり落ち込んでいるのだけれど、学校が「全ての教科で黒板をうつしきる」という目標を設定しようとしていたので、説明をして目標修正してもらった
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板書について「書くことは考えをまとめることにつながるから書字困難の子も頑張って欲しい」という意見があったけれども、書字につまずきがあるお子さんは黒板をうつすことにエネルギーを消費して、書きながら板書の内容を理解する、書きながら自分の考えをまとめる、を同時に行うのは難しいのです
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書字に困難があるお子さんの場合、単に黒板を丸写しさせる特訓をするのではなく、そのお子さんに例えばデジタル付箋の使い方やシンキングツールの使い方を教えることで、自らの考えを整理する方法を身につけてもらう方がよいと思います。お子さんの学び方がひろがるのではないでしょうか
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「発達障害のお子さん=問題行動」みたいに捉えている人がいるんだけれど、小・中学校には全般的に知的な問題はないけれど静かに困っているお子さんがかなりいるんだけどな
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ここ数年、中高生で生徒本人は困っていて受診を希望しているけれど、保護者が反対する、というケースに出会う機会が増えた
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作業療法士をしているゼミ生から「姿勢保持と手の巧緻性は関係している」という話を聞いて納得した。実は親指が重要な役割をはたしている、と教えてもらって「そういえば親指の機能ってふだん気にしてないな」と思った
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子どもにとって先生から⭕をもらうことは大人が思っている以上に重要なことだと親になって知った。うちの子が小2の頃、ノートやテストに絶対に⭕はつけない、❌と点数だけつける、というポリシーの先生が担任になった。「今日も⭕もらえなかった。お勉強うまくできない」と我が子はよく悲しんでいた
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巡回先で、授業中ふらっと教室を出ていくお子さんと出会うことがある。中には医療機関から「この子は発達障害ではない。何の問題もありません」と言われてくることもある。そうなると先生方は「じゃあ、ちゃんとできないのは単なるわがままなんだ。厳しく叱ろう」と判断してしまう場合もあるんだよな
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就労している発達障害者の方々へのインタビューで、興味深いお話が。何人かの方から、支援の専門家に求めることとして「書籍に書いてあるような発達障害の基礎知識のようなことではなく、より具体的な助言が欲しい」「あいまいな共感や叱咤激励ではなく建設的なアドバイスを」など共通する内容があった
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ある特別支援学級の先生が大切にしていることをお話してくれた。「日常の当たり前と思える生活も苦労している子どもたちです。いろいろ配慮しても、学校でうまくいかなくてイライラすることも多いので、子どもたちが次の日までそのイライラを持ち越さなくてすむようにまず心がけてます」ほんと、大切
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算数の文章問題を解いている時、子どもが「足すの?引くの?かけるの?割るの?」と聞いてくる時には、問題の意味が分かっていないということなんだよね。その時に大人がやってはいけないのは「ここに、合わせて、って書いてあるから」とすぐ言葉だけに注目させることだったんだ
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そうか、「不登校のお子さんがオンラインで学習できるようになると余計学校に来なくなるからよくない」という発想もあるのか。どこでも学べる時代っていいな、と思うんだが
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「もしあなたがごんぎつねだったら」に「きつねじゃないから分かりません」と真面目に答えたお子さん。「ある人のために、その人には気づかれないようこっそり何度も良いことをしてあげている。そんな時、気づいて欲しい気持ちもあると思う?」と聞くと「ぼくだったらあると思います」と答えてくれた