阿部利彦(@zubattored)さんの人気ツイート(古い順)

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定期的にお邪魔している中学校でChromebookを導入したら、場面緘黙の生徒さんが授業に参加して自分の考えを積極的に書き込むようになった、という嬉しい報告が。
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ある生徒さんが「毎回の黒板を写真にとらせていただけませんか」と先生方に要望した。学校側は保護者とも検討。多くの先生は事前に板書計画を立てるのでその画像か、授業後先生が撮影した写真をプリントアウトして持ち帰ることが出来るようにした、と。先日お邪魔した中学校の取り組み。これも嬉しい。
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「黒板を必死になって生徒が書きうつす」ということも少しずつ変わってきている。ある中学校では黒板とモニターを併用。モニターに先生が提示した資料はGoogleクラスルームにアップされているので、生徒は自分のペースでスライドを操作し、ポイントを書く、スライドを見返して確認する、が可能となった
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長年作りたかった本が出来ました。相談員時代、作文のサポートをしたい子どもたちがたくさんいたのですが、その時はまだサポート方法がはっきりしませんでした。藤野博先生、UD湘南の先生方、東洋館出版社と出会えたからこその本書です。作文でしんどい思いをしている子どもたちの助けになりますように
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なんと、サクサク作文サポートがamazon国語ランキングで1位となりました。本書が特別支援教育ではなく、一般の国語ランキングで1位になったことは大変ありがたいです。特別支援教育の手立ては特別ではなく、より多くの子どもたちを応援できるものだと考えています。
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すごく困っているんだけど、困り方が分からない(どう表したらいいか)子っていますよね。それで「困っていない」という扱いをされてしまう。
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「あの子はプライドが高いから困っても助けを求めない」と担任の先生は言っていたのだけれども、相談でその子の話をじっくり聞いていくうちに「困っていることがあっても周りに心配をかけたくない」と話してくれたことがある。
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他の子を叩く子について、ある相談員さんが「大人の関心をひきたい行動だからなるべく怒らず無視して」とアドバイスしたそう。でもその子の行動はむしろ増えた。実は「他の子に先に叩かれていて叩き返していた」ためだと行動観察と情報収集で分かった。そうするとかなり話がちがってくる。
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昔のことだけれども、教育相談員の中には子どもに無理やり自己開示させたがる人もいた。学校にも「子どもに自己開示させて当然」といった風土があるかもなあ、と気づいた。「さあ、正直に話してみて」ってよく使うけど、正直に話してその子が損することってかなりあると思うし。
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園巡回にて「ふわふわとちくちく」という絵本の読み聞かせ場面を見る。その後、先生と4歳の子どもたちとで、ふわふわ言葉とちくちく言葉についての話し合いをしていた。子どもたち、お話の途中で立ち上がるくらいみんな真剣。子どもからのちくちく言葉で印象的だったのが「真似しないで」だった。
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子どもたちがあげたふわふわ言葉で印象的だったのは「うまれてくれてありがとう」と「結婚して下さい」だった。
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その後先生がリフレーミングをするつもりなのが分かり「4歳に無理じゃないか?」と正直思った。「絵本貸してと言われた時、イヤだってお返事したら、ちくちく言葉だよね。ふわふわ言葉にするにはどう言えばいいかな?」と先生。すると子どもたちが「もうちょっと待ってて、はどう?」と言ったのだ。
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もう一つ、子どもがあげたちくちく言葉は「おそいよ」だった。この言葉に子どもは傷つくんだな、と。
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4歳の子に聞くちくちく言葉だから「ばか!」とかかな、と予想していたけどちがっていた。もちろん、この園だけかも知れない。ちなみに「おそいよ、はどんな言い方がいいかな?」と先生が聞くと「待ってるよ」と子どもたち。なかには「~の歌(ききとれず)がおわるまでにね、はどう?」という案も出た
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絵本のタイトル、正しくは「ちくちくとふわふわ」[CHICORA BOOKS(ちこらブックス)]でした。
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小学校1年生の教科書を読むと分かりますが、子どもが最初に文を作る学習では、まず主語と述語の関係(構造)を学び、次に練習としてイラストを見て主語と述語の関係に気をつけながら短い文を作るというものです。何もないところからいきなり文を作るわけではありません。文を作るための材料があります。
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こちらはよかれと思って「大丈夫?」と聞くと、本当は大丈夫じゃなくても「大丈夫です」という子はいる。「分かった?」にはすぐ「分かった」と答える。本当はまだはっきりしていなくても。「困ったことない?」にも「特にありません」と。どこからを「こまった」状態というかでも子どもは悩む。
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「こまったことがあったらいつでも言ってね」と声かけしても「いつでも、っていつ?」と悩む子もいる。
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先生が「分かった?」と聞くと子どもは分からなくても「分かりました」と答えるのは、学校で「指示は一回できくこと」という考え方が根強いのとも関係があると思う。子どもが「分かりませんでした」といったら「ちゃんと聞いてないからだろう!」と怒られることは多い。だから分かったふりをする場合も
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入園当初一人遊びが中心だったお子さんが、夏くらいからおままごと遊びに参加するようになった。しかし、お父さん役や子ども役として他児にアドリブでかえすのが上手に出来ない。そのうち自ら「宅配便の人」という役割を見つけ、適度な距離感でおままごとに参加できるようになった。
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先日は他の子から「はいたつおつかれさま。のどがかわいたでしょう。どうぞ」と言われ、おままごとの家(木の大型積み木で囲まれたスペース)にまねかれて談笑できていた。
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園児のごっこ遊びは設定が目まぐるしく変わるのでイメージが追いつかない子もいる。急なストーリー展開もしょっちゅう。そういう中で子ども自身が上手にふるまえる役割を見つけられるといいんだな。
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「ペット役をやっていた」という方いらっしゃいますね。園でも確かによく見かけます。いちいちセリフを考えなくてもいいから楽みたいです。
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勤務地域の異なる先生方から続けて同じ話題をうかがう。通常学級で十分学ぶことのできる子どもを支援級に転籍させるケースが多いという。その先生方は特別支援学級の重要性はご存知である。先生方が心配しているのは、子どものためというより学校側の都合で転籍させるケースが多くなっていること。
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レストランで子どもがメニューを選んだ時、つい私が「こっちも美味しそうだよ」と言ったら「そっちにして欲しいということ?それは誘導だよ」ときっぱり。普段子どもの選択を尊重しているつもりだが、そのように受けとる時もあるんだなと反省。子どもがちゃんと言葉にしてくれてよかった。