阿部利彦(@zubattored)さんの人気ツイート(いいね順)

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例えば妊婦さんの体験で一部の男性が「軽い、軽い」「平気、平気」と腕立て伏せやスクワットをし始めたとする。「だから疑似体験は無駄だ」と捉えてプログラム上の問題とするか、「そういうふるまいをする人が今後こまやかに妊婦さんに寄り添えるか」を問題にするのか、でいろいろ変わってくるよね
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先生から「学級の子どもたちの心を一発でつかむ一言があったら教えて下さい」と言われたので「そんな都合のよい一言はないし、もしもそういう言葉があったとしたらかえって怖くないですか?」と返した。
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先生の左遷先を特別支援学級にする、という考え方を学校長や教委が改めなければならない。
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ある小学校で高学年担任(通常の学級)から宿題の話を聞いた。その先生はクラスの児童一人一人に対してまず4月に面談し宿題(量や内容)を個別に決めていく、とのことだった。子どもたちの考えと家庭の方針などを考慮して適宜調整していく必要がある、と。先生はそこまで考えているのか、と驚いた。
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授業中ヒントカードを何種類か用意している先生(通常学級)が「難しい、出来ないなと思った人はヒントカードあるから欲しかったら声をかけて下さい」ではなく「自分の考えを確かめたい人、もう少しはっきりさせたい人はGoogleクラスルームにプラス資料があるからよかったら見て下さい」と声かけしていた
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困ったことがあると、それは自分自身が悪いので人に隠さないといけない、と思っていた生徒がいて「困ったことって人に相談していいんですね」と言われたことがある。
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年齢以上のイメージを持つその子が悪いわけでも、そのイメージを理解出来ない周囲の子が悪いわけでもない。ソーシャルスキルの問題でもない。遊びの中で感じる伝わらなさ、物足りなさ。その子は豊かなイメージの共有を求め、どうしても大人の近くにいたがる、話したがる。そのことは理解できる気がする
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先日は他の子から「はいたつおつかれさま。のどがかわいたでしょう。どうぞ」と言われ、おままごとの家(木の大型積み木で囲まれたスペース)にまねかれて談笑できていた。
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中学校の先生が「最近の中学生は、部活の試合行くための集合場所と時間を口頭で伝えたのに、きちんと集まれないんですよ」とおっしゃったので「すいません。私も無理です」とこたえた
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ポンズ、ジェームズポンズ
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以前もつぶやいたLDの子(小学校高学年)の話。「先生(通常学級)が私のプリントだけ全部ひらがなにしてくれたんだ。でもすごく読みにくくて」と私に話してくれたので「かえって読みにくいね。先生に伝えようか?」と聞くと「せっかく先生が優しくしてくれたのに?いいのかな?」と悩んでいる様子だった。
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「こういうことで困っている子ども(人)たちがいるんですよ」というとすぐ「私は困ってませんよ」って言う人、仕事では時々出会うなあ。あと「そんなことで困るなんてね。私は平気ですよ」みたいな。
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園児のごっこ遊びは設定が目まぐるしく変わるのでイメージが追いつかない子もいる。急なストーリー展開もしょっちゅう。そういう中で子ども自身が上手にふるまえる役割を見つけられるといいんだな。
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数を数える、数を書く、数の質問をするのが好きな4歳の子。数以外の会話は難しく、先生が例えば「トイレに行きたいの?」と聞くと「トイレに行きたいの?」とかえしてくる。ところが先日の巡回で一緒に数を数えて遊んでた時に「あれ、いくつまで数えたっけ?」と聞いたら「わかんない」と言ってくれた
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私もLDの大変さを少しでも知ってもらいたいと研修でもいろいろ工夫しているけれど、先生方の「私だったらできる!」という感覚にひっぱられるとは思っていなかった。困っている立場をイメージしてもらうって難しいんだな。
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先日、あるASDの方が「食に全く興味がない」さらには「空腹感というのが分からない」と教えてくれた。
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「三枚のおふだ」でも「あなたが小僧だったら」ではなく「もし山姥に追いかけられたとしたら三枚のお札をどう使うか、あなたならアイデアある?」と聞いた方がイメージしやすいことがある。「もしあなたが他人だったら」ではなく「もしもあなたがこういう状況だったら」の方が物語とつながりやすい
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おかげで「ビッグカツって本当に油で揚げているんだね」「広島の会社なんだ」と、なにげない会話ができた。
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先日、発達相談にご両親がいらした。そのお子さんのよさ(持っている力)をどうしてもご両親に伝えたいと思ったら、相談時間を延長してしまった。帰り際「子どもたちの教育的サポートをされている阿部さんのような人が日本にもいると知り嬉しかったです。重要な仕事をされてますね」とご両親(英語圏の方)
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合理的配慮や個別支援に対して「これは卑怯」という言葉を使う先生に今も時々出会う。
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「登場人物の気持ちが分からない」という子どもの「分からない」にも様々な背景があります。考え過ぎて分からなくなることもありますし、現実的にあり得ないから分からなくなることもあります。人の気持ちが理解できない冷たい子であるとか、「教育の敗北」であるとか、決めつけないで欲しいのです
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こだわれるものを増やすと、こだわりが少し緩和されることがある。
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就労支援のケース。「Aさんは最近仕事に慣れてきたため、仕事が雑になってきた」という記録があった。Aさんは手の巧緻性や目と手の協応動作に課題があるため、慎重に作業をしていたが「そろそろもう慣れたはずだからスピードアップしなさい」と言われ、焦ってミスが増えた、ということが分かった。
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IQが130以上あり通常学級で扱う授業内容(学年相当の)が分かっているため途中で飽きて教室から抜け出すようになった小1のお子さん。ある日ふらっと学習室(特別支援の教室)をのぞき「ここで勉強してもいい?」と言ったそう。今では学習室で上級生用の課題に取り組み、終わったら他の子に勉強を教えている
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もう一つ、子どもがあげたちくちく言葉は「おそいよ」だった。この言葉に子どもは傷つくんだな、と。